2017年2月10日更新

愛犬家には嬉しい!NYの法案がまもなく実施

おかもとてつへい



ドッグマナー

自称犬の写真家(笑)/ NPO法人日本ドッグマナー協会 / 一般社団法人ペットライフデザイン協会 愛玩動物救命士 モラキジドッグは愛犬(モモ、ララ、キキ、ジジ)の頭文字からです。 犬同伴可の焼肉店で手作りフードでキャリアを積み、飼い主さんと愛犬の(ドッグマナーとペットライフ)共生の為に尽力しております。自社Webサイトコンテンツ制作や他社Webサイトも制作。

 

世界有数の愛犬国であるアメリカ。
昨年の10月にニューヨークで愛犬家には嬉しいとある法案が可決されました。

 

どんな法案?

「Dining with Dogs(犬と食事)」というこの法案。
アメリカ・ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が昨年の10月に法案に署名したものです。

米ニューヨーク市保健当局は15日、飲食店の屋外テーブルに飼い犬を同席させることを認める新規則を発表した。屋外の飲食エリアにおける同伴犬の扱いを自治体単位で決定することを認める州法が昨年可決されたのを受けたもの。

出典:ロイター | 経済、株価、ビジネス、政治ニュース

いままでNYって犬と食事できなかったの?

愛犬国としても知られるアメリカ。
この法案の内容だけ聞くと今まで犬が入れるお店はなかったの?なんて思います。
もちろん日本と同じように、これまでにも犬と入れるカフェや、テラスならOKというお店はありました。
ではなぜ今になって法案ができたのでしょうか?

実はこれ、「州」の法案なのです。
つまり、ニューヨークにあるすべての飲食店が対象なのです。

今までワンコと一緒に入れなかったいろいろなお店に、
(テラスだけのお店もありますが)一緒に入って食事ができるようになります。
この法案について、ニューヨーク市民は賛成派と反対派とで大きく意見が分かれているのだそう。

 

メリット

もちろんこの法案にはたくさんのメリットがあります。

ワンちゃんと一緒に食事ができる

もうそのままです。お気に入りのお店に「家族全員」で行くことができるようになります。
これは愛犬家にとっては何より嬉しいこと!
ワンちゃんだって家族の一員です。
家族で外食に出かける時、いままで悲しい顔でお留守番をしていたワンコも、一緒に美味しい時間を楽しめます。

愛犬の事故が防げる

日本でも真夏に、買い物中、車中で待っていた子供が熱中症に…なんて悲しいニュースがあります。
ワンコも車で一緒に来たけれど、中には入れないから車でお留守番しててなんて、誰しもが経験したことがあるはず。
ワンちゃんも人ともちろん同じで、人間が食事している間暑い車内で待っていたら…最悪の場合も考えられます。
また一緒に食事に出かけることができるので、家でお留守番をする時間が減り、誤飲や感電などの事故の可能性を下げることができます。

顧客数、客単価のアップ

もちろんお店側にもメリットがあります。
今まで外食をしなかったワンコ連れの方が来店したり、ワンちゃん用のメニューの分、売り上げもあがります。
1メニューの単価は低くても、多くのお客さんがワンコのメニューも注文した場合、とても大きなプラスになります。

デメリット

ここまではメリットをご紹介しました。
愛犬家にとっては嬉しいことばかりの嬉しい法案です。
けれどこの法案だって、もちろんデメリットもあるんです。

衛生面

食事をする場所に生き物を同伴させるということで、ニューヨーク市保健当局も懸念しているそう。

  • 犬用の食器は人と同じスポンジで洗うの?
  • 地面を歩いた犬が椅子に座ったら汚いのでは? などなど。

また、同伴する犬は飼育認可済みかつ狂犬病ワクチンの接種が完了している必要があります。
お店側に書面での確認義務はありませんが、すべての飼い主さんが100%守れるのか…といった疑問もあります。

アレルギーや犬が苦手な方

犬アレルギーのため、体質的に一緒の空間にいることが難しい方。
ワンコがあまり得意ではない方などなど。
ニューヨークはもちろん、世界中、公共の場を利用する方は愛犬家だけではありません。
そのため「犬が入れるおかげでくるお客さん」もいれば、
「犬が入れるおかげでこなくなるお客さん」もいます。

訴訟大国、アメリカ

アメリカは訴訟大国とも言われ、民事訴訟件数が年間1800万件と日本の7倍以上です。
自分でこぼしたコーヒーで火傷した場合でも、お店に訴訟を起こしてしまうような事例もあります。
隣の席の犬に吠えられて不快だ、大型犬が怖くて入れない、なんて
訴訟のきっかけになりそうな事がたくさん起こりそうです。

まとめ

この法案は4月中旬の実施を予定しているそう。
ちょうど気温も暖かくなり、外出やテラス席での食事が増える頃です。
残念ながら日本での実施には課題がたくさんあり、今のところ同じような法案が実施される見込みはありません。
けれど飼い主さん一人一人のマナー向上で、デメリット派の人々の理解も深まれば
日本での実現への第一歩になるかもしれませんね。

 
 

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