2016年12月31日更新

【動物看護師が徹底解説!】猫の乳歯が生え変わる時期は?注意しておきたいポイントは?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

人間と同じように、猫も乳歯から永久歯に生え変わるってご存知でしたか?子猫の頃の、刺さるように鋭くて小さな歯は、大人になると太くてたくましい歯に生え変わります。最近顔のグルーミングや、噛み癖がひどくなってきたなあと感じたら、乳歯が抜け始めるサインかもしれませんよ。

 

歯はいつ生え変わる?

猫は犬より少し早く、生後3ヶ月頃から乳歯が抜け、6ヶ月になる頃には生え揃っていることでしょう。もちろん個体差はありますので、この時期に抜けたり、生え揃わなくても異常ではありません。この頃は離乳食も終了が目前で、子猫用の硬いフードに切り替えても良い頃ですから、是非歯が気になってきたかな?というサインが見られたら硬いフードに挑戦してみてください。フードを噛むことで乳歯を刺激し、生え変わりが順調に進むことでしょう。

歯の抜けかけは、猫も気になる

子供の頃、グラグラになった歯を舌でいじったり、指で揺らしてみたりした経験はありませんか?どうしても気になって触ってしまうのですが、この”グラグラ気になる!”の気持ちは、猫も一緒なのです。

食後でもないのに舌舐めずりばかりしていたり、必死に顔のグルーミングをしていたり、急にケージの柵をかじったり。猫は猫なりの方法で、抜けかけの歯と戦っているのです。時にはあなたの手を狙ってくることもあるでしょうから、噛んでも良いおもちゃ、壊しても良いおもちゃを用意して、好きなだけ噛ませてみてください。時々少量の血が付くこともありますが、あまりに多量であったり、口から滴るほどでなければ問題ありません。気になるのであれば、やめさせても良いですし、猫本人がケロッとしているのであればそのまま遊ばせてあげましょう。ただし、遊べば遊ぶほど出血が増えるようであれば、一旦お休みしましょう。

 

乳歯遺残に注意

猫は稀ですが、時々乳歯がきちんと抜けずに残ってしまうことがあります。これを乳歯遺残といいますが、乳歯が抜け落ちないことによって永久歯は空いているスペースから無理やり生えてくるので、噛み合わせが悪くなることがあります。

また、乳歯と永久歯は密着して生えてくるので隙間がなく、汚れが溜まりやすくなります。汚れがたまると歯周炎などの口腔トラブルにつながる可能性があるので、乳歯が残ってしまった場合は人間の手で抜くことになります。

乳歯遺残を予防するには?

きちんと乳歯が抜けるようにするためには、歯への刺激が重要です。物を噛みたそうにしていれば噛んでもいい物を与え、好きなだけ噛ませてあげましょう。ドライフードを食べるだけでも効果があります。ただし、噛んでも良いものと言っても硬すぎるものはやめておきましょう。木でできたおもちゃや、プラスチックのものは、乳歯や永久歯が欠けたり折れたりする原因にもなりますので、藁で編んであるものや、ゴムのおもちゃにしましょう。

見つけたらラッキー?

大抵抜けた乳歯は飲み込んでしまい、便に混じってしまうので見つけることはできません。しかし、たまに床に落ちていることもあるので、抜ける頃かなー?と思ったら、意識して床を探してみてくださいね。小さくて可愛い乳歯は、もう見ることはできませんから、1本だけでもいいので保管しておくのも良いかもしれません。見つけた乳歯は綺麗に洗って保管してくださいね。

 
 

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