実はとってもバリエーション豊富!ポメラニアンのカラーについて

ポメラニアンの最大の魅力はなんといっても華奢な体をフワフワと覆う豊かな被毛ですね。でもポメラニアンの被毛の魅力は豊かなだけじゃないのです。日本では単色のポメラニアンが主流ですが、実はとってもカラーバリエーションが豊富!今回は魅力たっぷりのポメラニアンの被毛のカラーについて調べてみました。

 

ポメラニアンの被毛の特徴は?

ポメラニアンの被毛はダブルコートと呼ばれる構造になっています。ダブルコートの被毛は上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造となっており、寒冷地で育種改良された犬種が多いため、下毛が抜け替わることによって季節にあった体温調整をしています。

そのためポメラニアンは小柄な体から「どうしたらそんなに抜けるの?」と思うほど多くの抜け毛あります。また温度管理された室内で過ごすことが多いためか、換毛期だけでなく1年を通じて抜け毛があるのも特徴です。

ポメラニアンの被毛の外見的な特徴としては、なんといっても顎の周りと尻尾の豊かな飾り毛でしょう。ブラッシングの仕方によってはまるでたてがみのように見える顎の周りの飾り毛や、背中に背負うように乗った豊かな尻尾は、ビクトリア女王でさえ魅了されてしまったポメラニアンの美しさの1つですね。

imasia_12114039_S
 

ポメラニアンのスタンダードカラーは?

ポメラニアンの日本でのスタンダードカラーについて、一般社団法人・ジャパンケネルクラブ(JKC)ではどのように定められているのでしょうか?

ポメラニアンのカラーとして一般社団法人・ジャパンケネルクラブに明記されているカラーは、ブラック、ブラウン、チョコレート、レッド、オレンジ、クリーム、オレンジ・セーブル、ウルフ・セーブル、ビーバー、ブルー、ホワイト、パーティーカラー、ブラック・タンの13種類ですが、カラーの後に「など」という記載があるので記載されていないカラーでも今後認められていく可能性はあるのかもしれませんね。

日本ではあまり見ないパーティーカラーのポメラニアンもスタンダードとして認められていますが、骨格などのスタイルが同条件だった場合は単色の方がスタンダードとしては優位になるようです。

 

公認されていないマールカラーとは?

一般社団法人・ジャパンケネルクラブがポメラニアンのスタンダードカラーとして、認めていないのがマールの記載があるカラーです。ポメラニアンではチョコレート・マールやブルー・マールなどのカラーのことで、単色の中に不規則な斑模様が現れるのが特徴です。

ちょっと変わっていて目を引くカラーなのでとても人気が高いのですが、斑模様を作り出している遺伝子に問題があるのです。

マールカラー特有の斑模様を作り出しているのは、マール遺伝子(ダックスフンドではダップル遺伝子)と呼ばれている遺伝子なのですが、この遺伝子は優性遺伝なので両親のどちらかがマールカラーでなければマールカラーの子犬は生まれません。

人気の高いカラーなので「できるだけ美しい斑模様を。」と考えると、確実にマールカラーが生まれる、マールカラー同士の掛け合わせをしたくなってしまうところですね。ところがこのマール遺伝子はダブルマールという組み合わせになってしまうと、生まれてくる子犬は重篤な障害を持っていたり、死産の確率が高くなることがわかっているのです。

またマールカラーの犬の中で瞳がブルーアイになる犬がいます。見た目にインパクトがあるので好まれる傾向があるのですが、残念ながらブルーアイの犬の場合は聴覚や視覚に障害を持っている可能性が高いといわれています。

つまりマールマラーの場合は健康的な子犬を出産するためには、細心の注意を払ってブリーディングをおこなう必要があるのです。人気が高いカラーであるだけに無理なカラーブリーディングがおこなわれることを防ぐ意味で、ポメラニアンのスタンダードカラーからは外されているということなのでしょう。

素材pomeranian-961611_640
 

ポメラニアンの人気のカラーは?

ポメラニアンにはさまざまなカラーバリエーションがあることがわかりましたが、では人気の高いカラーにはどのようなものがあるのでしょうか?

