2016年11月28日更新

ベルギーの猫祭り!起源と悲しい歴史の真実とは?

TV番組の「世界ふしぎ発見」でも取り上げられたことがある「ベルギーの猫祭り」。この“猫祭り“はベルギーのとある小さな町で、3年に1度開催されているお祭りです。

猫に扮してパレードに参加する人の数は、なんと1万5千人!町の人口の半数に当たります。過去には、生きた猫を塔の上から落としたという黒い歴史があるとも言われています。

そこで今回は、”猫祭り“はどのような経緯で行われていた祭りなのか由来や歴史に迫ってみたいと思います。

1万5千匹の猫のパレード!

Cat and Narcissus
ベルギーにある人口3万5千人ほどのイーペルという町では、3年に1度開催されるお祭りがあります。参加者が猫に扮した山車を引いたり、自慢の衣装で踊ってパレードを盛り上げます。

元々は町に住む人だけで始めた猫祭りですが、今では国内外から多くの人が訪れます。始めは見ていた人も次第に楽しくなって、飛び入り参加してしまう人もいます。

参加者は自分の顔に猫のメイクをしたり、自慢の猫の衣装を着たり、準備から楽しんでいます。何せ3年に1度のお祭りなので、気合いが入っているのかもしれませんね。

猫祭りには驚くべき黒い歴史があった?

12世紀以降、毛織物産業で栄えたイーペルでは、ネズミから保管する製品を守るため、多くの猫を飼っていました。

14世紀に入ると、当時ヨーロッパで流行したペストは”魔女の仕業”と考えられました。当時、猫は”魔女の使い”と信じられていたからです。そして、猫を可愛がっていたイーペルの人々に矛先が向けられ、世に言う”魔女狩り”が行われたのです。

イーペルの人々は疑いを晴らすために、塔から生きた猫を投げて殺していたのです。いつしか、1年に1度の行事となり、1817年まで行われ続けてきました。

歴史には、思いもよらない黒い過去があるものですね。

イーペルの猫祭りのはじまり

Cats
では、イーペルの人々が70年以上前から猫祭りを続けているのはなぜでしょうか?

実は、命を奪われた猫たちや魔女狩りなどの黒い歴史を忘れないために始まったお祭りだったのです。

猫に扮した1万5千人のパレードは、命を奪われた猫や魔女狩りをテーマに行われます。クライマックスには、道化師によって投げ落とされた猫のぬいぐるみを手にした人が幸せを手にするという形で幕を閉じるのです。

さいごに

いかがでしたか?お祭りというと、昔からある儀式やお祝いのような楽しいイメージをすることが多いかと思います。でも、猫祭りには悲しくも暗い歴史があります。

イーペルの人々にすれば、消し去ってしまいたい過去ですが、しっかりと過去に向き合い学ぶ姿勢はとても素晴らしいものです。

日本では過去に例をみないほどの“猫ブーム”です。猫に癒されるばかりを考えるのではなく、猫の立場になってみることも大切なのではないかと改めて感じさせられました。

尊い命を大切にしていきましょう。

ペット生活



編集部

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