散歩は必要ないの?ポメラニアンの散歩についてのまとめ

フサフサと豊かな被毛とピンと立った三角の耳が可愛らしいポメラニアン。室内犬として人気の高い犬種ですね。華奢な体つきから「あまり散歩させてはいけないのでは?」と心配になってしまう方も多いようです。本当にポメラニアンには散歩の必要はないのでしょうか?今回はそんなポメラニアンの散歩について調べてみました。

 

ポメラニアンに散歩は必要?

ポメラニアンは運動量としては室内での運動だけで十分なので、無理に散歩へ連れて行く必要はないと書いてあるものもあるようです。確かに華奢な骨格をしているポメラニアンの場合は、膝蓋骨脱臼など関節や骨の病気や骨折などのケガに注意が必要なので、過度な運動は避けなければなりません。

しかし無理のない範囲でポメラニアンを散歩させることには、運動量を確保する以外にもさまざまな意味があるようです。まずはポメラニアンを散歩させる意味について考えてみましょう。

 

ポメラニアンに散歩が必要なわけ

ポメラニアンに散歩が必要な理由としては主に次のようなことが考えられます。

無駄吠えの防止のため

ポメラニアンを散歩へ連れて行ってあげる最大の理由は、家の外からの刺激に冷静に対応できるようになることと、他の犬や家族以外の人との関わり方を学ぶことにあるようです。

スピッツ系の血を引くポメラニアンは、警戒心が強く吠え癖がつきやすいといわれています。また小型犬に多い神経質な面を持った犬も多く、不意の動きや音などに過度に反応してしまうことがあるようです。

ポメラニアンの吠え癖を抑制するためには、早い時期からさまざまな体験を積んでいくことが重要だといわれています。散歩へ出ると家の中にはない車やバイクの音、他に犬の臭い、目の間を飛んでいく葉っぱなどポメラニアンが反応してしまうような刺激が多くあります。

それらの刺激に対して少しずつ抵抗力をつけて、冷静に対応できるようにしてあげることで、家の中でも音や動きに反応して過度に吠えることがなくなるといわれています。

また散歩に出ると見知らぬ人や他の犬と触れ合うことができますね。家族以外の人や他の犬と触れ合うことで、人や他の犬との間の関わりを学ぶことを犬の社会化といいます。警戒心の強いポメラニアンの場合は、できるだけ早い時期から社会化をおこなうとよいといわれています。

できればワクチンが済んだ子犬の時期から積極的に散歩に連れて行って、多くの犬や人と触れ合う機会を作ってあげるとよいですね。

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ストレスの発散

前にも書いているとおり警戒心が強くやや神経質な面があるので、初めのうちは外の刺激が強すぎて歩くことを拒む場合もあるようですが、少しずつ慣らしてあげることで外での楽しさを理解していくようです。

1度外での散歩の楽しさを知ってしまうと、今度は連れて行ってとせがむ犬が多いようですよ。見た目とは裏腹に意外と活発で何かに挑戦することが大好きなポメラニアンにとっては、家以外の刺激がたくさんある外を散歩することはストレスの発散にもつながるようです。

また飼い主が大好きなポメラニアンにとって飼い主と時間を共有できる散歩は、愛情を感じることができる楽しい時間でもあります。飼い主にも犬にも無理なく楽しめる範囲での散歩がポメラニアンには必要なようですね。

日光浴

犬も人間と同様に太陽の紫外線を浴びることで、体内でビタミンDを生成します。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けることで知られています。華奢な骨格をしていて骨や関節の病気やケガに注意が必要なポメラニアンにとっては、カルシウムはできるだけ摂取しておきたい栄養素の1つですね。

また日光浴をすると体内でセロトニンというホルモンが分泌されます。セロトニンはアドレナリンやドーパミンなどのホルモンの過剰分必を抑え、脳内のホルモンバランスを整える役割を果たすといわれています。落ち着きがなかったりすぐに怒りっぽくなるような時は、このセロトニンが欠乏している状態かもしれません。

天候や気候のよい時期に日光を浴びながらゆっくりと散歩をするのは、犬のホルモンバランスを整え、精神的に安定した状態を保つためにも必要なことのようです。

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ポメラニアンに必要な散歩の目安は

ではポメラニアンに必要な散歩の頻度や時間はどのくらいなのでしょうか?ポメラニアンの散歩は毎日2回、朝と夕方に5分~10分程度の散歩で十分だといわれています。

しかしポメラニアンは活発な面もあるようで、中には10分では全然足りないと催促をするような犬もいるようです。前にも書いていますがポメラニアンは膝蓋骨脱臼など骨や関節の病気やケガに注意が必要な犬種ですので、過度な運動は避けた方がよいのですが、休みを入れながらゆっくりとなら少し長い散歩でも大丈夫なようです。

逆にあまり歩きたがらない犬の場合は、無理に引っ張って散歩をさせることはやめましょう。まずは家の近くなどを自由に歩かせてあげたり、抱っこで外を一緒に歩いてあげるなど、ストレスを発散させながら少しずつ外に出ることにならしてあげることが大切です。

 

散歩時間は季節にあわせて!

季節によって気候の変動が激しい日本の場合は、季節にあわせて散歩の時間を調整してあげるとよいようです。

夏の散歩では直射日光や地面からの照り返しによる熱中症だけでなく、熱されたアスファルトやコンクリートで肉球をやけどしてしまう可能性もあります。朝は地面が熱を持つ前の午前5時~6時くらい、夕方は地面の熱がしっかりと抜けているのを確認してから散歩をおこなうとよいでしょう。もしも早朝や夕方遅い時間が難しい場合は無理に2回にこだわる必要はありません。朝か夕方のどちらか1回だけの散歩でもよいでしょう。

豊かな被毛をしているポメラニアンですが、意外と冬の寒さにも弱い犬が多いようです。冬場は夏場とは逆に陽の高くなって暖かくなってくる時間帯を選んで散歩させてあげるとよいですね。防寒用の洋服を着せて散歩に連れて行ってあげるのもよいでしょう。

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膝蓋骨脱臼は早期発見が重要

ポメラニアンで注意が必要な膝蓋骨脱臼の治療法は、膝蓋骨を正常な位置に戻す手術を受けるのですが、あまり病気が進行してしまうと骨が変形してしまい、手術に適さない状態になってしまうことがあります。そのため早期発見、早期手術が必要になる病気だといわれています。

膝蓋骨脱臼とは後ろ足の膝蓋骨(膝のおさら)が脱臼(ずれたり外れたり)してしまう病気です。骨や筋肉の形成異常で起こるような場合は先天性、高いところから落ちるなどがきっかけで発症する場合は後天性といいます。

症状としてはスキップのような歩き方をする、脱臼した足をかばい3本の足で歩く、つま先立ちのような歩き方をする、膝が腫れている、歩きたがらない、立ち上がりにくそうにするなどがあります。

散歩の時は歩き方をチェックする絶好の機会です。少しふらつくや足のつきかたが変だなど、少しでも違和感があるような時は早めに獣医師に相談をしてみるとよいですね。

ポメラニアンについてもっと詳しく知りたい方はこちら

ポメラニアンとの暮らしで注意すること【ペットシッターが解説】

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