2017年5月18日更新

遊ぶのは大好き!でも暑いのは苦手なパグの散歩についてのまとめ

しわしわの表情豊かな顔が魅力的なパグ。ちょっぴりおじさんのような寝顔や、食べ物にくぎ付けの様子など、見ていて飽きない犬種ですね。遊ぶことが大好きなパグですが散歩は喜んでしてくれるのでしょうか?暑さに弱いパグの夏の散歩はどうしたらよいのでしょう?今回はそんなパグの散歩について調べてみました。

パグに散歩は必要?

「パグには散歩は必要なのか?」という問いに対する答えは「必要です。」ということになります。愛玩犬としての歴史の長いパグは、確かにそれほど多くの運動量を必要とする犬種ではありません。運動量の面だけを考えれば、遊ぶことが好きなパグの性格をうまく生かして、室内でボール遊びや追いかけっこをしてあげるだけで十分にとることができるでしょう。

しかし散歩は運動量を確保するためだけにするものでしょうか?

人にとっての散歩やウォーキングは運動量を確保し健康を維持する以外にも、景色を楽しみ出会う人とコミュニケーションをとることで、心をリフレッシュさせる意味もありますね。犬にとっても散歩は運動量の確保のためだけでなく、さまざまな意味を持っています。パグにとって散歩が必要な理由を考えてみましょう。

素材dog-861141_640

パグに散歩が必要な理由

パグにとって散歩にはどのような意味があるのでしょうか?パグが散歩をすることの意味は主に次のようにいわれています。

ストレスの発散

パグにとって散歩は人の散歩と同様にストレスを発散させてくれるもののようです。

温度管理のきいた部屋の中で大好きな飼い主と一緒に過ごす時間は、パグにとってはもちろん心地よく快適な時間です。しかし安定していて落ち着いた環境は、裏を返すと刺激が少なく退屈な環境でもあるのです。パグにとっての散歩は室内にはない多くの刺激と出会い、心と体をリフレッシュさせるものなのです。

散歩の時間は大好きな飼い主を独占できることも、パグにとってはストレスの解消になるようですね。室内で落ち着きなく動き回ったり、怒りっぽくなっているような時はストレスがたまっている可能性があります。

そんな時は外の気温が心地よい時間帯を選んで散歩へ連れて行ってあげるとよいですね。

適度な刺激で脳を活性化

最近では人でも認知症の予防のために散歩を取り入れることが推奨されていますね。同じことを繰り返す室内だけの生活だと、脳はあまり活発に活動することが無く少しずつ機能が低下していってしまうようです。

散歩は同じところを歩いていてもいつも違う色や音、臭いなど、五感を刺激するものに多く出会うことができます。そのため散歩をすると脳が活性化されるといわれています。

犬にとっても同じことで、散歩をうまく取り入れた生活を送ってきた犬より、散歩をせずに室内だけで生活してきた犬の方が、年を取った時に痴呆になりやすいようです。年をとっても健康で元気でいてもらうためには、散歩をうまく取り入れて適度な刺激を脳に与えてあげる必要があるようですね。

日光浴

犬も人間と同様に太陽の紫外線を浴びることで、体内でビタミンDを生成します。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けることで知られています。骨や関節の病気にも注意が必要なパグにとってカルシウムは効率よく吸収したい栄養素の1つですね。

またビタミンDにはカルシウムの吸収をよくするだけでなく、殺菌作用にも効果があり皮膚病の予防にもよいといわれています。パグは肌が弱く皮膚疾患になりやすい犬種です。特にしわの間は皮膚が蒸れたり、擦れたり、汚れやフケなども溜まりやすいため、皮膚病を発症しやすくまた治りにくいといわれています。

強い日差しは短頭種のパグにとっては熱中症や皮膚癌などの心配があるで避けなければなりませんが、春や秋などの気候のよい時期には洋服を脱いで肌に日差しを浴びながら散歩をしてあげると、骨を強くし皮膚を清潔に保つことができるようですね。

他の犬や家族以外の人とのコミュニケーション

愛玩犬として長く人とともに生活してきたパグはとても人懐っこくて、他の動物とも友好的な性格をしているといわれています。人懐っこく友好的なところはパグの魅力的な部分でもありますが、室内で飼い主や家族だけと生活していて身につくものではないようです。

パグの人なつっこさや、他の犬との友好性を引き出すためには、小さな時期から家族以外の人や他の動物と触れ合う機会を上手に作ってあげることが必要なようです。散歩は飼い主が側にいて愛犬をコントロールしながら、見知らぬ人や他の犬と触れ合う絶好の機会です。

ワクチンの接種が済む4ヶ月辺りから、積極的に散歩へ連れて行ってあげて、上手に人や犬とのコミュニケーションの方法を教えてあげるとよいですね。

素材_shutterstock_291366677

パグに必要な散歩の目安は?

