2017年1月11日更新

子猫の留守番どうしたらいい?【獣医師が解説】

後藤大介



獣医師

 

子猫ちゃんを留守番させる……最初はドキドキしますよね。大人の猫に比べるといろいろ気を使わなければならない子猫の留守番。実際に留守番させる場合に、どのような点に気をつけて、どう留守番させていったらいいのでしょうか。今回は子猫に留守番をさせる手順を考えてみましょう。

 

留守番を開始する月齢と時間

いつから留守番させられる?

留守番をいつからやってもいいかどうか、それは時間によります。しっかり温度管理ができていて健康な子猫であれば、2か月齢の場合、3時間程度の短い留守番なら始めてもらっても大丈夫でしょう。

半日程度の留守番は3,4カ月齢の猫でできるようになることが多いです。丸1日の留守番は、半年未満の猫ではおすすめできません。ホテルなどに預けてもらうか、誰かにお世話を頼んで様子を見てもらった方がいいでしょう。

少しずつ時間を伸ばす

いきなり半日留守にするとなると、何かあった場合にすぐに対応できません。まずは、3,4時間くらいから留守番の時間を増やしていきましょう。帰ってきたときに何も問題がないかどうかチェックしてもらって、大丈夫であれば徐々に長くしていくのがいいでしょう。

留守番するための環境

思わぬ事故や誤食がないような環境を

留守番させる場合は、長時間見ていない間に不測の事態が起こる可能性をしっかり考えておく必要があります。まずは、できるだけ事故などのリスクがないように、危険性のあるものはできるだけおかないようにしておきましょう。

ケージか部屋で自由か

子猫が普段どんな生活をしているかにもよりますが、最初はケージに入れておく方が安心でしょう。留守番の頻度が高いとか、時間が長い場合はストレスが溜まってしまうので自由にさせてあげた方がいいですが、部屋で自由にしておくと事故のリスクは高くなります。

部屋の温度管理も大切

春と秋には基本的には空調管理は必要ありません。

真夏の30度を超えるような日は必ずクーラーをつけてあげてください。その場合は、28~29度くらいの寒すぎない温度に設定して、クーラーの風が直接当たらないようにしてください。

冬場の暖房に関しては微妙なところはあります。部屋の中がそれほど寒くならない場合は、毛布などがあれば問題ないことも多いです。できればどのくらいの温度なら大丈夫か、長時間留守にする前に観察しておくといいでしょう。震えがあったり動かずじっとしているようであれば、寒い証拠です。

ストーブや電気ヒーター、こたつなどはやけどや熱中症、火事の危険性があるので留守にする場合はつけておかないようにしてください。留守中に使えるのは床暖房やエアコンの暖房になります。

 

留守中の水とフード

水は2つ以上の準備を

お水はきれいな容器に入れていれば夏場でも丸一日は傷みません。多めに入れておいてあげるといいでしょう。ただし、お皿で水を飲んでいる場合はその水をこぼしてしまったり、ウォーターボトルの場合はつまって出てこないなどの危険性もあります。1日留守にする場合は、お水を2つ以上準備しておいた方が安心です。お水が丸一日飲めないという状態だと、脱水で調子を崩してしまうことがありますので、何かあった時用にもう1つ準備しておきましょう。

状況によっては置き餌を

4か月齢以降の子であれば、半日程度は置き餌の必要性は少ないです。朝与えて、夜帰ってきて与えるという形で問題ないでしょう。

4カ月齢未満の子では、基本的に半日以上の留守番はお勧めできません。3か月齢位の子では、1日3,4回のフードを与えることが望ましく、10時間以下の留守番が限界です。どうしても半日以上の留守番をさせる場合は置き餌が必要です。

ただし、特に夏場では半日以上ウェットフードを置いておくと傷みます。半日以上の留守番はドライフードを食べられる子でないと難しいでしょう。長い時間の留守番になる場合は、知り合いの人にご飯を与えに来てもらうのも一つの方法です。

まとめ

大人の猫は一人でお家で待っているのは当たり前ですが、子猫の間は留守中の事故や、ご飯・お水・温度管理など心配事は尽きませんね。ポイントは徐々に留守番に慣らしてあげること。どんなリスクがあるのかは実際に留守番をさせてみないとわかりません。短時間の留守番から始めて、何か問題になりそうなことはないかを確認しながら時間を伸ばしていきましょう。