2017年5月18日更新

柴犬の飼いやすさについて

ペット生活

ペット生活

編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

 

ピンと立った三角の耳と黒々とした円らな瞳が洋犬にはない凛とした雰囲気を醸し出す柴犬。天然記念物に指定されている日本犬の中で唯一の小型犬です。日本犬を飼ってみたい!と考える方にとって最初の日本犬として考えるのは柴犬なのではないでしょうか?今回はそんな柴犬の飼いやすさについて調べてみました。

 

柴犬の性格は?

最近では海外でもシバと呼ばれて人気が高い柴犬ですが、もともと山岳地帯でウサギや野鳥を狩る猟犬として飼われていたといわれています。柴犬は自ら獲物を仕留める方法で狩りをおこなう直接狩猟犬です。時にはクマやイノシシのような自分よりも大きく獰猛な動物に対しても、直接向かっていって打ち倒す勇敢さと不屈の精神を持っている必要がありました。

このような歴史を持つことから柴犬は我慢強く飼い主に対しては従順だが、飼い主以外の人には懐かず縄張り意識が強いため、番犬に向いているが初めて犬を飼う人にはやや飼いにくい犬種だといわれてきました。確かに愛玩犬としての歴史の長い洋犬のように、誰にでも尻尾を振って懐くようなタイプではありませんが、日本的なよさともいえる一定の距離感を持って慎み深く接するような態度が、柴犬のよさでもあるようです。

最近では海外での人気の高まりや、室内で愛玩犬として飼育することへのニーズが高まってきたこともあり、柴犬の排他的な性格をおさえた人懐っこく社交的な犬も繁殖されていて、初めて日本犬を飼う人でもなじみやすいタイプの犬もいるようです。

飼いやすさという点では社交的で人や他の犬に対しても友好的に振る舞ってくれる犬の方が飼いやすいですが、我慢強く勇敢でどのような環境にも柔軟に適応し、誰でも懐くわけではないけれど、飼い主と家族に対しては他の人には見せない甘えん坊で愛情深い表情を見せてくれる、そんなところが柴犬の魅力でもあるようです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

柴犬のしつけはしやすい?

猟犬であった柴犬はとても賢く飼い主の言葉や仕草に俊敏に対応することができる犬種です。しつけの面では入りやすく、難しいコマンドでもすぐに覚えることができます。

しかしこれはあくまでも柴犬に飼い主として認められた場合です。主従関係を重んじる柴犬のしつけは、犬との信頼関係が築けるかどうかで変わってきます。犬にとっての信頼できる人とはただ甘やかしてくれる人ではありません。時に厳しく時に優しく自分を導いてくれるリーダーシップが取れる人のことです。

柴犬のしつけは家族の中で犬と生活するためのルールを決めて、いけないことをした時は厳しく、教えたことができている時は褒める一貫した態度で接することが大切です。1度飼い主として認められ信頼関係を築くことができれば、しつけは比較的しやすい犬種だといえるでしょう。

柴犬のしつけでもう1つ重要なことは、家族以外の人や他の犬に対する警戒心をできるだけ抑えるようにしつけることです。残念ながら柴犬はドッグランや散歩などで苦手な犬種として名前があがることが多いのですが、理由としては警戒心が強く他の犬や人を寄せ付けない犬が多い傾向があるためです。

警戒心が強く番犬気質なところも柴犬の魅力ではあるのですが、旅行やドッグランなどへ一緒に連れて行くことを考えると、ある程度の社交性は身に付けておく必要があります。柴犬の場合は警戒心が強くやや排他的な性質を持っていることをふまえて、飼い主が意識的に小さな頃から家族以外の人や他の犬と触れ合う機会を持ち、コミュニケーションの取り方を教えてあげる必要があるようです。

 

柴犬の臭いと抜け毛は?

