2017年1月23日更新

【動物看護師が徹底解説!】犬の肌も乾燥する?冬の乾燥対策とケア方法

寒い冬、付きまとうのは刺すような寒さと乾燥ですよね。乾燥するのは目や口の中の粘膜だけでなく、肌も同様です。特に女性はお化粧のダメージの合わさって、皮膚がめくれあがるような粉ふきであったり、ひび割れが起きてしまうこともあります。実は、そんな肌の乾燥によるダメージは犬も同じように起こり得るのです。犬の肌の乾燥対策、どのように行えばよいのでしょうか。

体表には何も塗ることはできない

犬は当然全身被毛に覆われているので、体の皮膚に保湿剤を塗ろうとしても無理ですよね。できたとしても、肉球やお腹の皮膚だけではないでしょうか。こまめに保湿剤を塗ることができれば、乾燥しても水分を補充することができるので、ひどい乾燥肌にはなりませんが、あまり現実的な方法ではありません。実際に保湿をする方法はあるのでしょうか。

シャンプーを保湿力の強いものにする

まず簡単な方法としては、シャンプーを変えることです。汚れがよく落ちるシャンプーは、脱脂力が強く、乾燥しがちです。しかし、そのようなシャンプーでないと体の汚れが落ちない犬種もいるでしょう。そういった場合は、冬のみシャンプーの回数を増やして刺激の少ない、保湿力の高いシャンプーに変えてみてはいかがでしょうか。

脱脂力の強いものを使うほど皮脂の分泌がよい犬種であっても、脂は足りても水分は足りない、と肌のバランスを崩すと乾燥肌になることがあります。シャンプーをする際は、高い温度で洗うと皮脂まで溶けて流れてしまうので、ぬるま湯程度で洗ってあげるとよいでしょう。ただし、湯冷めには注意してあげてくださいね。

スプレータイプの保湿剤を使う

ペットショップや動物病院へ行くと、被毛用のスプレー型トリートメントや皮膚用のスプレー型保湿剤がおいてあることがあります。これは人間の使う保湿剤と同じようなものなので、乾燥を感じたら被毛をきちんとかき分けて皮膚にスプレーするとよいでしょう。

腹部は被毛が少ないので、ひび割れたりしているのを発見して乾燥肌に気づく飼い主さんも多いと思います。腹部の乾燥を見つけたら、被毛をかきわけて様々な場所の皮膚を確かめてみましょう。背中や脇腹なども同様に乾燥しているはずです。

加湿や飲水量を気にする

外飼いの犬でなければ、室内にいる時間の方が長いので部屋の中の加湿を心がけましょう。加湿をするだけでもだいぶ乾燥も和らぐはずです。

また、肌の水分は体の水分にも左右されるので、飲水量を増やす努力をしてみるのもよいでしょう。犬用の電解質サポートという、効率よく水分を吸収できる、スポーツドリンクのようなものも動物病院で取り扱われているので、それを活用してみるのも一つの対策です。人間用のものを薄めるのは緊急時であれば仕方のないことですが、普段からそのような方法で摂取させるのはあまりよくありません。塩分過多になり、さらに脱水が強まることもありますので、注意してくださいね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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