2017年1月10日更新

子猫のフードをドライフードにしたい!いつからどう変えていく?【獣医師が解説】

子猫が成長するにしたがって、食餌をミルク→離乳食(ウェットフード)→ドライフードにしていくことが一般的です。「離乳食からドライフードに変えるタイミングや変える方法はどうしたらいいんだろう」とお悩みの方へ、その方法をまとめてみました。参考にしてみてくださいね。

ドライフードに変えるタイミング

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生後1~2か月から切り替えていく

まず、母乳で育っている場合は、歯が強くなってくる生後1~2か月齢位で徐々に母親が授乳しなくなるのが一般的です。乳歯は前歯が3週間程度から生え始め、奥歯が2か月齢くらいまでに大体生えそろいます。

基本的に歯が生えそろえばドライフードは食べることができますので、切り替えのタイミングは生後2か月が一つの目安になります。

ドライに変えるときは徐々に切り替える

ウェットフードからドライフードは一気に変更するのではなく、徐々に変えていく必要があります。徐々に変えていって、完全にドライフードにしても消化不良が起きず順調に体重が増えていけば、切り替え成功です。

ドライフードをふやかすポイント

ドライフードに切り替えていくにあたって、最初はドライフードをふやかす必要があります。

ふやかすのはお湯でも、水を入れてレンジでも構いませんが、あまり高温にするとビタミンなどの栄養成分が壊れてしまうと言われています。沸騰した熱湯をかけたりレンジで高温にするのはやめましょう。

また、自然界に「ホットフード」は存在していません。一番温かいご飯でも40度以下の肉ですので、熱すぎないように確認しながら与えましょう。猫は「猫舌」ですからね。

もしふやけにくい場合は、ドライフードを袋に入れて叩いてつぶしてからふやかすといいでしょう。キャットフードは油でコーティングされていることも多く、そのままでは表面の脂が水をはじいてしまってふやけにくいこともあります。

ドライフードへの切り替え方の例

基本的に切り替えのタイミングやスピードは、猫の様子を見ながらになります。切り替え方の例をご紹介します。

ふやかしドライフードとウェットフードを混ぜる:1.5~2か月齢

まず最初は、ふやかしフードをウェットフードに混ぜることからスタートすることから始めます。最初はウェットフードと同じくらい、噛まなくても指で簡単につぶれてしまうくらいにふやかしてウェットフードに混ぜて与えてみましょう!

徐々に固くしていき、ウェットフードは切る:2~4カ月齢

ドライフードをふやかし始めたら、下痢やおう吐の有無、体重の増減をしっかり観察しながら徐々に固くしていき、ウェットフードも徐々に切っていきましょう。目安としては、1カ月くらいかけて硬くするイメージです。

完全にドライに切り替える:2.5~4か月齢

嘔吐や下痢、体重の増減を見ながら完全にドライに切り替えます。体重はできれば毎日測り、1週間で100gくらい増えているかどうかを必ず確認して下さい。体重が増えない、下痢をしているなどがあればフードの切り替えがうまく行っていないか何か病気があるかのどちらかです。一度動物病院で相談した方がいいでしょう。

1日に与えるドライフードの回数

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一般的には

  • 2,3か月齢で1日4回
  • 4,5か月齢で1日3回
  • 6カ月齢で1日2回くらい

を目安にしてもらったらいいと思います。ドライフードを完全に食べられるようになれば1日2回にしてもらっても大丈夫ですが、回数に関しても便と体重の増減を確認しながら考えてあげてください。

先住猫がいる場合

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子猫は他の猫が食べているフードを食べたがります。また、子猫用のフードは少し味が違って、先住猫が食べたがることもあります。一緒にしておくと、どちらか早く食べる方の猫が自分のフード以外も食べてしまうことがあります。その場合には

  • 食べてしまった子が消化不良で下痢やおう吐をしたり、太りすぎてしまう
  • 取られてしまった子が痩せて来る
  • 喧嘩が起こる

といったリスクがあります。

できるだけ食べる場所を分けるようにしてください。
もし先住猫が置き餌ではないと食べないという場合は、子猫が食べてしまわないようフードの場所を工夫するなどしてもらった方がいいでしょう。

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