2016年11月21日更新

意外と寒がりなヨークシャー・テリアの洋服について

ダーク・スチール・ブルー&タンの美しい被毛から動く宝石の異名を持つヨークシャー・テリア。そんな綺麗なカラーの被毛を洋服に包んでしまうのはもったいない?ヨークシャー・テリアに洋服を着せる必要はないのでしょうか?今回はそんなヨークシャー・テリアの洋服について着せることの意味などを調べてみました。

洋服の必要性とは?

ヨークシャー・テリアの最大の魅力はなんといっても独特のカラーが美しい、絹のような光沢のある被毛ですね。その美しさから動く宝石の異名をとるほどです。せっかくの美しい被毛を洋服で包み隠してしまうのはもったいないと考えると、洋服を着せることに疑問を感じてしまいます。

ではヨークシャー・テリアに洋服を着せる必要はないのでしょうか?ヨークシャー・テリアには次のような理由から洋服を着せる必要があるといわれています。

体温調整のため

ヨークシャー・テリアはシングルコートという被毛の構造をしています。

犬の被毛にはダブルコートとシングルコートの2つのタイプがあります。ダブルコートの犬種はサモエドやスピッツなど、寒さの厳しい地域で育種改良された犬種が多く、季節にあわせた体温調整を被毛が抜け替わることでおこなっています。

しかしヨークシャー・テリアのようなシングルコートの犬種は、温暖な地方で育種改良された犬種が多く寒さから体温を守る必要がなかったため、季節にあわせて被毛が抜け替わることはなく、被毛によって体温調整をおこなう構造にはなっていないようです。

そのため日本の冬の寒さはとても苦手な犬が多く、寒さについていけずに胃腸炎などを起こしてしまう犬もいるようです。ヨークシャー・テリアには防寒のための洋服が必要なようですね。

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臭いと抜け毛の防止

ヨークシャー・テリアは前に書いているとおりシングルコートの毛質をしているので、抜け毛はあまり気になりません。

ヨークシャー・テリアの場合は抜け毛よりも、臭いの予防が必要なようです。ヨークシャー・テリアは皮脂の分泌が多くやや脂性な肌をしています。そのため体臭がひどくその臭いは他の犬の臭いとは異なる独特なもののようです。

愛犬の臭いは飼い主にとってはホッとするものかもしれませんが、他所の家に遊びに行く時や多くの人が利用するドッグカフェなどの公共の場所では、周りの人達への配慮も必要ですね。ドッグカフェなどの公共の場所では、利用の際には洋服を着用することを義務付けているところもあります。

自宅以外の場所へ出かける時は洋服を着るのはマナーの1つかもしれません。

寄生虫やゴミの付着を予防

ヨークシャー・テリアの被毛は絹のように繊細で、絡みやすい毛質をしています。そのため家の中ではほこりなど床に落ちているものを、散歩では小枝や葉っぱなどを毛で絡め取ってしまうようです。

ほこりや葉っぱも絡むと困るものですが、1番困ってしまうのはノミやダニなどの寄生虫を絡めてしまった時ですね。もちろん予防薬をしていればノミやダニが寄生するようなことはありませんが、薬を塗布する時期の切れ目で効き目が切れている可能性も考えられます。

予防薬の効き目が切れていれば当然そのまま寄生されてしまいますし、効果があって死滅させた場合でも死骸が被毛に絡み残ってしまうことがあるようです。ノミやダニなどの寄生中はアレルギーの原因になることが多く、皮膚炎を誘発しやすくなります。それは死骸であっても同じことです。

ヨークシャー・テリアのように毛に物を絡めやすい毛質の犬種は、毛にものが絡まないように洋服を着せて予防してあげる必要もあるようですね。

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着慣れるまでゆっくり慣らしてあげましょう

もしもあなたが今まで着たことのない海外の民族衣装を着て、パーティーに出なければならなくなったらどうでしょう。きちんと着れているのか?着崩れていないか?どうやって歩けば綺麗に見えるのか?色々と考えてしまってパーティーを楽しむどころではなくなってしまうのではないでしょうか?

