2016年12月2日更新

【猫から人にうつる病気】夏に多い!犬やノミからもうつる「猫引っ掻き病」とは

生まれた時から犬や猫と暮らしているワタクシ。当然ですが、犬や猫に噛まれたり引っ掻かれたことは数えきれません。

今までに猫に噛まれて病院へ行ったのは1度だけ。その時のかみ傷は今でも跡が残っています。
しかし、【猫から人にうつる病気】というとなんだか恐ろしい感じがしますが、健康な人間なら自覚症状がなく、自然に治る事もほとんどです。

しかし!夏に多く、特に免疫力の弱い子供にはちょっと気をつけて欲しいのが「猫引っ掻き病」です。あまり知られていないようですが、日本の猫のおよそ1割がこの病気の菌を保有していると言われています。

犬やノミからもうつる!猫引っ掻き病とは

「猫引っ掻き病」と聞くと、猫に咬まれたり引っかかれたりすることによって人間に感染すると考えられがちですが、この病気はバルトネラ・ヘンセラ菌という菌によって引き起こされる、リンパ節の炎症を起こす感染症です。感染猫の血液を吸ったネコノミや犬もこの菌を保持しています。

日本では猫の9~15%がバルトネラ・ヘンセラ菌を保有しているといわれ、1~3歳の若い野良猫に多い傾向があります。初夏から秋にかけての夏季に感染することが多い病気です。

猫引っ掻き病の症状

猫引っ掻き病は気が付きにくい病気だと言われています。その理由として、猫にひっかかれてからおよそ数日から10日後に症状がでることが多いからです。

手を引っ掻かれた場合は腋窩のリンパ節がぽこっと膨らむ事が多く、足の場合は鼠径リンパ節が腫瘍のように膨らみます。

猫に引っ掻かれたからだとは思わず、もしかして腫瘍?と思って病院を受診することが多いといいます。症状としては発熱が長く続き、全身倦怠、関節痛、嘔気という症状が出る事もありますが、無自覚で特に治療を行わなくても、自然に治癒することも多い病気です。

子供や高齢者は注意

どんな感染症でも言えることですが、小さな子供、免疫不全の人や、免疫能力の落ちた高齢者は注意が必要です。猫引っ掻き病は重症化した場合は麻痺や脊髄障害に至ることもあると言われています。

子猫を拾ってきて引っ掻かれたという子供が10日くらいたってから発熱したときなどは、念のためこの猫引っ掻き病を疑ってみてもいいかも知れません。

この猫引っ掻き病はヒト以外の動物では一般に無症状ですので、犬や猫が発症することはないそうです。

いかがですか。ペットを飼っている方で、ある日脇の下に何かしこりのようなモノを発見したという場合、無自覚で症状がなくても念のため病院を受診してみて下さい。ほとんどは自然治癒しますが、重症の場合は抗生剤の投与が必要です。

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