2017年1月5日更新

【動物看護師が徹底解説!】愛猫の目に目やにが!何か病気のサイン?取り方は?

ある日愛猫の顔を見たら、べっとり目やにがついていてびっくりした経験はありませんか?何かの病気にかかったのではないかとそわそわしてしまいますが、目やにが出るということは100%病気なのでしょうか?そうではないとしたら、どんな症状が病気のサインなのでしょうか?目やにの取り方と一緒にご紹介します。

乾いた目やにや、湿った白い目やには正常

目やにが出ているとは言っても、全てが病気というわけではありません。目やにが出ることは、体が正常に機能している証拠なので過度に気にすることはありません。猫はよく自分で顔を洗うので、ついた目やにも綺麗にしていることも多いですが、もしも顔を合わせた時に目やにが付いていたら指先でそっと取ってあげましょう。

黄色や緑の目やには注意

目やには通常、垢として出てきますが、黄色や緑の色が付いている場合は細菌と戦って死んだ白血球が混ざっていることがあります。目の粘膜に細菌感染を起こすと、戦った白血球が目やにとして出てくるので、いつもよりも量が多かったり、色が付いているときは注意が必要です。

中には埃っぽいところへ入り込んだりして、目の中にゴミが一時的にたくさん入ったことにより、いつもと違う色の目やにが出ることもあります。どちらかわからない場合は、粘膜を見ればある程度わかりますが、わざわざ自宅で愛猫を捕まえて、見せてもらう必要はありません。お昼寝や朝起きた時など目が開かなくなるほど目やにが出ている場合は100%感染を起こしているので、かかりつけの動物病院へ受診しましょう。

他の症状もチェックすること

1、2回色のついた目やにが出てきて、それ以降は何もなく、他に症状がない場合は自宅で様子を見ても良いでしょう。しかし、しきりに顔周りをグルーミングしていたり、眩しそうに目を細めていたり、瞑っていたりする時は早めにかかりつけの動物病院へ行きましょう。両目を見比べて、黒目の大きさが左右違っている場合も注意が必要です。角膜に傷がつくなどして、痛みが強い時にそのような症状が現れます。

一度重篤な症状になってしまうと、治療も長引き、完璧に今まで通り治癒することが難しくなります。ひどい時には角膜の表面と、まぶたの粘膜が炎症により癒着し、手術で剥がさなくてはならなくなることもあります。視力が低下したり、失明することもあるので、おかしいな?と感じたら、すぐに動物病院へ受診するようにしましょう

目やにの取り方は?

目やにが出ているときは、清潔なコットンやティッシュを少し湿らせて拭ってあげるのが良いでしょう。目の中に入っている場合は、指でまぶたを何度か瞬きするように動かして目やにを外へ出しましょう。嫌がって暴れたりするときは無理に行わなくて大丈夫です。動物病院で点眼薬を処方された場合は、目やにを取ってからの方がもちろん効果的ですが、目を綺麗にすることが暴れてどうしてもできないのであれば、そのまま点眼してしまっても構いません。出来ないからやらない、のではなく、出来なければそのまま点眼をしてあげるようにしましょう。

病院が嫌いでも、連れて行く

病院が嫌いな猫は多く、これくらいであんなに大変な思いをしてまで病院に行くのは…と悩んでしまう飼い主さんも多いと思いますが、病気がひどくなる前に治療をするのが1番なので、頑張って連れて行きましょう。どうしても無理な場合は往診をお願いするなどして、愛猫の異常を感じ取っていながら病院に行かない、ということは絶対にやめましょう。自宅での治療も難しいことも多いかとは思いますが、病院で出された点眼薬やお薬はきちんと使い切るようにしましょうね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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