2017年5月18日更新

聡明で活発なミニチュア・シュナウザーと一緒にドッグランへ行くには?

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編集部

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パフパフの口髭とリボンのような半立耳が可愛らしいミニチュア・シュナウザー。小型犬ながら均整のとれた美しい筋肉をもち運動量も運動能力も高い犬種です。そしてとっても頭脳明晰!ドッグスポーツもお手の物です。今回はそんなミニチュア・シュナウザーとドッグランに行くにはどうしたらよいのかを調べてみました。

 

ドッグランとは?

まずはドッグランとはどのような所なのかをご紹介しましょう。

ドッグランの始まりは1990年にニューヨークに作られたものが最初だといわれています。1970年代後半のニューヨークの公園はホームレスが多くあまり治安のよい状態ではありませんでした。そこで防犯のために市民に犬を連れての公園利用をニューヨーク市が奨励しました。犬との利用で犯罪は減少傾向になったのですが、今度は犬の糞尿の処理問題が起こってしまいました。

犬の糞尿処理の問題と犯罪の抑止の両方をうまく解決する方法として考え出されたのが、公園内に柵を設けて犬を自由に遊ばせることができる施設を作ることでした。これがドッグランの始まりだといわれています。ニューヨークで始まったドッグランは施設の運用効果が認められ世界各国へ広がっていきました。日本でも最近では観光地や高速道路のサービスエリア、大型ショッピングモールなどさまざまな場所に併設されるようになってきましたね。

ドッグランの1番の特徴は施設の中では犬はノーリードで自由に遊ぶことができるところです。そのためドッグランは犬が施設の外へ出ていかないように柵で囲われていたり、出入り口が2重扉や管理扉になっています。

ドッグランの中には犬や飼い主が心地よく過ごせるように犬用の水飲み場や、日差しを遮るような木立、犬と飼い主が休むことができる休憩場などが設置されているところが多いようですね。ドッグカフェなど愛犬と一緒に利用できる施設と併設しているようなところもあり、ドッグランだけで1日中遊んでいられるようなところも増えてきているようです。

活発で知的好奇心旺盛なミニチュア・シュナウザーにとって、自由に走り回ることができドッグスポーツにも挑戦することができるドッグランは、うまく利用すればストレス発散にぴったりの是非利用したい施設ですね。楽しく安全に利用するためには、利用者同士がマナーを守って正しく施設を利用することが大切です。

特に他の犬に対して厳格なところがあるミニチュア・シュナウザーは、マナーの悪い犬やグループの和を乱すような行為に対して時に攻撃的な面をみせることがあります。確かに犬同士のマナーを知らない犬を連れてくるのはルール違反ですが、それでも相手を無視することができずに攻撃を仕掛けてしまうのもマナー違反です。

ミニチュア・シュナウザーをドッグランへ連れて行く前には、しっかりとしつけをおこない安全に利用できるようにしておく必要があるようです。

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利用前に身に付けておくべきこと

ドッグランでは自由にできるうれしさから興奮してしまう犬が多くいます。そのため室内や散歩中にはできていることが、ドッグランではできなくなってしまうケースが多いようです。

ミニチュア・シュナウザーとドッグランを利用する前に身に付けておきたいしつけには、次のようなものがあります。夢中になっている状態でもしっかりとコントロールできるように、室内や散歩では100%できるようにしておくとよいですね。

呼び戻し

犬をノーリードで遊ばせる時に絶対に必要なしつけが、名前や「おいで」に反応して飼い主の元へ戻ってくる呼び戻しです。

ドッグランの中では体格も性格も異なる犬たちがそれぞれ自由に遊んでいます。なかには気の合わない犬もいるでしょう。ミニチュア・シュナウザーは他の犬に対してやや厳格で厳しい面を持っています。そのため失礼な態度を取られたと感じると、威嚇や喧嘩を仕掛けてしまうこともあるようです。

飼い主であれば愛犬が苦手な犬がどのような犬なのかわかりますね。ドッグラン内に愛犬が苦手そうな犬が入ってきたり、雰囲気が悪く喧嘩になりそうな状況だと判断した時は、素早く呼び戻してリードにつないでおく必要があります。

