2017年1月18日更新

【動物看護師が徹底解説!】静電気の季節!犬や猫になにか影響はある?

冬、というと思い出すものはなんですか?寒さや乾燥、静電気・・・。静電気と聞くと、嫌な感情を抱く人は多いです。パチンとゴムではじかれたような感覚が好きだと言える人はそうそういないでしょう。

そんな静電気、実は犬や猫の被毛に触れるときも起きやすく、どうにかして!と思っていませんか?静電気が起こって嫌な思いをするのは、犬猫も同じなのです。

そもそも静電気って?

物と物がこすれた摩擦で、静電気が帯電(電気が放出されずにたまること)し、放電(電気が放出されること)されるとあのパチッという嫌な痛みが走ります。

通常は空気の中の水分(湿気)に反応して自然に放電されるものが、冬になると空気が乾燥するので逃げ場がなく、ずっと犬や猫の被毛にたまったままになってしまいます。人間の体は水分が多いので、その水分に反応して放電してしまうのです。この痛みは人間だけではなく、犬猫も感じています。触る度にパチパチ痛みが走ると触られることが不快になってしまう犬猫もいます。お互いのためにも、冬の静電気対策はしておいた方が良さそうですね。

よかれと思っていたものが原因だった?

犬猫のブラッシングを日課にしていらっしゃる飼い主さんは多いでしょう。しかし、乾燥した空気の中でのブラッシングは危険です。ブラッシングは帯電する原因を作っていますから、ブラッシングのあとに背中を一撫で・・・と思ったら、パチパチと電気が走るでしょう。

特に猫は痛みに敏感で、静電気を非常に嫌がりますから、嫌われないためにも対策が必要です。ブラッシングは変わらず毎日行ってほしいのですが、そこにひと手間加えてください。それは、静電気防止スプレーをかけることです。スプレーをかけてブラッシングすることにより、パチパチが抑えられますから、飼い主さんも愛犬、愛猫も嫌な思いをせずに済むでしょう。

ゴミやダニも引き寄せる?

子供のころ、下敷きを頭に当ててこすって、髪の毛を立たせる遊びをしたことはありますか?実は静電気が発生すると、髪の毛が下敷きに付くように、物を引き寄せやすくなります。静電気が発生した犬や猫の被毛には、ハウスダストやアレルゲン、ノミやダニも引き寄せてしまいます。毎日お風呂に入るわけではないですから、常に被毛や皮膚は不潔な状態になってしまいます。アレルギー体質であったり、肌の弱い犬猫は冬になると、突然痒みや荒れなどの症状が現れるようになるのも、このせいかもしれません。

このような症状を起こさないためにも、犬猫の被毛の静電気対策は必須です。電気のパチパチが絶対に嫌なわけじゃないから・・・と思っている飼い主さんも、電気が走る以外にこんな弊害もありますから、対策はきちんと行いましょう。

ポイントは乾燥

静電気防止スプレーをかけることともう一つ、重要な対策があります。それは、部屋の加湿です。寒くなって暖房器具をつけるようになると、外よりもさらに空気が乾燥し、静電気が起こりやすい状態になってしまいます。加湿をして、空気中の水分を増やすことができれば、パチパチが起こることも少なくなるので、スプレーをかけること以上に、部屋の加湿には気を使いましょう。

加湿をすれば、静電気だけでなく、風邪予防になったり、肌がひどく乾燥したりしなくなります。犬猫だけでなく、飼い主さんにもうれしい効果がありますから、是非この冬は頑張って加湿するようにしてくださいね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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