2017年5月18日更新

ブラックとフォーンだけじゃない!パグのカラーについて

ペット生活

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編集部

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しわしわの顔とちっちゃな垂れ耳がなんともキュートなパグ。ちょっと人間臭い表情豊かなところが魅力ですね。日本ではパグのカラーとして人気が高いのはフォーンとブラックですが、実はパグのカラーは2色だけではないのです。今回はあまり知られていないパグの被毛のカラーについていろいろと調べてみました。

 

パグの被毛の特徴は?

パグのカラーについてご紹介するまえに、パグの被毛がどのような特徴をしているのかをご紹介しましょう。

パグは細く柔らかい短毛が密集したように生えた毛質をしています。短毛の犬種に多い固くチクチクとして手触りとは異なり、柔らかく滑らかな手触りをしているようですね。パグは抜け毛の多い犬種としても知られていますが、抜け毛の多い理由は被毛の構造にあるようです。

パグは抜け毛が多いといわれているダブルコートの被毛の構造をしています。ダブルコートの犬種は寒冷地で育種改良された犬種が多いといわれており、下毛が抜け替わることで季節にあわせた体温調整をおこなっています。そのため春から夏にかけてと秋から冬にかけて換毛期があり、下毛が抜け替わるため多くの毛が抜け落ちます。

そのためパグも換毛期には掃除が大変なほどの抜け毛があるようですね。また短毛の犬種は長毛の犬種よりも上毛の抜け変わりが早いため、短毛のパグは換毛期だけでなく1年を通して抜け毛がある犬種のようです。

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パグのスタンダードカラーは?

パグの日本でのスタンダードカラーについて、一般社団法人・ジャパンケネルクラブ(JKC)ではどのように定められているのでしょうか?

パグのスタンダードカラーとして認められているのは、シルバー、アプリコット、フォーン、ブラックの4色です。どの色もはっきりとした色づきのものが好まれるようで、ブラック以外のカラーでは背中に走るブラックのライン(トレース)や、鼻から口、目元にかけてのマスクといわれいるカラーとのコントラストが、はっきりとしていることが重要なようです。

またマズル、マスク、耳、頬の上のほくろ、前足後ろ足の中骨にあたるパスターンに出るサム・マーク、前頭部の班(ダイヤモンド)、トレースがはっきりと黒く、明瞭なマーキングであることがよいとされています。

 

シルバーやアプリコットってどんな色?

日本ではほとんど見かけることがないシルバーやアプリコットとは一体どのようなカラーなのでしょうか?パグのカラーを1つ1つご紹介していきましょう。

フォーン

日本でもっとも多いカラーがこのフォーンですね。フォーンは小鹿色ともいわれていて、全体的に薄い茶色をしたカラーになります。スタンダードカラーのところでも書きましたが、鼻から口、目元までのマスクといわれている部分や、耳が黒く、背中に1本トレースと呼ばれる黒い筋が入る犬が美しいといわれています。

面白いのは頬の上のほくろですね。まるで人間のほくろのようにクルッと丸い黒い点が両頬にあります。そこから髭が生えている様はますます人間臭くて、パグの魅力の1つになっているようです。

ブラック

フォーンやシルバー、アプリコットと比べると比較的新しいカラーです。ブラックカラーのパグを生み出すために、日本の狆との交配がおこなわれたという話しもあり、胸の白い差し色はそのためだともいわれているようです。

まだ安定したカラーではないため、ブラックカラーのパグの中には体格などスタンダードからはかけ離れた犬も多いようですね。綺麗なブラックカラーのパグを生み出すことは、細心の注意を払った交配が必要でなかなか難しいもののようです。

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アプリコット

トイ・プードルのアプリコットと同じようにややオレンジがかった茶色のカラーのことです。フォーンと同様に鼻から口、目元までのマスクといわれている部分や、耳が黒く、背中に1本トレースと呼ばれる黒い筋が入ります。

フォーンと似たカラーですが赤みが入ることでやや暖かい印象を受けるカラーになっています。以前は日本でも繁殖されていてみかけることもあったようですが、現在は日本ではかなりレアなカラーになってしまっているようです。

シルバー

フォーンやアプリコットとは異なり黒っぽいグレーがかったカラーをしています。動くと光を浴びて毛が光るように見えるのが特徴のようですね。

主にアメリカで交配されているカラーですが、アメリカでもとても希少なカラーとなっているようです。

ホワイトはミスカラー?

海外では最近になってホワイトをスタンダードカラーとして認めた国もあるようですが、一般社団法人・ジャパンケネルクラブでは日本のスタンダードカラーとしてホワイトはまだ認められてられておらず、日本においてはミスカラーとなるようです。

ホワイトカラーの犬はカラーブリーディングが難しいところがあるようです。

アルビノという先天性の疾患をご存知でしょうか?アルビノとは先天性の色素欠乏症のことで、生体色素であるメラニンの生合成に関わる遺伝情報が欠損してしまう遺伝性の疾患の1つです。

アルビノが生成できないメラニンは太陽の紫外線を吸収し細胞を守る役目をしている、生き物にとって大切な役割を持つものです。メラニンを生合成できないアルビノの犬の場合は、紫外線から肌を守ることができないため皮膚炎や皮膚がんになりやすく、目も光を吸収することができないため弱視になることが多いようです。

ホワイトカラーの犬の場合はどうしてもより白さを求めた掛け合わせがおこなわれる傾向があります。犬のホワイトカラーはアルビノとは異なるものですが、白さを追求する掛け合わせをおこない続けると、ホワイトの傾向が強く出てしまいアルビノまでは行かないまでも色素の薄い犬が生まれてきてしまいます。

色素が不足している犬は遺伝性の疾患を持っていることがあり、体が弱く短命である危険性があるようです。健全で安定した繁殖を考えるうえで、ホワイトカラーをスタンダードカラーとすることは慎重な対応が必要になるようですね。

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まとめ

パグのカラーについて色々と調べてきましたがいかがでしたか?

パグにブラックやフォーン以外のカラーがあることはあまり知られていませんが、アプリコットは暖かく優しい雰囲気が素敵なカラーですし、対してシルバーはパグにしてはシャープな印象を与える独特なカラーでブラックカラーにはない魅力があります。現在日本では主にブラックとフォーンの繁殖は盛んなようですが、アプリコットやシルバーのパグもみかけるようになるとよいですね。

 
 

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