2017年1月1日更新

【動物看護師が徹底解説!】犬の健康チェック!毎日チェックしたい項目は?

病気は早期発見が大事といいますが、犬は病気になりました!とは言ってくれないので、飼い主さんが病気のサイン見つけなければなりません。病気のサインを見つけるには、日々の健康チェックが必要です。愛犬の健康チェックを是非オススメしますが、なにをどうやれば良いのでしょうか。

正常をよく知ること

家で健康チェックを心がけて欲しいとはいえ、飼い主さんたちは獣医療のプロではありませんので詳しいことはわからなくても大丈夫です。犬のおおまかな”正常”を知ることで、そうでないものが見られた時、病気かもしれないと気付くことができます。こういう症状が出ているから、どこが悪いかもしれない、まで推測する力はなくて構いません。”いつもと違う何か”を探す力だけあればよいのです。

犬の正常な体とは?

では、部位別にご紹介していきましょう。

顔全体

  • パーツが左右対称である

目や耳、鼻の穴など、顔のパーツはそれぞれ左右対称にできています。完全なる対象ではないものの、どう見てもおかしい場合は注意が必要です。

  • 瞳孔が左右対称
  • 目の開きが左右対称
  • 角膜に濁りがなく、透明

目の開きが左右対称であっても、両眼ともまぶしそうに目を細めていたら注意が必要です。また、目やにが多量に付着していたり、涙が流れ落ちるほど分泌されているのは普通はありえません。

  • ピンク色で汚れが付着していない
  • 異臭がしない

顔を前から見て、片方だけ耳が下がっている場合は注意してください。下がっている、というのは耳がペロンと折れていることをいうのではなく、完全に根元から位置が下がっていることを言います。例えば時計でいうと、正常の位置は11時5分の針の位置、それが11時20分などのアンバランスな位置にあると下がっている側の耳が病気になっている可能性があります。

  • 鼻の穴が左右対称
  • 穴がきちんと開いている
  • 鼻筋がまっすぐで平坦である

稀に、鼻の穴がマッシュルームのように隙間がないこともあり、酸欠になりやすくなるので穴を広げる手術が必要になることがあります。鼻腔に腫瘍ができることもあるので、鼻筋がボコボコしていたり、一部分だけ腫れていたりしたら注意しましょう

  • 唇は薄いピンク色や黒(毛色によります)
  • 歯に歯石がついていない(年齢によりますが、歳を重ねていても歯石がついていないのが理想)

舌にできものができていないか、歯肉は赤くないかなど、口の中もチェックしてみましょう。

四肢

  • 前肢、後肢がそれぞれ左右対称
  • 爪は4本あり、前肢には狼爪がある(前肢にもない場合や、後肢にも後退した狼爪があることもあります)

四肢が変形していたり、爪が伸びすぎて巻いているのは危険です。

皮膚

  • カサカサしたり、ベタベタしない
  • フケが出ていない

異常な皮向けや、フケがある場合は注意が必要です。

歩様

  • 体重は四肢に均一にかかり、歩幅は一定

ふらついたり、左右どちらかによって行くように歩いたり、足をつくのを嫌がるようにして歩く場合は注意が必要です。

直感を信じて

上記以外にもこまかく見る項目はありますが、飼い主さんが普段の生活で無理なく見られるのはこのくらいでしょう。普段一緒に生活していますから、意識していなくても、何か変?と感じたら、すぐにかかりつけの動物病院へ連れて行くようにしましょう。何もなければ無いで安心できますし、早いうちに病気が見つかれば寿命も長くなります。受診するかしないかの判断は飼い主さんにかかっています。直感を信じて、愛犬の健康を守ってあげましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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