2017年1月29日更新

【動物看護師が徹底解説!】犬の肉球が冷たい!犬にも冷え性ってあるの?対策は?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

寒い冬に手足が冷えるのは誰にでも起こり得ることですが、夏であっても手足が冷えてしびれてしまう方は、もしかしたら”冷え性”かもしれません。なるべく冷やさない格好をしたり、ホッカイロを貼ってみたり。冷えた部分を外部から温めることはできますが、それが冷え性の根本的な解決にはなりません。人間と同じように、あなたの愛犬も冷え性だったら、どうしてあげればよいのでしょうか。

 

犬も足先は冷える

あなたの愛犬の足を、きゅっと握ってみてください。温かいですか?少しひんやりしているでしょうか?もちろん、運動したあとだったり、まったり寝そべっていたときだったり、温かさを確かめる前の行動で左右されることもあります。人間は末端部分に血流が不足して、冷え性になりますが、犬も同じです。筋肉が少なかったり、活動量が少なかったりすると、血流はどんどん不足し、どんどん足先も冷えていってしまいます。

特に老犬は冷えている

活動量がぐんと下がる老犬は、足先が冷たい傾向にあります。筋力も落ちていますし、寝たきりになると更に血液の循環が悪くなります。そのまま放置してしまうと、じきに筋肉が凝り固まり、足先もしびれ、自力で立つことさえ嫌がるようになってしまいます。一度関節などが固まると、それを解除するには痛みが伴います。愛犬の悲鳴を聞きながら、リハビリを自宅で進められる強い心を持つ飼い主さんは少ないでしょう。こうして、完全に寝たきりになり、一日中介護が必須になってしまいます。

 

外部から温めることは困難

例えば、犬に靴下をはかせたり、カイロを貼ったりできるでしょうか。靴下は慣れている犬であれば大丈夫かもしれませんが、大抵の犬は嫌がったり、気になったりしてすぐに脱いでしまうでしょう。カイロは低温やけどの危険があるため、おすすめはできません。外部から温められないのであれば、どうやって冷えた足を温めればよいのでしょうか。

冷えが気になったら、マッサージ

自分の血流や、筋力で末端まで十分に血液をいきわたらせることができないのであれば、マッサージでその手助けをしてあげましょう。やり方は簡単です。足先をきゅっきゅっとリズムよく握ったり、皮膚の上を優しくさするようにするだけでも効果があります。また、さすることによりリンパの流れもよくなり、老廃物も自然に排出されていきます。

老犬の場合は、マッサージに加えて、ひざやひじの屈伸運動をプラスしましょう。手のひらを地面に見立てて足裏を押し、屈伸させるだけで大丈夫です。これで関節が固まってしまうのを防ぐことができます。

毎日コツコツやること

マッサージや屈伸を1日だけ行っても、あまり意味はありません。テレビを見ながら、一緒にソファでまったりしながらでいいので、毎日少しずつ行いましょう。老犬の屈伸運動も同じです。動かさない期間が長ければ長いほど固まりやすく、動かなくなってしまうので、毎日行うことでそれを防ぐことができるでしょう。