2016年12月28日更新

なぜそんなところに…なぜ猫は小さな箱に入りたがる?

ペット生活

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編集部

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普段の生活の中でも、猫は狭い場所に潜りこんですやすや寝ていることがあります。「なぜそんなところに?」と思ってしまいますが、猫にとっては祖先の行動の名残として、ごく自然なことなのです。猫と一緒に暮らす上で、安心できる場所を作ってあげることはとても大切になります。

 

猫が狭い場所を好む理由とは?

猫が暗くて狭い場所、窮屈な場所を好むというのは、狩猟生活をしていた頃からの記憶として猫に備わっている習性です。もともと、猫は野生の中でも、穴や木の陰など、薄暗いところで外敵から身を守って生活していました。また、獲物を獲ってきた際には、見つからない場所に持って行って食べていたといわれています。もともと猫は、獲物をしとめる時も、物陰でその瞬間を待ちます。猫にとって狭い場所、暗い場所は、狩りをする上で必要な場所だったのです。

猫の祖先の習性の名残

猫の祖先は、野生のリビアヤマネコと言われています。この猫は、砂漠で生きる上で、岩場などに身を潜めていたと言われています。また、怪我をしてしまった時などは、外敵に見つからない場所を確保することで、回復を待っていたそうです。猫は、本能的に狭くて暗い場所を選ぶようにして生きていたのです。

狭いところでも平気な猫の体の仕組み

猫は、現代の生活においても野生時代の名残を受けて、暗くて狭い場所を好みます。一説によると、猫自身も何かに触れている狭さが安心できるとも言われています。猫は、人間と違い鎖骨がありません。また、背骨も細く、腰椎や胸椎は人間よりも数が多いという骨格を持っています。そのため、狭いところでも、体を柔軟にして入りこむことができるのです。どんなに狭いところでも、耳だけぴんとこちらを向いていたり、影にひそんでいても顔は出口を向いていることがあります。心地よい場所であっても防衛本能を忘れないのが猫の行動の特徴でもあります。

猫がもぐりこみそうな場所は事前にチェック

普段の生活で、猫用ベッドを用意している方も多いことでしょう。しかし、新しい箱や袋が届くと、一目散に猫が入るということも多いのではないでしょうか。飼い主さんに構ってほしくて、あえて入りこみ、遊びに誘うこともあります。一方で、遊び疲れたらお気に入りの場所にもぐりこんで寝てしまうこともあります。思わぬ場所に入ってしまって、事故につながる場合もありますので、猫が入り込みそうな場所は事前に安全をチェックしておくことも大切です。

 

普段の生活から安心できる場所を作ってあげましょう

猫は暗くて窮屈な場所が大好きなため、普段から猫用のキャリーバッグを用意しておくと、動物病院受診の際や災害が起きた際に役立ちます。最近では、猫の特性を活かして、安心して入ることができるような丸い巣穴のような形になるキャリーバッグなども販売されています。猫が安心してもぐれる場所やベッドを用意しておく、普段からキャリーバッグを上手に使って慣らしておくなど、猫の特性を活かした環境を作ってあげるとよいですね。