柴犬を室内で飼う時に気になるのは臭いと抜け毛です。

柴犬の臭いは個体差があるようで、かなり臭いが気になる犬からシャンプーをしていなくても臭いが気にならないような犬までいるようです。確かにまるで臭いが気にならないという犬種ではないようですが、ブラッシングやシャンプーなど被毛の手入れをきちんとおこなっていれば、気になるほどの体臭ではないようですね。

しかし抜け毛の方はかなりの覚悟が必要になります。標高の高い地域で飼われてきた柴犬は体温を守るためにダブルコートと呼ばれる寒さに強い毛の構造をしています。

ダブルコートは上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造となっており、下毛が抜け替わることによって季節にあった体温調整をしているといわれています。そのため春から夏にかけてと秋から冬にかけて換毛期と呼ばれる毛の抜け変わりの時期があり、この時期はかなり多くの抜け毛があります。

柴犬の下毛は寒さを通さないために柔らかく細い毛が密集して生えており、他の犬種と比べても抜け毛の量は多い犬種だといえます。室内で柴犬を飼う場合は掃除をこまめにするなど抜け毛の対策が必要になります。

imasia_9887586_S

柴犬のかかりやすい病気は?

柴犬は日本原産の日本犬ですので、洋犬に比べると日本の気候にあった体質をしていることから、病気にかかりにくく丈夫で長生きな犬種だといわれています。ペットの医療費は高額になることが考えられるので、病気の心配がないことは飼いやすさの面でポイントが高いですね。

丈夫な柴犬でもまるで気になる病気がないというわけではありません。柴犬で特に気を付けなければならないのがアレルギーです。柴犬はアトピー性皮膚炎や食餌アレルギーがある犬が多いといわれています。

アトピー性皮膚炎は花粉やダニ、ハウスダストなどのアレルゲンが肌についたり、吸い込んだりすることで発症する皮膚炎です。症状としては痒がって手足を噛んだり、足でかくと大量のフケが出たりするようになります。重症化していくと脱毛を起こしたり、患部が赤黒くなり皮膚が分厚くなってしまうこともあるようです。

食餌アレルギーは特定の食材に対してアレルギーを起こしてしまう病気で、下痢や嘔吐、全身の痒みや腫れ、発熱などの症状が現れます。食餌アレルギーのアレルゲンはさまざまなものがありまあすが、主なものとしては牛肉、乳製品、鶏肉、小麦、大豆などがあるようです。

アレルギーの他にも膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などの関節の病気、白内障や角膜炎などの目の病気、僧帽弁閉鎖不全などの循環器の病気に注意が必要なようですね。

柴犬の飼育費用は?

飼育費用の面で考えると柴犬は飼いやすい犬種だといえるでしょう。

前にも書いているとおり柴犬は日本の風土にあった体質をしており、丈夫で健康的な犬が多いことから医療費に対する備えが少なくて済む可能性が高い犬種です。犬の飼育費用の中で保険のきかない犬の医療費は大きな部分を占めますので、医療費への備えが少なくてすむことは大きなポイントですね。

日本犬の中では唯一の小型犬である柴犬は、他の日本犬に比べてエサ代や生活に必要なトイレ、ケージなどの購入費も少なくて済みます。また抜け毛の量は多くなりますが、一定の長さ以上に伸びることがない毛質をしているので、定期的なトリミングも必要ありません。

このような点から柴犬は飼育費用の面ではポイントの高い犬種だといえますね。

Puppy and kitten show paws above white banner. isolated

まとめ

柴犬の飼いやすさについて実際に生活をすることを考えて、色々と調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

柴犬が飼いにくいといわれる原因の1つに抜群の運動量があります。もともと山の中を駆け回って狩りをしてきた犬種ですから、シー・ズーやマルチーズなど室内で愛玩犬として飼われてきた犬種とは比べ物にならないほどの体力と運動への欲求があります。

しかも雨などの悪天候でも気にしない犬が多いのも困ったところです。柴犬を飼うことに向いている人は、長い時間の散歩や公園でのボール遊びなどを一緒に楽しめる人が良いようですね。

【柴犬の関連記事】

柴犬の飼い方、柴犬との暮らしで注意すること【ペットシッターが解説】

 
 

関連カテゴリ