小さくっても勇猛果敢なポメラニアンと一緒にドッグランへ行くには?

華奢で小型な体つきとフワフワの被毛が動く毛糸玉のようなポメラニアン。そんな可愛い見た目のポメラニアンですが、サモエドやジャーマン・スピッツの血を引いているためか、活発で勇猛果敢な性格をしているといわれています。今回はそんなポメラニアンとドッグランに行くための準備や注意点などを調べてみました。

 

ドッグランってどんな所?

最近では高速道路のサービスエリアや道の駅など、多くの人が利用する公共施設にもドッグランが設けられるようになってきましたね。それだけ犬を連れて旅行やレジャーに出かける方が増えてきているということでしょう。

ドッグランと聞いてパッと思い浮かべるのは、策で囲まれた広場のような場所ではないでしょうか?日本ではドッグランの名称が定着していますが、欧米ではドッグパークと呼ばれており、飼い犬と飼い主のための専用の広場のことを示します。

柵に囲われている理由は、ドッグランは基本的にノーリードで自由に遊ぶための場所なので、犬が広場の外へ出てしまわないようにするためです。特に跳躍力のある大型犬専用のドッグランなどでは、2mを越える高い柵に囲まれている場合もあるようです。

ドッグランは施設内に水場や立木、ベンチなどが配置されているところが多く、また犬たちが足を傷めないように芝生を貼っていたり、利用する犬や飼い主が心地よく過ごせるように作られているところが多いようです。利用する時はその心づかいに答えられるように、綺麗に正しく利用したいものですね。

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ドッグランに行く前の準備は?

ドッグランにはさまざまな犬種さまざまな性格の犬たちが集まります。それぞれが思い思いに遊ぶ場所ですから、遊び方が違って喧嘩になったり、気の合わない犬からしつこく追いかけられたりすることもあります。

特にポメラニアンのような小柄で華奢な体つきをしている犬種の場合は、相手の犬にとってはじゃれてるつもりでも、大きなケガにつながってしまうような事故になってしまうこともあるようです。そのようなリスクを少しでも減らすために、ドッグランを利用する前にある程度のしつけをしておく必要があるようです。

呼び戻し

ドッグランを利用する前に絶対に覚えておく必要があるコマンドが「おいで」です。

ノーリードで自由に走り回れるということは、犬にとっては楽しくそれだけで興奮してしまう犬もいるくらいですね。まして他の犬たちが一緒に遊んでくれるのですから、夢中になってつい我を忘れてしまうことも考えられます。

「うちの子は冷静だから大丈夫。」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、相手の犬が必ずしも冷静であるとは限りません。特にポメラニアンのような小型の犬種の場合は、加害者になるよりも被害者になる可能性が高くなります。

「相手の犬が悪いんじゃない!」と考えがちですが、ドッグランの中では愛犬に起こるすべての問題は、飼い主が責任を持って対処するのが原則です。危険だと感じた時に愛犬を守るのも飼い主の務めなのです。トラブルに巻き込まれないようにするためにも、少しでも危険だと思ったらすぐに呼び戻せるようにしつけておく必要があるのです。

興奮や緊張の中ではいつもできていることができなくなることは往々にしてあることです。そのため家や散歩など落ち着いている状況では、100%といえるだけしっかりと「おいで」に反応できるようにしつけておく必要があります。

クールダウン

警戒心が強く見た目とは裏腹に勇猛な性格をしているポメラニアンの場合は、呼び戻しにあわせて覚えておきたいのがクールダウンのコマンドです。

クールダウンには「お座り」「ふせ」「待て」のコマンドが有効的だといわれています。大型犬に吠えかかってしまっている時や、気の合わない犬に唸っているような時に「おいで」で呼び戻して、「お座り」もしくは「ふせ」の状態でしっかりと飼い主に注目するまで「待て」をさせられるようにしておくとよいでしょう。

社会性

よく「うちの子は他の犬が苦手だから、ドッグランで仲良くなって欲しいと思って連れてきました。」という方がいらっしゃいます。

確かにドッグランはさまざまな性格の犬と交流することができる素敵な場所です。しかし他の犬ときちんと挨拶もできないような状態でドッグランを利用することは、かえって他の犬に対して苦手意識を植え付けてしまう結果になることが多いので注意が必要です。

ドッグランは基本的にノーリードで犬が自由に遊ぶところです。そのためドッグランの中に入ると、すぐに他の犬たちに囲まれてしまうことも多くあります。他の犬とのコミュニケーションをうまくとることができない状態でいきなり他の犬たちに囲まれてしまうと、大概の犬はパニックを起こしてしまいます。

1度嫌な思いをしてしまうと、なかなか嫌な思いを払拭することは難しいものです。できれば最初から楽しく気持ちよく利用させてあげたいものですね。

そのためには犬に社会性を身に付けさせておく必要があります。犬に他の犬や人との関わり方つまり社会性を教えてあげることを、犬の社会化といいます。犬の社会化には早い時期から多くの犬や人と触れ合う機会を持つことが大切だといわれています。

まずは散歩などお互いリードをつけた状態で飼い主の側で冷静に挨拶をすることができる機会を多くして、犬や人との楽しい触れ合い方を体験させてあげるとよいですね。

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ドッグランを利用する時のルールは?