そのためにも室内や散歩では名前や「おいで」に敏感に反応して、素早く飼い主の元へ来るようにしつけておきましょう。特に屋外での呼び戻しのしつけが重要です。周りの方の迷惑にならない場所でロングリードを利用して呼び戻しの訓練をしておきましょう。

クールダウン

呼び戻しにあわせて覚えておきたいのがクールダウンです。

ミニチュア・シュナウザーは落ち着きがあり聡明な犬種なので、呼び戻して飼い主がコントロールできる状態にするだけで落ち着く犬がほとんどですが、なかには他の犬の動きが気になってなかなか落ち着きを取り戻せない犬もいるようです。そのような時に必要になるのがクールダウンです。

クールダウンには「お座り」「ふせ」「待て」のコマンドが有効だといわれています。まず呼び戻して他の犬と離れさせ「お座り」もしくは「ふせ」をさせます。その後「待て」をかけて他の犬の動きなどを目で追うことなく飼い主に注目できるようになるまで待たせます。

クールダウンのしつけは室内だけでなく、公園など屋外の他の犬や多くの人が利用する場所でおこなうとよいでしょう。なかには地べたに座ったりふせたりすることを嫌がる犬もいます。できるだけ小さな頃から散歩などをとおしてクールダウンの仕方を身に付けさせておくとよいですね。

人や犬とのコミュニケーション

ミニチュア・シュナウザーとドッグランを利用する前に、絶対に身に付けておきたいのが人や他の犬とのコミュニケーション能力です。

縄張り意識が強く警戒心の強いミニチュア・シュナウザーは、うまく家族以外の人や他の犬とのコミュニケーション方法を学ばせてあげないと、見知らぬ人や他の犬に対して攻撃的な犬に成長してしまう可能性があります。

なかにはドッグランで他の犬とのコミュニケーションを学ばせようと考えている方がいらっしゃいますが、ドッグランはノーリードで犬同士が触れ合う場所ですので、他の犬との挨拶の仕方や遊び方を理解できていない犬が利用すると、大きな事故につながってしまう可能性があります。

またミニチュア・シュナウザーは誰にでも懐く犬種ではありません。人に対しても接し方を教えてあげないと、見知らぬ人に対して警戒から威嚇するようになってしまうことがあるようです。

ドッグランには犬種も性格も異なるさまざまな犬と、考え方の違う飼い主が集まります。ドッグランを利用する前に散歩や自宅で人や他の犬と接する機会を持って、コミュニケーションの取り方を学ぶ機会を作ってあげるとよいでしょう。

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利用する時に守るべきことは?

ドッグランにはお互いに気持ち良く利用するために、利用の際に守らなければならないルールがあります。犬のしつけと同様に飼い主が守らなければならないルールもしっかりと理解しておきましょう。

ワクチン・狂犬病の予防接種は済ませておきましょう

多くの犬が集まる場所へ愛犬を連れて行った時に、周りにワクチン接種の済んでいない犬がいたら病気を移されないかと不安に感じませんか?人でも公共の場所を利用する時は病気を移したり移されたりしないように、マスクを付けるなどの予防措置をすることはマナーの1つですね。

犬もドッグランなどの公共の場所を利用する時には、事前にワクチンや狂犬病の予防接種を済ませておくことはマナーの1つです。

ドッグランの中にはワクチンと狂犬病の予防接種が済んでいることを証明できない場合は、入場できない所もあります。初めて利用するドッグランへ行く時には、ワクチン接種済みの証明書と鑑札、狂犬病の予防接種が済んでいることのプレートを持っていくとよいでしょう。

愛犬からは絶対に目を離さない

ミニチュア・シュナウザーはスパニエル系の犬種やシー・ズーなどの愛玩犬とは異なり、誰とでもどんな犬とでもフレンドリーに接するタイプではなく、厳格で厳しいところがある犬種です。興奮して相手に喧嘩を仕掛けるようなことはあまりありませんが、相手から喧嘩を売られたりしつこくされると、相手に対して攻撃的な面をみせることがあります。

確かにミニチュア・シュナウザーの場合は相手の犬がマナーを違反している場合が多いのですが、相手に非がある場合でもケガをさせてしまったり、周りの犬を巻き込むようなトラブルを起こすことは回避しなければなりません。

