2017年1月9日更新

【動物看護師が徹底解説!】愛犬にハゲが!?毛が抜ける原因と対策とは

愛犬のふわふわの毛が大好きな飼い主さんも多いことでしょう。特に寒い冬はふわふわで、温かくて、暖のとれる愛犬がそばに寄ってくるのを待ち遠しくしていませんか?テレビを見てゆっくりしているときや、布団で横になっているときに愛犬がそばに寄ってくると、温かくて幸せな気分になるものです。そんな愛犬にハゲができてしまったら、どうすればよいのでしょうか。

脱毛する原因は様々

まず、愛犬の脱毛を見つけたら、皮膚の状態や愛犬の様子を観察してみてください。皮膚は赤くなっていますか?痒みがありそうですか?ひどく乾燥していますか?ジュクジュク脂っぽいですか?脱毛する原因は様々で、脱毛に伴う症状にそれぞれ違いがあります。

脱毛する原因は?

ホルモンの異常

副腎皮質機能亢進症または、クッシング症候群と呼ぶ、副腎皮質ホルモンが異常に多く出てしまう病気で脱毛が見られます。この場合の脱毛は、左右対称であることが特徴で、ネズミのように尻尾の毛がなくなってしまうこともあります(ラットテイル)。

皮膚の赤みはほとんど見られませんが、フケが多くなったり、毛が乾燥したように絡みやすくなったり、皮膚が黒ずんだりします。また、腹部のみがふっくらと膨らむことがあります。

アトピーや皮膚炎

アトピーや皮膚炎の場合、皮膚が赤くなり痒みを伴うため、患部を掻いている間に毛までむしり取るために脱毛します。皮膚の赤みの他にも発疹などを伴う場合もあり、飼い主さんが見ても明らかな皮膚症状があるので、異常に気付きやすいでしょう。

菌や外部寄生虫

これらの場合も脱毛とともに、発疹などの皮膚症状が見られます。赤みの程度や発疹の仕方などは原因により様々ですが、ほとんどはひどい痒みを伴います。また、これらは感染する可能性があるので多頭飼いの場合も気づかないうちに、全頭同じような症状になり、悩まされることになります。ノミやダニが原因の場合はアレルギーであることがほとんどなので、原因の排除が一番の治療となります。

ストレス

過度にストレスを感じると、自傷行為として手足をなめて毛をむしり取ることがあります。この場合は大抵前足が多いです。一番口が近く、舐めやすいからでしょう。また、皮膚も唾液で荒れて赤くなることがあります。例えば飼い主さんの体調不良で連日散歩ができなかったり、子供が生まれたり、仕事で忙しく構う時間がないなど、人間としてはどうしようもないことでストレスを抱え症状が出ることがあります。

大抵はその時期を超えれば症状は消えますが、長期間続く場合や、自傷行為がひどくなる場合は一度動物病院へ相談するのも良いかもしれません。

早期に受診すること

脱毛を見つけたら、早期にかかりつけの動物病院へ受診することをオススメします

素人目ではどこに原因があるかの判断はできませんので、皮膚症状や脱毛が進んでしまう前に確定診断をつける必要があります。ストレス以外の原因に対しては、きちんとした治療法がありますので、改善する可能性が十分にあります。はじめから大きな脱毛になることはなく、ほんの10円くらいの脱毛だから自然に治るだろうと思いがちですが、だんだん大きくなり体の大半が脱毛しているといった状態にもなりかねません。症状が小さいうちに治療をして、愛犬につらい思いをさせないよう、早めにかかりつけの動物病院へ受診してくださいね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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