2016年12月18日更新

猫を飼いたい?忙しいあなたがクリアするべき必要条件とは

後藤大介



獣医師

 

猫を飼いたいけれど、忙しくてお世話ができないから……なんて考えている人も多いのではないでしょうか。犬に比べて散歩が必要なく、比較的お世話にかける時間が少なくて済む猫ですが、やはりしっかりお世話ができない人は飼わないようにしましょう。ここでは、そんな忙しいあなたに最低限満たしてほしい条件を上げてみます。以下の条件を満たしていれば、忙しくても猫を飼うことを考えてみてもいいと思いますよ。

 

気持ちが大切!猫に合わせた生活を送る覚悟

エキゾチックショートヘアー_猫_素材

10年以上飼う覚悟がある

猫の平均寿命は約15年。中には20年以上生きる子もいます。それくらい長生きする動物だということを理解して、寿命までかわいがって飼える自信がある人でないと猫は飼うことはできません。今欲しいという人は、10年後の想像をしてみて、一緒にいる自信がないならやめておいた方がいいでしょう。

基本的には毎日家に帰る

これはお世話の基本ですね。一人暮らしの人で、家に帰らないことが多いという人はやめておいた方がいいでしょう。ただし、猫を飼い始めたら毎日帰るようにできるなら考えてもいいと思います。何か特別な事情があるときだけ、帰れない日があるというくらいなら大丈夫だと思います。

お酒に酔っぱらって絡まない

猫は酔っ払いが嫌いです。お酒のにおいも酔っ払いの雰囲気も嫌いです。お酒は飲んでもいいですが、飲んで絡んだりする人は猫ちゃんのストレスになるのでやめた方がいいでしょう。もちろん、お酒を飲んだら暴力的になる人もやめておいてください。

一緒に住むためには飼うためにお部屋を準備

素材_shutterstock_225198382

猫の飼育OKな住居

これは当然ですが、猫を飼うならペット可の家に住んでいる必要があります。内緒で飼っている人もいるようですが、もしバレると高額な費用を請求されますので、ペット不可のマンションなどに住んでいる場合はやめたほうがいいでしょう。

部屋をしっかり片付けることができる

猫を飼っていると、ひもやおもちゃ、中毒物質を飲み込んでしまう事故を起こす可能性があります。最悪、腸閉そくや中毒で手術が必要になったり、亡くなってしまうこともあります。猫が食べてしまいそうなものはしっかり片付けられる、整理整頓をしっかりできる必要はありますね。

猫のプライベートスペースを作れる

猫は自分がくつろげるスペースが必要です。狭い部屋でも自分の場所を作ってあげてください。猫は平面のスペースより縦のスペースの方が好きなので、キャットタワーなど空間をうまく使ってあげるといいでしょう。

 

経験・経済力・周りの環境も必要

5199d6a732eac842f4ce75d0840f5db1_s

以前猫の世話をしたことがある

小さいころに猫を飼っていたとか、友人の家の猫を世話したことがあれば大丈夫です。猫を触ったことはあるというくらいの場合、いきなり猫を飼うと、飼ってみて初めて分かるということも多く、最悪買えなくなるということも出てきます。猫のお世話をしたことがない人は、まずは知り合いの家で猫と一緒の生活を経験してみるとか、一時的な里親募集の猫ちゃんを試しに飼ってみるということをしてください。

ある程度の経済力がある

猫の飼育には、最低限必要である食費と医療費で年間8万円かかるといわれています。大きな病気をした場合はそれ以上かかります。最低でも月7,000円程度は猫のためにかかると考えて、その余裕がない場合はやめておいた方がいいでしょう。

数日家を空けるときにお世話を頼める人がいる

数日ならペットホテルに預けてもいいので、絶対条件ではないです。ただし、私の経験上、猫のペットホテルのストレスは非常に強いです。数日ご飯を食べない、尿をしない、血尿や下痢、嘔吐を起こすということも珍しくありません。できれば、慣れたお家の環境でご飯やトイレのお世話をしてくれる人がいる方がいいでしょう。

猫を飼うためにクリアする条件は多いが、考えてみる価値あり

素材_shutterstock_185490167
猫を飼うためにクリアする条件、結構たくさんありますね。ただし、いろいろ犠牲にしても猫を飼うことで得られることもたくさんあります。今は条件に当てはまっていなくても、猫を飼うことで変えられることがあれば飼うことは可能です。猫が欲しいけど忙しいから……とあきらめている人は一度考えてみてもいいかもしれませんね!

 
 

関連カテゴリ