2017年1月17日更新

【動物看護師が徹底解説!】冬のシャンプーで気をつけることは?ヒートショックは犬猫にも起こりうる?

寒い冬に注意喚起されているヒートショック。特に高齢者や持病のある人がヒートショックで亡くなることが多いですが、人間だけでなく、犬猫も危険だということをご存知ですか?普段何気なくしている行動が、犬猫の体に負担をかけているかもしれません。

ヒートショックとは?

ヒートショックとは寒暖差による血圧の変動が原因で、失神、心筋梗塞、脳梗塞などが起こることをいいます。入浴時のヒートショックは有名な話ですが、家の中の移動や、外出にもリスクを伴います。

人間だけでなく、犬猫にも言えることで、暖房のついた部屋から寒い廊下に出た時、暖かい家から寒い外へ散歩に出る時にもヒートショックを起こす可能性があります。特に心臓病を患っている犬猫やシニア犬猫が命の危険にさらされることがあります。

入浴時に注意すること

ヒートショックと聞くと冬のイメージがあると思いますが、実は1年中その危険性があります。要は温度差がポイントになり、涼しい部屋から移動して熱いお湯でシャンプーをしたりする時にも起こり得ます。ヒートショックが起こる危険な温度差は10度以上といわれているので、夏よりも冬の方が起こりやすいのが現状です。

シニア犬猫のシャンプーは1年を通してぬるめのお湯で行い、ぬるい分湯冷めしやすいので頻繁にお湯をかけるか、よくマッサージをして血流をよくしてあげましょう。心臓病を罹患する犬猫も同じ方法で行いましょう。

廊下や散歩にも注意

暖房のついていない廊下や、散歩で外出するときにも注意が必要です。夏は10度以上の温度差が起こるほど部屋を冷やすことはないのでほぼ問題ありませんが、冬は特に注意すべきです。

部屋は20度、外気温が10度以下となると容易に大きな温度差ができてしまいます。なるべく廊下に行き来するのは控え、散歩の際は防寒するなどの対策をしましょう。一番効果的なのは、散歩に出る数十分前に廊下のドアや窓を開け放ち少しずつ部屋の温度を下げて、外気に体を慣らすことです。 部屋を寒くするのが嫌な場合は、フリースの毛布などに包んで玄関先に出て少しずつ温度に慣らし、10分程度経ったら外へ出ましょう。

面倒でも行うこと

体への負担が目に見えないので、面倒に思えることかもしれませんが、寒暖差による心臓への負担は計り知れません。血圧の上下に負担を感じ始めると、動いていないのに息切れをしたり、座り込んで辛そうにしたり、ひどい場合は外出の度に発作を起こす個体もいます。健康に、長生きをしてほしいと願うのであれば、面倒であっても必ず実行しましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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