2016年12月29日更新

【動物看護師が徹底解説!】猫のお腹がたるんたるん!これって肥満のサイン?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

うちの子まさか、太ってる!?と感じるほどたるんだ猫のお腹。触ってみると皮が伸びたような感触で、脂肪が詰まっているわけではなさそう…。ややこしいこのお腹のたるみ、実は大切な役割を持っているのです。

 

猫=お腹がたるんでる、ではない

猫という生き物すべてが、このたるんだ皮膚を持っているわけではありません。アメリカンショートヘアや、ベンガルなど特定の血筋の猫は、このお腹のたるみが出やすいと言われています。その他の種類の猫は、たるむ個体もいれば、目立つほどたるまない個体もいます。また、妊娠したりして皮膚が引き伸ばされると、伸びた皮膚だけが戻らずにそのままになってしまうこともあります。

なんの意味があるの?

お腹のたるみは、諸説ありますが、1番有力とされているのは、体を守るためのものであるということです。喧嘩の際に噛み付かれたりしても、致命的な傷にならないようになっているのです。犬でいうと、闘犬で有名な土佐犬もこのような皮膚のたるみがあり、致命傷を防いでいます。

 

肥満かそうでないかは触ればわかる

一見太っているように見えますが、触ってみると皮だけがたるんでいますよね。少し脂肪のような固まりが触れることもありますが、ぎっちり詰まっているようでなければあまり心配はいらないでしょう。触って皮膚に余裕がないくらい中身が詰まっている場合は、ダイエットを始めましょう

しかし、背中はゴツゴツ背骨が見えているのに、お腹だけパンパンに膨れているのは肥満ではないかもしれません。何らかの病気で腹水が溜まっていたり、腫瘍でパンパンになっていることもあるので、痩せているのにやけにお腹だけ張っているのであれば、ゴリゴリ無理矢理触らずにすぐにかかりつけの動物病院へ受診しましょう。無理に触ると臓器や腫瘍が破裂することもあるので、撫でるように触って異常を感じたら、それ以上触るのはやめましょう。

愛猫にも、ありますか?

たぷたぷのお腹、あなたの愛猫にはあるでしょうか?触ると気持ちよくて、思わずしつこくしてしまいそうですが、嫌がる場合はぐっと堪えてそっとしておいてあげてくださいね。このお腹のたるみは比較的若齢でも見られて、正常な状態なので、急にお腹がたるんできても病気かも?と疑う必要はありません。いつもこんな感じ、と思っていたら、いつの間にか脂肪が詰まっていることもあるので、たまに触って肥満へ変化していないか調べてみてくださいね。