パグは運動量の面ではそれほど多くの時間を使って運動をさせる必要はないようです。パグのような鼻の短い短頭種は、鼻の長い他の犬種と比べて呼吸がしにくい構造になっています。そのため心拍数が上がるような激しい運動をしてしまうと、息が上がりやすく場合によっては吐き戻してしまうようなこともあるようです。

パグは飼い主と遊ぶことが大好きなので、室内でボール遊びや追いかけっこをしてあげるだけで運動量としては十分に足りてしまうといわれています。運動のために必ず散歩をしなければならない犬種ではないパグの場合は、外の天候や気候にあわせて無理のない範囲での散歩を心がけるとよいですね。

それでもなかには散歩が大好きで雨でも外へ出かけたがる犬もいるでしょう。パグの散歩の目安は1日2回から3回、1回の時間はおおよそ20分から30分で様子を見るのがよいようです。

犬の様子にあわせて体に負担のない範囲での散歩が、パグにはちょうど良い散歩の頻度となるようです。

夏は要注意!季節にあわせて時間を調整

鼻が短く体高が低いパグにとっての大敵は暑さによる熱中症ですね。近年の気温の上昇から、毎年軽視できない頭数のパグが熱中症で命を落としているようです。熱中症とは体温をうまくコントロールすることができなくなり、体温が急激に上昇してしまう病気で、初期の症状としてはよだれが大量に出る、ふらつく、嘔吐や下痢、目や口の粘膜の充血などがみられます。

汗による体温調整ができない犬は本来はパンティングによって体温を低下させるのですが、鼻の短い短頭種であるパグの場合は鼻の長い犬種よりもパンティングでの体温の低下が難しく、発症してしまうと急激に重症化するケースが多いようです。

夏は熱中症を予防するためにも、気温が高い時間帯はできる限り温度管理の行き届いた室内で過ごさせてあげるとよいですね。散歩の時間は直射日光と地面からの照り返しを避けるために、地面が熱を持つ前の午前5時~6時くらい、夕方は地面の熱がしっかりと抜けているのを確認してから散歩をするとよいでしょう。

気温の低い早朝や夜遅くを選んで散歩に出ても、パグの場合は帰ってくると息が上がってしまうようなことが多いようです。夏の散歩の時はクールベストやクールバンダナなど、体を冷やすアイテムをうまく利用して体温を下げる工夫をしてあげましょう。それでも家に帰ってきて息苦しそうにしているようならば、お腹や足、首回りを水で冷やしてクールダウンさせてあげるとよいでしょう。

夏の暑さに弱いパグですが、では冬の寒さに強いかというとそういうわけでもないようです。夏のように温度管理に気を配らなければならないわけではありませんが、寒さに震えているのを無理に散歩へ連れ出す必要もありませんね。冬は寒さがやわらぐ昼間の温かい時間を選んで散歩をしてあげるとよいでしょう。温かい室内で過ごしている場合は、外との温度差が体の負担になることも考えられますので、防寒のための洋服を着せてあげるとよいようです。

パグの場合は季節にあわせて散歩へ出る時間、回数、1回の長さを調整して、体に負担のないように気を付けてあげるとよいですね。

犬_素材

まとめ

パグの散歩についていろいろと調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

パグはとても食いしん坊な犬が多く、散歩中拾い食いの癖がなかなか抜けない犬が多いようです。心ない人の手によって置かれた毒入りの食物を拾い食いしてしまい、犬が死亡する痛ましい事件も後を絶ちません。できる限り散歩中の拾い食いは気を付けてあげたいところです。

パグが拾い食いをするのは食いしん坊だからというだけではありません。犬が拾い食いをするのは本能的なもので、落ちている物が何なのかを確かめるために臭いをかぐのと同じように、口に入れて確かめようとする行為だといわれています。本能に根付いた行為であるために、拾い食いのしつけには根気がいることが多いようですね。

拾い食いをしつける時に必要なことは、飼い主が犬よりも先に犬が興味を引きそうなものを見つけることです。犬よりも先に飼い主が見つけることで、犬が興味を示し始めたタイミングでリードを引いていけないことを教えてあげることができます。「いけない」の指示で興味を示さずに通りぬけることができたら、その場で好物のオヤツを少しあげて十分に褒めてあげましょう。

これを繰り返すと次第に興味のあるものを見つけると、「いいですか?」と飼い主にアイコンタクトをとってくるようになります。アイコンタクトをとってくるようになったら、今度は犬のアイコンタクトを見逃さずに「いけない」といってその場でご褒美のオヤツをあげましょう。

体重コントロールが必要なパグの場合、オヤツのあげ過ぎも気になるところですね。オヤツを低カロリーの小さな物にしたり、食い付きのよいドッグフードにして食事の量を少し減らしたり、ご褒美にも工夫をしてあげるとよいですね。

ペット生活

ペット生活

編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

関連記事

楽しく散歩をさせたい!パグの散歩に適しているのは首輪?それともハーネス?