愛犬が苦手とする犬や愛犬の様子を1番理解しているのは飼い主ですね。ドッグランを利用している間は愛犬や周囲の犬の様子に常に注意を払い、愛犬が危険な行動を起こす前に素早く呼び戻すことができるようにしなければなりません。

飼い主同士で情報交換をしている時でも、愛犬からは目を離さないようにしましょう。また喧嘩やトラブルに愛犬が巻き込まれている時にすぐに動けるように準備をしておくことも重要です。

発情中は利用しない

避妊をしていないメスは発情中はドッグランなどの公共施設の利用は控えましょう。

発情中のメスは交尾の相手を見つけるために独特の臭いを放っています。発情中のメスの放つ臭いはオスにとって強烈な魅力がある臭いです。そのため訓練を積んだオスでも臭いに興奮して周りの犬と喧嘩を始めてしまったり、メスに乗りかかろうとしてしまうことがあります。

発情中のメスを連れて多くの犬がいる公共施設を利用することは、周囲の犬へ迷惑をかけるだけでなく、愛犬自身も危険がおよぶ可能性が高いので利用は控えた方がよいのです。また発情中は体調を崩しやすいものです。室内や安心できる場所でゆっくりと静かに過ごさせてあげるとよいでしょう。

排泄は済ませてから、粗相はすぐに片付けましょう

ドッグランの中には施設内に犬のトイレスペースが設けられているところもありますが、ドッグランを常に清潔に保つためには施設内ではできる限り粗相をさせないことが飼い主のマナーです。

ドッグランを利用する時はあらかじめ自宅で排泄を済ませてから利用するようにしましょう。自宅から離れたドッグランを利用する場合は、近くを散歩してから利用するなど工夫をするとよいですね。ドッグランの中に犬用のトイレスペースがある場合は、リードを離す前にトイレスペースを確認させて排泄を済ませてからリードを離すようにしましょう。

それでもいろいろな犬の臭いがするドッグランですから、臭いにつられて粗相をしてしまうこともあるでしょう。愛犬が粗相をしてしまった場合は、飼い主の責任で速やかに片付けるようにしましょう。

時々おしっこの時は何もしない飼い主がいます。おしっこもウンチと同様に殺菌や臭いの元になるものです。芝生を張っているドッグランでは、おしっこの被害で芝生がダメになってしまうこともあるようです。おしっこの時もしっかりと水で洗い流すようにしましょう。

ドッグランの中には粗相の際の片付け方に決まりがあるところがあります。決まりがある場合はその手順に従って正しく片付けましょう。

ドッグランの規約に従って正しく利用しましょう

粗相のところでも書きましたが、ドッグランにはそれぞれの施設で利用の際の規約が決められています。内容は料金や利用時間などの基本的なものだけのところから、粗相の際の片付け方や首輪やハーネスの着用義務など、利用の際の細かなルールがあるところまでさまざまです。

どの規約も利用者がお互いに気持ち良く利用するために考えられたものですので、施設を利用している間は規約に従って正しく利用するように心がけましょう。初めて利用するドッグランへ行く時は、予めホームページや電話などで利用規約を確認しておくとよいでしょう。

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ミニチュア・シュナウザーとドッグランを利用するには?

ミニチュア・シュナウザーとドッグランを利用するために必要なことについて調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

ミニチュア・シュナウザーは飼い主に対してとても忠実で愛情深い優しい犬種です。自分にも厳しくなんにでも前向きに挑戦する所はミニチュア・シュナウザーの素晴らしいところですが、その分他の犬に対しても厳しい面を持っているところがあるようです。

他の犬に対して調和を求めることは決して悪いことではありませんが、ミニチュア・シュナウザーの思う和の作り方と異なる表現をする犬種も多くいます。お互いに気持ち良く楽しくドッグランを利用するためには、譲り合う気持ちを持つことが大切ですね。

「うちの犬は悪くない!」と考えるのではなく、相手の犬とうまく距離を保てるようにしてあげることが、ドッグランの雰囲気を壊さずにお互いが気持ち良く利用することができる方法なのではないでしょうか。

犬は飼い主同士が仲良くしている場合、相手の犬に対しても信頼を持つことが多いようです。愛犬が苦手だと思う犬がいる場合は、リードを付けた状態で相手の犬と挨拶をさせながら、まずは飼い主同士がコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?

 
 

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