【獣医師が解説】うちの子が吐いた。すぐ病院?それとも様子を見ていいの?

犬と猫はよく吐く動物です。
すぐに治療が必要な場合と様子を見ても大丈夫な場合があります。

 

吐いてしまった場合、のチェックポイント

時間・・・朝、夜、昼なのか、食事時間との関係(食事前後)
回数・・・1回きり、続いてる
嘔吐物・・食べ物(消化されてるか、そのままか)、液体(胃液、水)、その他(異物)
様子・・具合悪い、食欲ない、元気

胃液(黄色の液体)を吐いて、ケロっとしていて、普通に食事を食べて、
その後吐かないのであれば、様子を見てよいでしょう。
吐くタイミングが食事前などの空腹時(胃酸)であれば、
様子を見て、食事間隔を見直しましょう。
お腹が空き過ぎて、気持ち悪くなって吐く子がとても多いです。
朝食前に吐くなら、家族が寝る前に、1口食べさせてから寝る。
夕食前に吐くなら、昼食も含めた3回食を検討するか、日中のおやつをあげるだけでも改善します。

食べ物が胃に入って、腸へ流れるのに2時間ほど。
半日以上経って、食べたものがそのまま出てきてしまったら、
胃の消化が悪いということ。

食べ慣れない食事やおやつ、
消化しづらい、硬いおやつなど、
長時間経っても、消化できずに胃に残ってしまい、吐き戻ってしまいます。
食べ物ではない異物(いたずらしたおもちゃのかけらなど)もこのパターンで吐きます。

普段食べている食事がそのまま出てきてしまったら、
体調が悪いと判断しましょう。

嘔吐を連続で繰り返してる場合は、
食事と水を半日止めましょう。
胃にものが入ることが刺激になって、吐いてることもあります。

大丈夫なのかどうかは
経験として、判断できるようになってきますが、
判断に迷うときは動物病院へ相談してください。

嘔吐は気づきやすいサインです。
大きな病気の症状のこともありますし、
食べ物ではないものを飲み込んでいて、
腸につまり(腸閉塞)、緊急手術が必要な状態になってる場合の症状も嘔吐です。
危険な状態のことも多いので、
体調変化に気をつけてあげてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

箱崎加奈子

アニマルクリニックまりも 院長 麻布大学獣医学部卒。気軽に立ち寄れるペットオーナーのためのコミュニティスペースを目指し、「ペットスペース&アニマルクリニックまりも」を東京都世田谷区、杉並区に開業。病気はもちろん、予防を含めた日常の健康管理、ケア、トリミング、預かり、しつけなどを行う。2011年「女性獣医師ネットワーク」を立ち上げ、女性獣医師のための支援 として、動物病院の働き口や技術向上のための講習会の紹介を行っている。