どのカラーも個性豊かで魅力的なキャバリアのカラーについて

優しげな瞳と上品な飾り毛の付いた垂れ耳が柔らかな雰囲気を醸し出しているキャバリア。チャールズ1世、2世に深く愛された豪奢な歴史を持つ犬種ですね。そんなキャバリアの魅力の1つがそれぞれに物語があるとまで言われる個性豊かなカラーです。今回は魅力たっぷりのキャバリアの被毛のカラーについて調べてみました。

 

キャバリアの被毛の特徴は?

キャバリアの被毛はダブルコートと呼ばれる構造になっています。ダブルコートの被毛は上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造となっており、寒冷地で育種改良された犬が多く、下毛が抜け替わることによって季節にあった体温調整をしています。

そのためキャバリアは小型犬のなかでも抜け毛の多い犬種だといわれています。換毛期はもちろん1年を通じて抜け毛があるようなので、キャバリアを飼う時は抜け毛の対策は考えておく必要があるようですね。

外見的な特徴ですが、ほどよい長さで絹のように細くしなやかな被毛に覆われています。子犬の頃はあまり目立ちませんが、成長とともに耳や胸、足先、尻尾に優雅な飾り毛が生えてきます。生えそろうまでにはやや時間がかかるようですね。

また軽くウェーブのかかった毛質とまっすぐで光沢のあるストレートの毛質の2つのタイプがあり、カラーバリエーションとあわせるて1頭1頭に個性のある表情を作り出しています。

素材dog-806883_640
 

キャバリアのスタンダードカラーは?

キャバリアの日本でのスタンダードカラーについて、一般社団法人・ジャパンケネルクラブ(JKC)ではどのように定められているのでしょうか?

キャバリアの公認のカラーはブラック&タン、ルビー、ブレンハイム、トライカラーの4色になります。ルビーやブラック&タンのようなホール・カラーと呼ばれる全体が有色のカラーについては、白斑が入ることは好ましくないとされていて、ルビーやブラック&タンにホワイトカラーが混ざるものはミスカラーとされています。

またトライカラーもブラック&ホワイト&タンの3色以外の組み合わせは、極めて好ましくないとされています。

 

スタンダードカラーのご紹介

キャバリアはもともとは1つ1つのカラーが別の犬種だったといわれるほど、それぞれのカラーに特徴と歴史があるようです。ここでは1つ1つのカラーの特徴などをご紹介しましょう。

ブラック&タン

一般社団法人・ジャパンケネルクラブではブラック&タンの規定は、両目の上、両頬、耳の裏、胸、足、尻尾の裏が明るいタンのタン・マーキングされていなければならないとされています。

ブラック&タンカラーはピレーメという犬種の影響を大きく受けているといわれています。カラーとしては前に書いているとおり白斑が入ることは好まれず、タンの色味は明るい色調でなければならないとされています。

キャバリアはイギリス国王、特にチャールズ1世と2世に愛された犬種であることは有名ですが、国王の犬の多くがこのブラック&タンだったといわれており、そこからキャバリアの場合はブラック&タンのことを別名キング・チャールズと呼ぶようです。

犬_素材

ルビー

ブラック&タンと同様に全身が有色のホール・カラーになります。他の犬種ではレッドといわれるカラーと同系のカラーで、一説には王侯貴族に愛されたキャバリはレッドをより尊く表記するために、赤い宝石であるルビーに置き換えたといわれています。

一般社団法人・ジャパンケネルクラブではルビーについては、全身明るいレッドであることと決められており、白斑や他のカラーが混ざることは認められていません。

ブレンハイム

イギリスのチャールズ2世がキャバリアのもっとも有力な支持者であったことはよく知られていますが、チャールズ2世の死後キャバリアの最大の支持者となったのがマルボロ侯爵でした。

マルボロ侯爵は国王とは異なりブラック&タンではなく、ホワイトカラーにレッドカラーの斑が入るキャバリを好んだことから、このカラーを彼の領地名にちなんでブレンハイムと呼ぶようになりました。

一般社団法人・ジャパンケネルクラブでのブレンハイについては、パーリー・ホワイトの地に鮮やかなチェスナットのマーキングが綺麗に分布されているものと規定されています。特に頭部の分布は均等であることが好まれ、耳の間に綺麗なひし形の班ができることが大変価値があるとされ、このひし形の斑をロザンジュと呼びます。

犬_素材

トライカラー

ブラック&タンがキング・チャールズの別名を持つように、トライカラーはプリンス・チャールズの別名を持っています。

前にも書いているとおり、キャバリアのトライカラーは他の犬種とは異なりカラーの組み合わせが決まっています。ブラック&ホワイト&タンの3色で、ホワイトとブラックの境目がはっきりとした状態で全身に分布していることが良いとされています。

タン・マーキングの出方はブラック&タンと同じで、両目の上、両頬、耳の裏、足の内側、尻尾の裏にマーキングされていることとなっています。

 

まとめ

キャバリアのカラーについて色々と調べてきましたがいかがでしたか?

キャバリアは長くイギリスの王室に愛された豪奢な歴史を持つ犬種なだけに、レッドがルビーと呼ばれていたりとカラーそれぞれに来歴があるのが素晴らしいですね。カラーの別名にキング・チャールズやプリンス・チャールズなど王族の名前が付けられているのも、キャバリアならではでしょう。

さすがはナイトの称号を持つ犬種キャバリア・キング・チャールス・スパニエルですね。

関連記事