犬にとって初めて洋服を着る時はきっとそんな気持ちと同じなのだと思います。

もともと洋服を着る習慣のない犬にとっては、どんなに自分のためになることであっても、最初から違和感なく気持ちよく洋服を着れるわけはありません。違和感から動けなくなってしまったり、嫌がって脱ごうと暴れたりしてしまうものでしょう。

でも前に書いているとおりヨークシャー・テリアにとって、洋服を着ることに意味があるのも事実ですね。無理をさせたくはありませんが洋服を着てもらえないと、寒さを我慢して体調を崩してしまったり、洋服の着用を義務付けているような場所へは連れて行かれなかったり、心配なことや不便なことが多くなってしまいます。

洋服を着せる場合は無理をさせずに、少しずつ慣らしてあげることが必要なようです。まずは違和感を減らすために軽くて着心地のよい洋服を選んで着せてあげましょう。初めは少し着せてすぐに脱がせるようにします。大人しく着ていることができたら褒めてあげましょう。

これを毎日繰り返すことで、少しずつ着ていられる時間を伸ばしていってあげましょう。

着心地のよいサイズを選びましょう

着心地の良い洋服とはどのようなものでしょう。きついところがなく、布が余ってしまうようなところもない、自分の体に沿うような洋服ではないでしょうか?

犬にとっても同じことですね。サイズがぴったりで着心地よく動きやすい洋服ならば、洋服を着ることへの違和感を少しでも和らげてあげることができます。犬の洋服を購入する時はデザインではなく、愛犬のサイズにあった洋服を選ぶことが大切です。

ペットショップなど試着のできる所の場合は、できるだけ試着をして体に合ったサイズであるかを確認してから購入するとよいですね。

最近では犬の洋服を専門に取り扱っているお店もあります。専門店ではオーダーメイドやセミオーダーなど犬のサイズにぴったりの洋服を作ってくれるところもあります。犬のサイズの採寸は測る場所が決まっていてなかなか図るのが難しいものです。プロの方に正しく測ってもらえば間違いがなくて安心ですね。

少し高額になりますが1度採寸してしまえば次からも体のサイズにぴったりの洋服を作ってもらえるのが、オーダーメイドやセミオーダーのよいところです。

着せっぱなしは厳禁!

洋服を着せることには意味がありますが、1つ注意しなければならないことがあります。

ヨークシャー・テリアの被毛はとても繊細で絡みやすいことは前にも書いていますが、洋服を着せると被毛と洋服が擦れて、切れ毛や毛玉ができやすいという問題があります。また切れ毛や毛玉だけでなく、洋服を着せると洋服の中が蒸れやすい状態になるのも、犬に洋服を着せることの問題点のようです。

毛玉も肌の蒸れも皮膚病を誘発する原因になるものです。できるだけ肌にストレスを感じさせないように洋服を着せてあげたいものですね。

ヨークシャー・テリアに洋服を着せる時は、着せっぱなしにしないことが大切です。家の中に必ず1部屋は室温管理ができていて、洋服を着ないで過ごすことができる場所を用意してあげましょう。また洋服を脱がせたあとはブラッシングをして被毛の手入れをしてあげるとよいしょう。

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まとめ

ヨークシャー・テリアに洋服を着せることについて色々と調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

動きが活発なヨークシャー・テリアの洋服は、できるだけストレッチの効いた伸縮性にある素材でできたものがよいといわれています。また首の周りは少し余裕があるくらいのサイズの方が、違和感がなく着られるようですね。

最近では犬の洋服も専門店だけでなくペットショップなどでも、気軽に豊富なデザインの中から選ぶことができるようになりました。ついつい可愛い洋服に目がいってしまいがちですが、あまり過度な装飾は犬の動きを妨げてしまうので注意が必要です。

犬にお洒落をさせる時は装飾が犬の動きの妨げになっていないこと、着ている時に噛み取って誤飲してしまうように位置に装飾がないことをよく確認しましょう。愛犬にとっては着心地がよく、飼い主がちょっぴり楽しめるそんな洋服を選んであげるとよいですね。

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