2017年1月3日更新

【動物看護師が徹底解説!】痩せ型の愛猫を健康的な体重に近づけるためには?

猫には様々な種類がありますが、それぞれに標準体重があるのはご存知ですか?もちろん体格や性別によって体重は変わってきますが、あなたの愛猫は標準体重に当てはまっていますか?それとも少し痩せているでしょうか?もうすこし愛猫に健康的になってほしいと願っているあなた、理想体重に近づける方法をご紹介します。

痩せている猫の見分け方は?

猫は種類によって、お腹の皮膚がすごくたるんでいるのでシルエットだけ見ると肥満のように感じてしまうかもしれませんが、皮膚だけが垂れ下がっているようであれば肥満の心配はいりません。このように、姿だけを見ていても判断はつきにくいので、うちの猫はどうなんだろう?と思ったら、体をそっと撫でてみて下さい

背骨がボコボコ明らかに出ていたり、肋骨が触れたり、骨盤の形が目に見えてわかる場合は痩せていると言って良いでしょう。背骨は通常でも触れられる部分ですが、特に凹凸の凹までハッキリと触れられるようであれば痩せています。痩せてくると、顔も丸みがなくなり、頬骨が張って見えて、顔が三角に近くなります。

痩せている理由を考える

愛猫が痩せ型だと感じたら、何故痩せているのかを考えましょう。

食事が少ない?


猫はゆっくり少しずつ食べることが多いので、食事ごとに残っていてもお皿を下げている家庭は摂取カロリーが低くなっている可能性があります。猫に食事を与える時は、体重に合った量を置きっぱなしにすることをオススメします。そうすると猫が好きな時に食事ができるので、食べ足りないということもなくなるでしょう。お皿が不衛生に感じて気になる場合は、猫の食事用の皿を2枚用意して1日2回交互に出すと良いでしょう。

置きっぱなしにすると言っても、空になった時点で下げてしまっても構いません。ご飯を足す必要はなく、際限無く出し続けてしまうと肥満につながる事になりますので勘違いしないようにしましょう。皿を置きっぱなしにしても、必ずごはんが入っている状態にしなくてはいけないわけではありません。

食事を摂らない?

足りないのではなく、そもそも食欲が無く痩せていっている可能性もあります。病気にかかっていたり、便秘や尿閉でも食欲は無くなります。食欲がないと感じたら、必ずかかりつけの動物病院へ受診しましょう。

理想体重にするための対策は?

食欲があり、体調も優れているのであれば、食事の量を増やしてみましょう。理想とする体重分のごはんを与えれば、太りすぎることも無く少しずつ増量することができます。いつものごはんの量で満腹になってしまうのであれば、少量でも高カロリーな子猫用のごはんを混ぜてみても良いかもしれません。猫は運動で消費カロリーをコントロールすることはほぼ難しいので、体重の増量は慎重に行い、肥満にしないように注意しましょう。こまめに体重を測りながらごはんの量を調節するとうまくいくでしょう。

体重を増量したい一心で、おやつばかりを与えるのはやめましょう。健康的に体重を増やすには、バランスの良い栄養を摂る必要があります。

食べているのに痩せていく?

体調も問題無く、排泄も問題無いのに、何故か痩せていくという猫は必ずかかりつけの動物病院へ受診しましょう。体重が減っていく、というのも立派な主訴ですので、悪いところは無さそうなのに病院なんて…と思う必要はありません。特に外へ出る猫は感染症などのリスクを抱えているので受診は必須といえるでしょう。

過度に心配する必要は無い

痩せ型でも特に体調不良を感じず、常に疲れている様子などが無ければ無理に体重を増加する必要はありません。あくまで種類による標準体重があるだけで、全ての個体がそれに当てはまる・当てはまらなければ不健康ということではありません。痩せ型であることが気になっていて、できればもう少し健康的になってほしいと飼い主さんが願うのであれば、ごはんの調節などを頑張ってみると良いかもしれませんね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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