2017年1月13日更新

子猫のおもちゃの選び方と遊ぶ時の注意点とは【獣医師が解説】

後藤大介



獣医師

 

子猫ちゃんと遊ぶ時間。すべてを忘れて楽しめる最高に幸せな時間ですよね!それでも遊び方を間違えると、子猫ちゃんを危険にさらしてしまったり、しつけに悪影響を起こしてしまうこともあります。今回は、飼い主さんも子猫も一緒に楽しく遊ぶための注意点を考えてみましょう。

 

注意した方がいいおもちゃ

子猫のおもちゃにはいろいろなものがありますが、使うときに注意してほしいおもちゃは以下の通りです。

ひもの先端に何かが付いているおもちゃ

ひもの先にネズミやふわふわのしっぽのようなものなどが付いたおもちゃは注意が必要です。

こういったおもちゃは、猫の獲物を捕獲する本能を刺激するようで、とっても良く遊んでくれるのですが、強度が弱いものでは咬みちぎって飲み込んでしまうことがあります。ものの大きさによっては腸に詰まってしまう可能性があるので、気をつけないといけません。

こういったおもちゃを使う場合には、以下の注意点を守るようにしてください。
・安すぎるものを選ばない(強度が弱いことが多い)
・買う前に必ず強度をチェックする
・毎回使う前に弱くなっていないかチェックする
・激しい引っ張り合いはしない
・出しっぱなしにしておかない

ボタンなどの付いた人形・ボロボロになった人形や布など

「人形は大きいから大丈夫だろう」と思っていると、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。

人形で遊んでいるときの事故の例としては以下のようなものがあります。
・目や鼻など体の部分がボタンでできている人形から、ボタンが取れて飲み込んだ
・ほつれた生地が糸状になって出てきて、それを飲み込んだ

こういったものも腸閉そくの原因となるので、注意してくださいね。

細い棒状のおもちゃ

子猫は一度遊び出すと、夢中になって周りが見えなくなってしまいます。細い棒状の物を口にくわえたまま走ったり暴れたりすることも珍しくありません。

その場合に、こけたり、壁に当たったり、高い場所から落ちたりすると、加えた棒状のおもちゃがのどに刺さってしまうことがあります。口にくわえることができる細い棒状のおもちゃはくわえて持って行かないように気を付けてください。

オススメのおもちゃ

飲み込めないボールや人形

子猫のおもちゃでの事故の大半は飲み込んでしまうことです。ある程度大きくて口に入らないようなおもちゃであれば、そういった事故のリスクなく安心して遊べます。

ボールやボタンなどが付いていない人形は安心して遊べるおもちゃの代表です。

一番オススメ、教育にもなる「知育玩具」

一番のおすすめは「知育玩具」です。ネコ用のもので多い知育玩具は、フードやおやつを入れることのできるボールです。ボールに小さな穴が開いており、猫が転がすとフードが出て来るというおもちゃです。

猫はもともと、起きている時間のほとんどを、エサ探しで過ごしていると言われています。このおもちゃには、以下のようなメリットがあるんです。
・餌を探す本能を満たしてあげられる
・ストレスの発散になる
・消費カロリーを増やすことができる
・長い時間遊ぶことができ、留守番にも使用できる

こういった知育玩具は、一個は持っておいてもらうことをオススメいたします。

 

遊ぶ際の注意点

おもちゃを出しっぱなしにしておかない

おもちゃに関しては、人の見ていないところでは遊ばせないようにした方がいいでしょう。長時間離れるときにおもちゃを出しっぱなしにして遊ばせておくと、思わぬ事故の原因となります。

飲み込み事故だけでなく、歯の間に引っかかってしまったり、首に巻き付いてしまうなど、想像しただけでも怖い事故もあります。基本的には目の届く範囲で遊ばせておくようにしてください。

おもちゃ以外の物で遊ばせない

一緒に遊ぶ際には、遊んでいいおもちゃとそうでないものをしっかり区別する必要があります。

例えば、靴下や靴ひもなども好きで遊ぶ子がいますが、こういったもので遊んでしまうと、お家でのいたずらにつながりますし、ひも状のものを遊んで食べてしまうことにもつながりかねません。スリッパなども一度遊んでしまうといたずらの対象になります。

お家にある物すべてがおもちゃになってしまわないよう、おもちゃ以外の物では遊ばせないようにすることが将来のためにも大切です。

手でも遊ばせない

それから、手や足を使って遊ぶことも良くはありません。ヒトの体を噛んで遊んでいいとか、じゃれると面白いと覚えてしまうと、噛み癖につながります。

遊んでいて手の方に来たときは、「痛い!」と少し大きな声を出して遊ぶのをやめてください。しばらくしたらまたおもちゃを使って遊んであげるようにしましょう。

興奮しやすい猫はクールダウン

猫ちゃんの中には、遊んでいる間に興奮して、攻撃性が高くなってしまう子もいます。すべての子ではないのですが、激しくかむような遊びをすると、そういった癖をつけてしまう可能性があります。

興奮しすぎてしまう猫の場合、自分で自分をコントロールできなくなるポイントに気付けることが多いです。そのポイントに行く前にいったんクールダウンさせてあげる必要があります。コントロールできなくなるようなスイッチが入らないようにしてあげることが大切ですよ。

まとめ

ネコとの遊び方は飼い主さんそれぞれですが、何かあってから後悔しても遅いです。安全に遊べる方法と問題行動につながらないような遊び方をご自身でも一度考えてみてくださいね。

いろいろ注意点を書いてきましたが、猫との遊びはコミュニケーションを取るうえでとっても大切な時間です。また、猫の遊びたいという欲求を満たしてあげることも、飼い主さんと愛猫の関係性を良好に保つための秘訣です。時間がある時は、できるだけたくさん遊んであげるようにしましょう!

 
 

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