2017年6月7日更新

ボストン・テリアの散歩に適しているのは首輪?それともハーネス?

ペット生活

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編集部

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短頭種の中ではスマートな体つきをしているボストン・テリア。活発で遊ぶことが大好きなボストン・テリアにとっては、散歩はストレスの発散のためにも欠かせないものですね。そこで問題になるのが首輪がいいのか?ハーネスがよいのか?ということです。今回はボストン・テリアの散歩には首輪か?ハーネスか?を調べてみました。

 

首輪とハーネスの特徴は?

ボストン・テリアのような鼻の短い短頭種の場合は、散歩の時にリードを付ける物は首輪がいいのかハーネスがいいのか悩んでしまいますね。首輪にすると引っ張った時にゼェゼェと息苦しそうな息をするので心配だし、ハーネスだとしつけができるのか心配という方が多いようです。

まずボストン・テリアに首輪とハーネスどちらがよいのかを考える前に、首輪とハーネスがそもそもどのようなものなのかを理解しておきましょう。

首輪の特徴

首輪は犬の首に巻く道具で、さまざまな意味を持っています。1つには犬に所有者がいることを、見ている人にアピールする目的です。最近では迷い犬の対策としてマイクロチップの埋め込みが推奨されていますが、首輪をつけていればマイクロチップを確認するまでもなく1目でその犬には飼い主がいることがわかります。

室内で飼育している場合でも来客時などで玄関が開いているすきに外へ出てしまう可能性もあります。特に興奮しやすいボストン・テリアの場合は外を気になるものがとおった時に、あとを追って行ってしまう可能性が考えられますね。

迷い犬の対策以外にも、興奮して家具にぶつかりそうになった時や、見境なく走り回っているような場合に、首輪をつけているととっさに掴んで抑えることができます。これらの理由から首輪は常に着用していることが望ましいといわれているのです。

ハーネスの特徴

最近では散歩に使用する道具としてハーネスも一般的になってきましたが、もともとはそり犬をそりにつなぐための道具として作られたものです。そり犬は長い時間重い荷物や人を乗せたそりを引いて走らなければなりません。できる限り体に負担がなく力を出すことができるようにと考えられたのがハーネスです。

胴に巻くハーネスは首に巻く首輪に比べて、物を引く時に体への負担が少なく犬が物を引っ張りやすい構造になっているのです。そのため長時間人を導くような仕事をしている介助犬や盲導犬などにも利用されていますね。

散歩で使われるハーネスはリボン状のものを前足に通す形のものが多いようですが、最近では洋服と一体になったベストタイプのものや、しつけもおこなえるような構造になっているものなど、種類も豊富になってきているようです。

犬_素材

散歩に使用する場合のメリット・デメリットは?

首輪とハーネスがどのようなものかがわかったところで、次に散歩で利用する時のメリットとデメリットを考えてみましょう。

首輪とハーネスを散歩で利用する時のメリットとデメリットは次のようにいわれています。

首輪のメリット・デメリット

メリット

  • 着脱が簡単に行える
  • いつもつけておくことができる
  • 首に直接ショックを与えることができるので犬とのコミュニケーションが取りやすくしつけに向いている

デメリット

  • 首が細く頭の小さい犬種の場合は抜けやすい
  • 引っ張った時に首や気管に負担が大きい

ハーネスのメリット・デメリット

メリット

  • 引っ張っても首や気管に負担がかからない
  • 胴に回すので抜けにくい

デメリット

  • 犬が引っ張りやすい構造なので引っ張り癖を付けやすく治しにくい
  • 犬が噛んで壊してしまう可能性があるので装着をしたままにしておくことができない
  • 前足を通して胴体に回さなければならないので着脱に時間がかかる

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ボストン・テリアに適しているのはどちら?

ボストン・テリアの散歩に使用する場合には首輪とハーネスのどちらがよいのでしょうか?

ボストン・テリアの場合は、首輪のデメリットである気管への影響がとても気になるところですね。短頭種でもともと呼吸をすることが苦手な犬が多いボストン・テリアの場合は、気管支虚脱など気管の病気に注意が必要なので、首や気管への衝撃はできる限り避けてあげたいところです。また首輪によって引っ張られることで眼球の内圧があがってしまい、網膜剥離や白内障を誘発してしまう可能性もあるようです。

しかしボストン・テリアの散歩にハーネスを使用することにも問題がないわけではありません。ハーネスのデメリットとしては引っ張り癖をしつけることが難しい点です。特にやや興奮しやすいところがあるボストン・テリアの場合は、ハーネスでは興奮した時に抑えることが難しいことがあるようです。

犬のしつけは目上の犬が目下の犬の首を噛んで教えます。その性質をうまく利用して首に直接衝撃を与えることができる首輪は、しつけの面ではハーネスよりも適しているわけです。

ボストン・テリアの場合は落ち着いて一緒に散歩できるようになるまでは首輪でしつけをおこなって、外でもうまくクールダウンができるようになってきたらハーネスに切り替えるなどの工夫が必要なようです。

首輪もハーネスも慣らしてあげることが大切

ボストン・テリアと安全に楽しく散歩をするためには、首輪とハーネスをうまく使い分けることが必要となるようですが、では首輪やハーネスを付けてすぐに散歩へ出かけられるかというとそれは少し難しいようです。

首輪もハーネスも犬にとっては付ける習慣のないものです。初めて付ける時には嫌がって噛んでしまったり、違和感から動けなくなってしまたりするもののようです。首輪やハーネスを使用する時はまず付け慣らしてあげることが大切です。

首輪やハーネスに慣らすにはまず室内で首や胴に軽いリボンのようなものを巻いて、何かを巻くことに慣らしてあげるとよいでしょう。リボンが巻かれていても気にしなくなってきてから、首輪やハーネスを巻くようにします。

それでも最初は嫌がることもあるでしょう。その場合は無理をさせずすぐに外してあげましょう。少しずつ慣らしてあげることが大切です。巻かれても落ち着いているようなら、散歩への第一歩として室内でリードを付けて遊んであげましょう。

室内で首輪やハーネスを巻いたまま遊べるようになったら、次は実際に外へ散歩に出かけます。散歩の時も無理をさせないことが大切です。犬の様子をみながら犬のペースにあわせて少しずつ距離を伸ばしていきましょう。

犬_素材

しつけに適した便利なグッズもうまく活用しましょう

ボストン・テリアの場合は「気管の病気が心配だから首輪で引っ張ってしつけるのは不安だけど、でも興奮しやすくてハーネスでは散歩にならない。」という飼い主の方もいらっしゃるようです。

確かに従来の首輪やハーネスではどちらも一長一短で、うまく見極めながら使い分けないといけないのは難しいところですね。しかし最近ではハーフチョークやイージーウォークハーネスといったそれぞれのデメリットをうまくカバーするような商品も販売されています。

ハーフチョークは半分が可動式になっているためしつけのために引っ張ると普通の首輪よりも首への衝撃が強く伝わりますが、引っ張らずに首に巻いている時は首への負担が少ない作りになっています。またイージーウォークハーネスやターキー引っ張り防止ハーネスは、犬が引っ張るとそれぞれ胸や脇などに力がかかる仕組みになっており、ハーネスでも引っ張り癖をしつけることができるようになっているようです。

散歩のしつけが難しい時は便利なグッズをうまく活用して、飼い主も愛犬も無理なく楽しく散歩ができるように工夫してあげるとよいですね。

 
 

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