2017年2月5日更新

「うちの猫は痩せてる?太ってる?猫の平均体重ってどのくらいなの?」

猫の室内飼いが奨励されるようになって事故や伝染病に罹る危険が減り、最近は平均寿命がずいぶん長くなってきました。その反面、外でエサを獲ったり跳びまわったりすることがなくなって運動不足な猫が増えているのも事実です。「ウチの猫、何となく太ってきたみたい・・・」と感じていても、実際に獣医さんに肥満を指摘されない限り、どの程度の肥満なのか分からないのではないでしょうか。そこで、今回は猫の平均体重や理想体重の目安を調べてみました。あなたの猫の肥満度を知る手掛かりにしてください。

理想の体重は生後1年後の3.5kg~4.5kg

犬よりは体型がパターン化しているとはいえ、猫も品種や骨格によって適正体重が変わりますので、平均体重はあくまでも目安ですが、雑種を含む一般的な猫の生まれてから大人になる1歳までの平均体重は下記のように変化することが分かっています。

  • 誕生時   … 約100g~120g
  • 生後1週間 … 約200g~250g
  • 生後1ヶ月 … 約400g~500g
  • 生後3ヶ月 … 約1kg~1.5kg
  • 生後6ヶ月 … 約2.5kg~3kg
  • 生後1年~ … 約3.5kg~5kg

生後まもなくは小ぶりの卵2個分ぐらいの子猫が、約1年で約30~40倍に増えて3.5kg~5kgになるわけですが、これをもう少し細かくオス・メスで分けるとオスの平均体重は4.3kg~5.5kg、メスの平均体重は3.1kg~4.2kgでオスの方が1kg程度重いことが分かります。いずれにせよ、猫にとってはこの時期の体重が理想体重だと言われ、その後、徐々に体重が増えることもありますが、10%~15%の範囲内なら問題なし。逆に1歳の時の平均体重を20%以上上回るようであれば、肥満傾向にあると考えて良いでしょう。

猫種によってはより平均体重も異なります

もちろん、猫の中でも5kgをはるかに超えて大きくなる猫種もあります。例えば、メインクーンは3kg~9kg、ラグドールは4kg~9kg、サイベリアンは4.5kg~10kg、ノルウェージャンフォレストは3.5kg~7kgなど(オス・メス両方合わせた平均体重)、一般的な猫に比べてかなり大型で平均体重は7kg以上もあります。

逆に猫の中には通常より小型の品種もいて、シンガプーラは2.5kg~3.5kg、マンチカンは2.3kg~4.5kg、珍しくてあまり日本では見ることがありませんがクロアシネコなどは1.6kg~1.9kg位しか体重がありません。こうした品種の平均体重は一般的な猫の体重とは別に考える必要があるでしょう。

体重以外で理解する肥満度の測り方


それでは、体重以外に肥満度をチェックする方法はあるのでしょうか?一般的に言われているのが猫の体を触診することで肥満度を測る方法。脇から手を入れて猫を触った時に肋骨に少し触れることができ、立った猫を上から見下ろした時にくびれがわかるようであれば平均的な理想体重の範囲内だと言われています。触っても肋骨を手で感じることができなかったり、上から見た時に「O」の字のように体が膨らんでいるようであれば肥満が進んでいると考えた方が良いでしょう。

もうひとつが猫の胴回りと後足の下腿(膝からかかとまでの長さ)を比べることで調べる方法です。下腿の長さと胴囲(胸のあたりを計測)の両方を測って、下記の数字と見比べてみてください。下腿の長さに対応する胴回りの数値より値が大きければ肥満傾向ですし、極端に細ければ病気を疑った方が良いかもしれません。

  • 下腿の長さ10㎝ → 胴囲の平均22㎝~34㎝
  • 下腿の長さ12㎝ → 胴囲の平均24㎝~36㎝
  • 下腿の長さ15㎝ → 胴囲の平均26㎝~40㎝
  • 下腿の長さ17㎝ → 胴囲の平均28㎝~42㎝
  • *いずれも脂肪率 9%前後~28%前後の範囲内

ロイヤルカナンHPより

しっかりした体重管理で猫を元気&長生きに


室内で飼っている猫の約40%が肥満傾向にあると言われている今、猫の体重管理は飼い主さんの義務ですし、猫が長生きできるかどうかの境目です。肥満した猫は年を取ると糖尿や腎臓病、癌などになりやすいと言われています。「ウチの猫、ぷくぷくしていて可愛いの!」などと呑気なことは言わず、平均的な体重をキープできるよう努力してくださいね。

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