飼いやすさランキング1位!キャバリアの飼いやすさについて

名前の由来にもなるほどチャールズ1世、2世に溺愛されていたことでも知られるキャバリア。特にチャールズ2世はこの犬の魅力に夢中になり、国務にも影響が出てしまうほどだったとか。今も飼いやすい犬として名前があがることが多い犬種ですね。今回はそんなキャバリアの飼いやすさについて調べてみました。

 

キャバリアの性格は?

キャバリアの正式名称はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルといいます。現在のキャバリアの前身になるキング・チャールズ・スパニエルは、18世紀のイギリスのチャールズ2世に溺愛されていたことからその名前が付きました。

この頃のキング・チャールズ・スパニエルは現在のキャバリアに近い姿をしていたといわれています。その後イギリスでは鼻の短いスパニエルの人気が高くなり、キャバリアよりも鼻の短いキング・チャールズ・スパニエルの姿が作られていきました。しかし鼾がうるさいや病気がちであることなどから、以前のような人気を失ってしまったそうです。

その後アメリカの富豪ロズウェル・エルドリッジが、チャールズ2世が愛した鼻の尖ったスパニエルの復活に巨額の賞金を懸けたことにより、現在の鼻の尖ったキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが生まれることになります。

キャバリアとは中世の騎士という意味があり、騎士道精神を持った女性への礼節を忘れない男性という意味もあるそうです。そんな立派な名前を持つキャバリアはその名前に恥じない、家庭でペットとして飼うには最適な性格をしているといわれています。

とても明るく陽気な性格をしていて人や他の動物に対して友好的な性格をしています。小さなお子さんのいるご家庭や、すでに先住のペットがいるようなご家庭でも飼いやすい犬種だといわれています。

無駄吠えや噛み癖などもつきにくく室内では穏やかに過ごすことが多いため、マンションなどの集合住宅でも飼いやすい犬種です。その反面散歩などで屋外へ出ると活発で好奇心旺盛な面を見せてくれるようです。

飼い主が大好きで深い愛情を示してくれるので初心者にも飼いやすい犬種ですが、やや寂しがり屋な面があり長時間の留守番は苦手なようですね。また争うことが苦手で攻撃性がなく見知らぬ人に自分からスキンシップを求めるようなところがあるため、番犬にはあまり向いていないといわれています。

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キャバリアのしつけはしやすい?

キャバリアが飼いやすいといわれている理由は性格だけはありません。キャバリアは賢くしつけがしやすいというもの理由の1つのようです。

賢く素直な性格をしているキャバリアは早い時期からしつけをおこなうと、初めて犬を飼う方でもしつけやすいといわれています。飼い主に対して愛情深いキャバリのしつけは叱って教えるよりも、できたことをうんと褒めて伸ばすしつけが向いているようですね。

好奇心旺盛で遊び好きなので、しつけにも遊びの要素を取り入れるのはよい方法だといわれています。お気に入りのおもちゃを使うと、トイレやハウスのしつけもしやすいようです。

またキャバリアの素晴らしい特徴の1つである社交性をうまく引き出してあげるためには、小さいころから多くの人や他の動物と触れ合う機会を持つことがよいといわれています。せっかく陽気で明るく誰にでも愛されるキャバリを飼うならば、キャバリアのよい面を引き出せるしつけをしてあげるとよいですね。

 

キャバリアの臭いと抜け毛は?

キャバリアは性格的にもしつけの面でも飼いやすい犬種のようですね。しかし気になるのは抜け毛ではないでしょうか?キャバリアは小型犬のなかでも抜け毛の量が多い犬種に入るようです。キャバリアの抜け毛が多い理由はキャバリアの被毛の構造によるところが大きいようです。

キャバリアはダブルコートという毛の構造をしています。ダブルコートは上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造となっており、下毛が抜け替わることによって季節にあった体温調整をしているといわれています。そのため春から夏にかけてと秋から冬にかけて換毛期と呼ばれる毛の抜け変わりの時期があり、この時期はかなり多くの抜け毛があります。

キャバリアの被毛は絹のように細く絡みやすい毛質をしているので、毛玉もできやすいようです。抜け毛の対策にあわせて毎日のブラッシングと定期的なシャンプーはしてあげたいところですね。

また室内で犬を飼育する時に抜け毛とあわせて気になることは、犬の臭いではないでしょうか?キャバリアの臭いはどうなのでしょうか?キャバリアの臭いの強弱は個体差が大きいようですね。臭いが気にならない犬から、触っただけで手に臭いがついてしまうような犬までいるようです。キャバリアの臭いの1番の原因はチャームポイントでもある垂れ耳のようです。

垂れ耳の犬種は立耳の犬種よりも耳の中が蒸れやすく、耳の中に耳垢が溜まりやすい構造になっています。耳からの臭いの原因はこの黒くベタッとした耳垢です。耳垢は臭いの原因になるだけでなく外耳炎を誘発する可能性があります。キャバリアの場合は臭いの対策のためにも外耳炎の予防のためにも、週に1度から2度の耳掃除が必要なようですね。

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キャバリアのかかりやすい病気は?