公共の場所であるドッグランではお互いに気持ち良く利用するために、飼い主が自主的に守るべきだといわれているいくつかのルールがあります。

ワクチンの接種は必ず済ませましょう

ワクチンの接種はドッグランを利用する時に限ったことではなく、公共の場所を利用する時には必ず必要なルールです。多くの人や犬が利用する場所へ感染症などの伝染性の高い病気を持ち込んでしまったら、あっという間に蔓延してしまいますね。

伝染性の病気を蔓延させないためにはワクチンを接種して予防しておくことが1番有効的です。ドッグランの中にはワクチン接種済みの証明ができない犬の入場を断っている施設もあります。初めて利用するドッグランへいく時は、鑑札や注射済み証を持参するとよいでしょう。

発情中は遠慮しましょう

「メスだけそんなルールがあるなんて。」と思う方もいるかもしれません。しかし発情中にドッグランなどの公共の場所を利用することは、興奮しすぎたオスに傷つけられてしまったり、望まない妊娠をしてしまうリスクから愛犬を守るために必要なことなのです。

発情中のメスはオスを引き付けるためにフェロモンを過剰に分泌しています。どんなに訓練されているオス犬でも、発情中のメス犬の臭いに興奮しないでいることは難しいようです。

愛犬を守るためにも、周りの犬たちに迷惑をかけないためにも、発情しているメスは公共の場所の利用は控えるようにしましょう。

利用前に排泄を済ませましょう・粗相は速やかに片付けましょう

ドッグランを清潔に利用するためには、ドッグラン内でできる限り粗相をさせないことが大切ですね。ドッグランを利用する前には少し散歩をするなどして、ウンチやおしっこを済ませてから利用するようにするとよいでしょう。

それでも他の犬の臭いにつられて粗相をしてしまうこともありますね。もしも愛犬がドッグラン内で粗相をしてしまった場合は、飼い主の責任で速やかに片付けましょう。

ドッグランの中には利用の規約として、粗相をした場合の片づけ方が決まっているところもあります。規約がある場合はその内容に従って片づけるようにしましょう。

愛犬からは目を離さない

ドッグランを利用していると時々見かけるのが、飼い主同士の話しに夢中になって愛犬を見ていない光景です。確かに飼い主同士の情報交換ができるのもドッグランの魅力の1つですが、あくまでもドッグランは犬を自由に遊ばせるための場所です。愛犬から目を離して話に夢中になってしまうのはルール違反ですね。

ドッグランでは愛犬の行動のすべては、飼い主の責任の元でおこなわれることが大前提です。飼い主同士で情報交換をしている間も、愛犬からは目を離さないようにしましょう。

ドッグランの利用規約に従いましょう

ドッグランの中には利用規約が決められているところがあります。規約があるということはそれだけ管理体制がしっかりしている、安心なドッグランだということでもありますね。ドッグランを利用する時は決められた規約に従いましょう。

規約の中にはワクチン接種済みであることの証明、しつけの度合いの確認、首輪などとっさの時につかんで止められるような物の着用などを義務付けている所もあります。初めて利用するドッグランの場合は、事前に規約の有無や内容を確認しておくとよいですね。

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ポメラニアンとドッグランを利用するには

ポメラニアンとドッグランを利用するために必要なことについて調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

ポメラニアンはそり犬の血を引いているため、他の犬との協調性に長け友好的な性格をしているといわれています。その反面社会化がうまくいかないと警戒心が強く勇猛果敢な面が表に出てしまい、自分よりも大きな犬に対しても吠えかかってしまうようなところもあるようです。

ポメラニアンとドッグランを利用するためには利用する前にしっかりと社会化をして、ポメラニアンの友好的で他の犬とも楽しく遊べるよい面を引き出しておいてあげるとよいですね。

また小柄で華奢なポメラニアンの場合は、大型犬や中型犬と一緒に遊ぶタイプのドッグランでは、相手の犬に悪気はなくても大きな犬同士のじゃれ合いに巻き込まれたり、かけっこをしていて踏まれてしまったりと、事故の被害者になってしまうリスクが高くなるようです。

特に初めてドッグランを利用するような場合は、できるだけ小型犬専用のドッグランが用意されている施設を利用するとよいでしょう。大型犬や中型犬と一緒に遊ぶタイプのドッグランを利用する場合は、入場する前にドッグランの様子を確認して、少しでも危険だと感じた時は利用を控えるようにするとよいですね。

ポメラニアンについてもっと詳しく知りたい方はこちら

ポメラニアンとの暮らしで注意すること【ペットシッターが解説】

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