2017年3月18日更新

金色の被毛が特徴のゴールデン・レトリバーのカラーについて

優しくて穏やかな性格から初めて飼う大型犬としておすすめのゴールデン・レトリバー。ゴールデン・レトリバーといえば金色に輝くほどよい長さの被毛が特徴ですが、犬によって同じゴールドでもさまざまな個性があるようです。今回はあまり知られていないゴールデン・レトリバーの被毛のカラーについて調べてみました。

ゴールデン・レトリバーの被毛の特徴は?

ゴールデン・レトリバーの魅力の1つは、何といっても走ると柔らかくなびく金色の被毛ですね。ゴールデン・レトリバーは狩りで仕留めた水鳥を水中から回収してくる仕事をする、水中回収犬として生み出された犬種です。そのためゴールデン・レトリバーの被毛は、水の中で作業しやすい構造になっています。

ゴールデン・レトリバーの被毛は上毛と下毛の2重構造をしたダブルコートという毛の構造をしています。弾力のある上毛は金色をしていて油分が多く撥水性が高い毛質をしています。白く柔らかい下毛は密集して生えることで体温を毛の中に閉じ込め、その上を撥水性の高い上毛が覆うことで下毛が濡れず、冷たい水の中でも体温を奪われることなく作業ができるようになっています。

ゴールデン・レトリバーのようなダブルコートの犬種の特徴は、季節にあわせて下毛が抜け替わることで季節にあわせた体温調整をおこなっているところです。ゴールデン・レトリバーも春から夏にかけてと秋から冬にかけては、換毛期といわれる下毛の生え変わりの時期でかなり多くの毛が抜け落ちます。

美しいカラーといいほどよい長さといいゴールデン・レトリバーの魅力の1つでもある被毛ですが、抜け毛が多い点が難点なようですね。

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ゴールデン・レトリバーのスタンダードカラーは?

ゴールデン・レトリバーの日本でのスタンダードカラーについて、一般社団法人・ジャパンケネルクラブ(JKC)ではどのように定められているのでしょうか?

ゴールデン・レトリバーのスタンダードカラーはゴールドまたはクリームの色調であることと決められています。犬のゴールドは茶褐色のことをあらわしますが、同系のカラーでもっと赤みの強い赤褐色のレッドや、赤みがかった栗色のマホガニーなどはゴールデン・レトリバーのスタンダードカラーとしては認められていません。

またホワイトカラーが入ることがあるようですが、スタンダードとして認められているのは胸に入ることだけが許容されるとなっています。

アメリカ系とイギリス系とは?

ゴールデン・レトリバーはイギリス系とアメリカ系の2つのタイプの犬がいるようです。

ゴールデン・レトリバーのルーツは不明な点が多くはっきりとしたことはわかっていませんが、スコットランドの貴族でハンティング・ドッグの繁殖を手掛けていたツィードマウス卿が生み出した犬種であることは確かなようです。

ツィードマウス卿が生み出したゴールデン・レトリバーはツィードマウス卿の故郷のスコットランドだけでなく、イングランドでも人気を博していきます。最初の頃はイエロー・レトリバーとも呼ばれていたようですが、1920年にゴールデン・レトリバーに統一されました。この血統をひく犬がイギリス系のゴールデン・レトリバーとなるようです。

イギリスで人気を博したゴールデン・レトリバーは1890年代にアメリカやカナダへ持ち込まれ、そこでも人気の高い犬種となっていきます。1825年にはAKC(アメリカンケネルクラブ)でも正式に犬種として登録されるようになります。この血統をひく犬がアメリカ系のゴールデン・レトリバーとなるようです。

イギリス系とアメリカ系で何が違うのでしょうか?イギリス系とアメリカ系では体格も性格も異なるようです。

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イギリス系のゴールデン・レトリバーは骨太でがっちりとした犬が多く、アメリカ系のゴールデン・レトリバーよりも体高が低く小柄で鼻がやや短い犬が多いようです。性格的には大人しく落ち着いた犬が多いといわれていますが、狩猟犬としての本能が強くアメリカ系のゴールデン・レトリバーよりも人への依存度が低く自立心が旺盛だといわれています。

対してアメリカ系のゴールデン・レトリバーはイギリス系のゴールデン・レトリバーと比べるとスマートで体高が高くやや大柄な犬が多いようです。鼻の長さもイギリス系よりも長くツンとした形をしているようですね。

性格的にはアメリカ人の好みなのか陽気で好奇心旺盛なのが特徴で、人への依存度が高くとても甘えん坊な犬が多いようです。猟犬というよりは、人と一緒に挑戦できるドッグスポーツなどで活躍することができるタイプのようですね。

イギリス系とアメリカ系のもっとも大きな違いはカラーです。

イギリス系のゴールデン・レトリバーは目や鼻の色はブラックで、被毛のカラーはホワイト系のクリームの犬が多いようです。子犬の頃はホワイトであっても成長とともに茶系のカラーが現れる犬が多いのも特徴ですね。被毛はアメリカ系のゴールデン・レトリバーと比べて短く、柔らかなウェーブがかかっています。

アメリカ系のゴールデン・レトリバーは目の色は茶褐色で、鼻の色は成長とともにブラックから茶へと退色していくことが多いようです。被毛のカラーはイギリス系のゴールデン・レトリバーよりも濃く、濃淡のあるゴールド(茶褐色)の犬が多いようです。被毛はイギリス系のゴールデン・レトリバーとは異なりウェーブのかかっていないストレートの形状をしています。

日本では以前はアメリカ系のゴールデン・レトリバーが多かったようですが、最近では大人しく落ちつきがあるイギリス系のゴールデン・レトリバーも人気が高く頭数も増えているようです。

一般社団法人・ジャパンケネルクラブではイギリス系とアメリカ系の区別は付けず、どちらもゴールデン・レトリバーとして取り扱われています。そのためアメリカ系とイギリス系の血統が混ざっている犬もるようですが、それぞれの血統の容姿や性格を大切に考え、血統を守ってブリーディングを続けているブリーダーの方も多くいらっしゃるようです。

迎え入れた子犬がイギリス系とアメリカ系どちらの血統を引いているのかを知るためには、血統書を見て祖先犬の名前にKCと付く場合はイギリス系、AKCと付く場合はアメリカ系と判断するようです。

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まとめ

ゴールデン・レトリバーのカラーについて色々と調べてきましたがいかがでしたか?

ゴールデン・レトリバーのカラーの違いにブリーディングされてきた国の違いがあることがわかりましたね。ご紹介したイギリス系とアメリカ系の他にも頭数は少ないですがオーストラリア系といわれる犬もいるようです。

どの血統もそれぞれの国で愛され繁殖されてきた歴史があり、カラーだけでなく性格的にも個性があるようです。同じ犬種でこれだけ多くの血統があるのも、ゴールデン・レトリバーが人を魅力する犬種であることの証しかもしれません。

ゴールデン・レトリーバーについて詳しく知りたい方はこちら
【ペットシッターが解説】ゴールデンレトリバーとの暮らしで注意すること

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