小柄ながら短頭種らしいがっしりとした太い首をしているパグ。なかなかぴったりとした首輪を見つけるのが難しいようです。そんなパグと散歩に出かける時に気になるのが、リードを付けるのは首輪がいいのか……

パグ

パグの寿命ってどのくらい?長く元気でいるためにはどうしたらよい?

クシャとつぶれた上向きの鼻と、小さく垂れた耳がユーモラスな表情を見せるパグ。日本でも人気の高い犬種ですね。近年は犬の健康への関心の高まりとともに犬の寿命は延び、高齢化が進んでいるといわれてい……

パグ

短毛だけど意外と抜けるパグの抜け毛対策とブラッシングの方法

短毛のパグですが意外と抜け毛が多くて困っている飼い主の方多いようですね。インターネット上でも「どこからそんなに抜けたの?」といいたくなるような画像や動画が多くアップされています。今回はそんな……

犬のブラッシング

パグの病気〜獣医師が解説するパグのかかりやすい病気〜

どことなくコミカルな、愛嬌のある表情のパグ。がっしりとしながらもコンパクトな体で軽やかに歩き回る姿が魅力的な愛玩犬として、国内外で人気の犬種です。そんなパグと生活していると、いびきが気になっ……

パグ

【ペットシッターが解説】パグとの暮らしで注意すること

パグの性格と性質 性格 パグは、その独特な大きくて丸い頭、つぶれた鼻、しわくちゃの顔で愛嬌ある表情から、愛される人気の犬種です。落ち着きもあるので、子どもや高齢の方がいる家庭でも飼い……

パグ

ブラックとフォーンだけじゃない!パグのカラーについて

しわしわの顔とちっちゃな垂れ耳がなんともキュートなパグ。ちょっと人間臭い表情豊かなところが魅力ですね。日本ではパグのカラーとして人気が高いのはフォーンとブラックですが、実はパグのカラーは2色……

パグ

腹時計もばっちり!肥満に注意が必要なパグのエサの量について

額に刻まれた深いしわがいつも困ったような顔に見えるパグ。食べることが大好きで時間がくると「頂戴!」と催促する犬もいるとか。エサをしっかりと食べてくれることはよいことですが、太りやすい体質なの……

犬の食事の基礎

パグ☆パグ♪パグ!オススメパグブログ 7選

根強い人気のあるパグ。なんと言っても愛嬌のあるお顔と、小さめな体が可愛いですよね。今回はおとぼけ感たっぷりのパグ達の生活を見られる大人気ブログをご紹介します!!もしあなたの気分が落ち込んでい……

パグ

ブリーダーからパグをお迎えする時の選び方、メリットは?

まん丸の目としわのある顔、つぶれた感じがとても可愛らしいパグ。小型で家庭でも飼いやすいですし、欲しい!という方も多いのではないでしょうか? 中国が原産で、中国ではもちろん、チベットやオ……

パグ

パグの里親になる方法とは?パグの里親を探す方法とは?

ちょっとお笑いのどろぼう役のような鼻の周りの黒い柄が愛嬌のある白パグ、物思わしげな表情でじっと見つめる黒パグ。大きな目と垂れた小さな耳、くるっと巻いた尻尾が愛嬌たっぷり。そんなパグの里親にな……

犬・小犬の里親になる

チャームポイントのしわが臭う?気になるパグの体臭ついて

パグのチャームポイントといえば困ったようにも見えるしわくちゃの顔ですね。しわが作り出す表情がどこか人間味があってみる人を虜にしてしまうようです。でもこのチャームポイントのしわが、実はパグの臭……

パグ

【動物看護師が解説】パグにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

まん丸でシワシワな顔、大きな瞳に、笑うと顔いっぱいに広がる口角。短頭種好きの飼い主さんにはとても人気のある犬種です。体の被毛は短く、トリミングの必要がなさそうにみえますが、実際のところはどう……

犬のトリミング

可愛い洋服から厳ついものまで何でも着こなすパグに洋服は必要?

ブラックマスクと大きな瞳が、漫画に出てくるドロボーのようでユーモラスなパグ。表情豊かでどこか人間臭さを感じさせる仕草がパグファンを引き付けて離さない魅力のようですね。そんなパグはどんな洋服を……

パグ

パグの性格や飼うときの注意点をまとめました!

パグの性格 性格は穏やかで攻撃的になる事は滅多にありません。反面、自立心旺盛で断固とした態度を見せることがあります。 パグのかかりやすい病気 気になる遺伝性疾患ですが、膝蓋骨脱臼、……

犬の習性

小さくても盛りだくさん!歴史の深いパグの魅力って何?

短くつぶれた鼻、しわの多い顔、短い足にがっしりとした胴体、ちょっと離れた大きな目、ちょっぴり困ったようなコミカルな表情が魅力的なパグ。長い間チベットの僧侶の間で愛され、顔のしわの形から「皇の……

パグ