キャバリアを飼う時に1番心配なことが病気のことではないでしょうか?さまざまな犬種との掛け合わせや、近親交配などの歴史を持つキャバリアは心臓病にかかりやすいことで知られていますね。

ペットの医療費には公的な保険がないので、病気にかかりやすいかどうかは飼いやすさの大切な目安です。キャバリアがかかりやすいといわれている病気は次のようになります。

僧帽弁閉鎖不全症

キャバリアは4歳を過ぎると60%が心疾患を発症するというデータがあるほど、心疾患には注意が必要な犬種です。なかでも僧帽弁閉鎖不全症を発症するケースが多いようです。

僧帽弁閉鎖不全症とは心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が変性し閉まらなくなってしまうことで、左心室から左心房への血液が逆流してしまう病気です。若年の犬よりも老齢の犬での発症率が高い病気です。

初期の症状はあまりなく健康診断などで発見されることが多いようですが、進行してくると散歩や夜中などに咳が出る、疲れやすい、運動を嫌がるなどの症状がみられるようになります。重度になると肺水腫を引き起こし呼吸困難になることもあるそうです。

現在は根治させる治療法がなく症状の緩和と病気の進行を抑えるため、投薬や運動制限、食事療法による体重管理など内科的な治療が主になります。1度発症すると生涯にわたって経過観察や投薬などの治療が必要になる病気です。

白内障

キャバリアは大きくやや出っ張った目をしているため、散歩中の草や枝などで目を傷つけてしまうことも多く、結膜炎や角膜ジストロフィーなど、目の病気には注意が必要なようです。

なかでも白内障には注意が必要なようです。白内障は眼球内にある水晶体が白く濁った状態になる病気です。水晶体の濁りによって光が遮られ灰色から黒の点が現れます。症状としては瞳孔の奥が白く変色して見える、家具などにぶつかりやすくなるなどです。

病気からの併発も多い病気なので白内障にかかった場合は、糖尿病、低カルシウム血症、ぶどう膜炎などの病気にかかっている可能性も考えられるようです。

膝蓋骨脱臼

キャバリアのような小型犬に発症することが多い病気です。

後ろ足の膝蓋骨(膝のおさら)が脱臼(ずれたり外れたり)してしまう病気です。骨や筋肉の形成異常で起こるような場合は先天性、高いところから落ちるなどがきっかけで発症する場合は後天性といいます。

症状としてはスキップのような歩き方をする、脱臼した足をかばい3本の足で歩く、つま先立ちのような歩き方をする、膝が腫れている、歩きたがらない、立ち上がりにくそうにするなどがあります。

治療法としては膝蓋骨を正常な位置に戻す手術を受けるのですが、あまり病気が進行してしまうと骨が変形してしまい、手術に適さない状態になってしまうことがあります。そのため早期発見、早期手術が必要になる病気です。

キャバリアの飼育費用は?

キャバリアの場合は病気のところでもご紹介しとおり心疾患に注意が必要な犬種です。先天性の心疾患の場合は若年からの発症も考えられ、1度発症すると生涯薬を飲み続けなければなりません。医療費については他の犬種よりも備えが必要な犬種だといえるでしょう。

しかしエサ代についてはそれほど多くの量を食べるわけではないのでおおよそ1ヶ月2千円前後で済むようです。また生活を始めるにあたって用意するトイレやケージなどの生活用品も、大きなものを用意する必要がないので大型犬などと比べると安く済むようです。

またキャバリアの絹のような被毛を美しく保つためには、定期的なトリミングが必要なようですね。トリミングの頻度は1ヶ月~2ヶ月に1度くらいといわれていて、付けるオプションなどによって変わってきますが、シャンプーだけならおおよそ4千円前後でカットを加えると5千円~6千円が相場といわれています。

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まとめ

キャバリアの飼いやすさについて実際に生活をすることを考えて、色々と調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

キャバリアは中世のイギリスでは癒しのスパニエルと呼ばれていました。主人の膝や足元で自分の体温を使って主人を温め、ノミやダニなどから主人を守っていたといわれていますね。人とともに生活し愛されてきた長い歴史からも、キャバリアが人とともに生活するに適した犬種だということがわかります。

性格的にもしつけの面でも最高のパートナーとなってくれるキャバリアですが、先天性の心疾患を持っている犬が多くやや短命な傾向があることが気になるところでしょう。

キャバリアを飼う時は見た目だけでなく、両親の健康状態や血統をしっかりと確認してから、できるだけ健全な子犬を迎えるようにしたいですね。また心疾患は早期の発見であるほど症状をおさえやすいといわれています。キャバリアの場合は子犬を迎えた時から、定期的に心臓の検査を受けるとよいですね。

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