人気の高いカラーをいくつかご紹介します。

ホワイト

テレビCMの影響もあって人気が高くなっているカラーですね。

ポメラニアンの祖先犬であるジャーマン・スピッツと同じカラーで、ビクトリア女王が愛していたころのポメラニアンはすべてがホワイトカラーだったといわれています。またポメラニアンのすべてのカラーは4つのカラーが混ざることで出来上がったといわれているのですが、ホワイトカラーはその中の1色でもあります。

さまざまなカラーの登場とともに純白のポメラニアンの頭数が減り、現在は純白はかなり希少なカラーとなっているようです。

クリーム

ホワイトカラーにややブラウンが入った柔らかな色合いが特徴です。フワフワとした被毛と相まって優しい雰囲気をつくりだします。

ビクトリア女王の時代のホワイトカラーのポメラニアンは大型で、現在のような姿をしていません。その後、大型のポメラニアンを元に愛玩犬として飼いやすいように小型化されていくのですが、その際の掛け合わせの中で生まれたのがこのクリームカラーです。小型の愛玩犬としてポメラニアンの人気が最初にあがった時の定番カラーがクリームカラーだったといわれています。

ホワイトと同様にポメラニアンのすべてのカラーの元となるカラーの1つです。

ブラック

目も鼻もブラック一色のカラーです。クリームやホワイトなどに比べるとややシャープな印象を与えるカラーですね。

イギリスでは根強い人気のあるカラーで、ブラックカラーのポメラニアンの愛好家の方も多くいらっしゃるそうです。最近では日本でも人気が高くなってきていて、散歩をしていてもたまに見かけるようになってきましたね。

ブラックカラーもポメラニアンの元となるカラーの1つになります。

ブラウン

見た目には小さな熊のぬいぐるみのような印象のブラウンカラー。ブラックと同様に目も鼻もブラウン一色のカラーになります。

日本ではあまり見かけないカラーですが、このブラウンカラーを含めてホワイト、クリーム、ブラックの4色が、ポメラニアンの基本カラーになるようです。

オレンジ

日本でもっとも多いポメラニアンのカラーがこのオレンジカラーではないでしょうか。

柴犬などの和犬のカラーにも近い印象があり、元気で活発なポメラニアンの雰囲気を1番よく表しているカラーだといわれています。またポメラニアンの豊かな被毛をもっとも美しく見せるカラーだともいわれていますね。

チョコレート

ブラウンよりもやや黒みがかったカラーか特徴のチョコレートカラー。

人気の高いカラーなのですが、チョコレートカラーを安定して出産する繁殖方法が確立されておらず、繫殖がとても難しいため頭数が少なく希少価値の高いカラーです。

セーブル

セーブルカラーは毛の先端にブラックカラーが入るのが特徴です。

オレンジ・セーブルは上毛がオレンジで下毛が褐色のタンが入るカラーで、ウルフ・セーブルはクリームやホワイトなどの淡い毛色にブラックカラーが入ってくるカラーです。

ブラックカラーが入ることで野性味が加わり、単色のレッドやクリームよりも凛々しい印象を与えるカラーです。

ブラック・タン

ダックスフンドなどに多いブラック・タンカラーですが、実はポメラニアンの被毛のカラーにもあるのです。

ブラックカラーの中に褐色のタンが混ざるカラーで、目の上に丸く眉毛のようにタンカラーが現れるのが印象的ですね。まだ頭数は少ないのですが、最近では人気が高くなってきているカラーの1つです。

パーティーカラー

ホワイトカラーをベースとして他のカラーが混ざっているカラーのことです。

ブラック&ホワイト、レッド&ホワイトなどのカラーのことで、パピヨンとの掛け合わせの中で生まれたカラーだといわれています。

日本では単色のポメラニアンが主流なのでまだまだ頭数が少ないですが、印象的なカラーが多いので今後人気が出てくる可能性が高いカラーですね。

素材_shutterstock_304566626

まとめ

ポメラニアンのカラーについていろいろと調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

日本ではポメラニアンのカラーはまだまだ単色のオレンジやクリームの印象が強く、ホワイトカラーのポメラニアンがテレビに映っていても、「あの犬は何犬?」といわれてしまうようなところがありますが、実はとてもバリエーション豊富なカラーがあることがわかりましたね。

よくカラーによって性格が違うといわれますが、ポメラニアンの場合はカラーと性格はあまり関係がないようです。健康面や両親の血統などを確認しつつ、魅力的なカラーの子犬を迎えてあげられるとよいですね。

ポメラニアンについてもっと詳しく知りたい方はこちら

ポメラニアンとの暮らしで注意すること【ペットシッターが解説】

関連記事