柴犬の散歩について

日本犬らしい逞しさと凛々しさを持っている柴犬。小型犬ながらしっかりとした筋肉と元狩猟犬ならでは運動能力の高さからしっかりとした運動量が必要な犬種でもあります。柴犬は運動への欲求も強いので散歩が大好き!円らな目で散歩を要求されたら雨でも頑張っちゃいますね。今回はそんな柴犬の散歩について調べてみました。

 

柴犬にとっての散歩の意味は?

柴犬はもともと山岳地帯でウサギや野鳥を狩る猟犬として飼われていたといわれています。柴犬の狩りは自ら獲物を仕留める方法でおこなうもので、足場の悪い山の中を走り回って獲物を見つけ、相手を仕留めるまで向かっていく体力と気力が必要になります。そのため柴犬は小柄ながらも体力があり、運動に対しても強い欲求を持っています。

そんな柴犬にとって散歩は運動への欲求を満たし、大好きな飼い主と一緒に行動することができる楽しみな時間です。運動が不十分だと柴犬はストレスを溜めてしまい、噛み癖や要求吠えなどの問題行動につながってしまうこともあるようです。

また警戒心が強くやや排他的な性質のある柴犬にとって、散歩は家族以外の人や他の犬と触れ合い、社会性を身に付ける最高の機会です。飼い主がコントロールしている中で人や犬とのコミュニケーションの仕方を教えてあげるためにも、柴犬の場合はワクチン済む4ヶ月辺りから意識をして散歩へ連れて行ってあげるとよいようです。

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柴犬に必要な散歩の目安は?

では運動量が必要な柴犬にはどのくらいの散歩が必要なのでしょう?

骨格ができていない子犬の時期はあまり過度な運動は関節や骨に影響が大きいので避けた方がよいですが、成犬の柴犬の場合は体重と同じだけの距離の散歩が必要だという説があります。つまり体重8kgの犬なら8km、10kgの犬なら10kmということですね。きっちりと距離を測って散歩をすることは難しいのであくまでも目安ですが、運動量としてはそのくらいが必要だということでしょう。

回数と時間にすると1日の回数はできれば朝と夕方の2回、1回の散歩時間は30分が目安になるようです。

しかし柴犬の散歩は距離や時間よりも中身が大切だといわれています。毎日2回行くことが難しいような場合は1回の時間を長めにとって途中でロングリードを利用してボール遊びを入れたり、散歩に行かれない日が続いた時はドッグランへ連れて行って十分に遊ばせてあげるなど、上手に運動への欲求を満たしてストレスを発散させてあげることが重要なようですね。

 

散歩の時間は決める?決めない?

犬の散歩で気になることは1日の散歩の時間を決めておくべきなのかどうかということですね。散歩の時間は決めておき規則正しい生活をすることで1日の犬のリズムを作り、安定した生活をさせてあげるべきだという意見と、散歩の時間を決めてしまうと決まった時間に行かれなかった時に犬にストレスを与えることになるので、時間を決めておくべきではないという意見があります。

家に必ず誰かがいて決まった時間に散歩ができる場合は決めておくのもよいと思いますが、忙しい飼い主の方が多い現代では決まった時間に散歩へ連れて行ってあげることは難しいご家庭が多いと思います。そのような場合は、散歩の時間を決めずに行かれる時に行ってあげることに慣らしておくことが、犬のためにはよいようですね。

また季節によっても散歩に適さない時間帯があります。特に夏は日差しの高い時間帯は熱中症に注意が必要なので避けた方がよいでしょう。夏の散歩は直射日光と地面からの照り返しを避けるために、地面が熱を持つ前の午前5時~6時くらい、夕方は地面の熱がしっかりと抜けているのを確認してから散歩をするとよいようです。

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リーダーウォークを身に付けましょう

好奇心旺盛で独立心の強い柴犬は散歩の途中で気になるものを見つけると、急に方向転換をしたり立ち止まってしまうようなことがあるようです。動きが俊敏な柴犬に急に方向を転換されてしまうと飼い主が転倒してしまう危険がありますし、急に立ち止まると自転車や歩行者との接触事故につながってしまう可能性がありますね。

柴犬と散歩をする時はしっかりとリーダーウォークを教えてあげる必要があります。

リーダーウォークの教え方には色々とありますが簡単に実践できるものとしては、犬が飼い主の前に出た時にわざと犬の前を通って方向を変える方法、もう1つは引っ張ると首に負担がかかるチョークを利用して、犬が引っ張った時に首に軽いショックを与えるように犬と逆の方向に飼い主が動く方法です。

どちらの場合も犬に命令などをせずに無言でおこない、1回5分~10分くらいの短い時間での訓練がよいようです。本格的に散歩へ行く前にまずは室内や家の前などで訓練をおこなうとよいですね。それでもなかなか散歩の最中の引っ張る癖が治らないような時は、散歩の前にも時間を作ってリーダーウォークの訓練をおこなってから出かけるようにするとよいようです。

散歩を嫌がる場合は?

体を動かすことが大好きで散歩が大好きな柴犬の中にも、神経質で臆病な犬もいます。室内にはない音や臭いに溢れている外の世界は、臆病な犬にとっては恐くて仕方がないものです。

犬が散歩を嫌がる場合は無理に引っ張り出すことはせずに、少しずつ様子を見ながら距離を伸ばしていくとよいですね。散歩でなくてもまずは外の世界の動きや音、臭いを感じさせてあげることが第一歩です。気持ちのよい公園に一緒に出かけてのんびりとベンチで過ごしてもよいですし、ボール遊びが好きならば迷惑にならないような河川敷などで、ロングリードを利用してボール遊びからはじめてもよいでしょう。

外の雰囲気に慣れてきたら家の近くや、大好きな公園の中など安心できる場所で少しずつ歩かせてみましょう。少し歩けたら褒めてあげることを繰り返して、距離を伸ばしていきます。ご褒美におやつを利用するのも効果的なようですよ。

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まとめ

柴犬の散歩についていろいろと調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

柴犬の散歩の1番の目安は帰ってきた時の犬の様子だといわれています。散歩から帰ってきてもまだ興奮していたり、落ち着きなく動き回っているような時は散歩が十分に足りてない状態だといわれています。質、距離ともに満足に行く散歩のあとは、ほどよい疲れから落ちつきがあり精神的に安定した様子をしているようですね。

天候や外の気温にもよりますが、物足りなさそうにしている時はもう少し散歩に付き合って、近くを探検してあげてはいかがでしょうか?

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