2017年3月18日更新

運動神経抜群のボーダー・コリーと一緒にドッグランへ行くには?

ペット生活

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編集部

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賢くて運動神経も抜群のボーダー・コリー。「せっかくボーダー・コリーを飼うなら広いところで思い切り走らせてあげたい!」と考える方も多いのではないでしょうか?犬を自由に走らせる場所として身近なのがドッグランですね。今回はそんなボーダー・コリーとドッグランに行くにはどうしたらよいのかを調べてみました。

 

ドッグランとは?

最近では大型のショッピングモールや高速道路のサービスエリアなどに併設されていることがあり、日本でも犬と利用できる施設として身近になってきたドッグランですが、1990年にニューヨークの公園に作られたのが始まりだといわれています。

1970年代後半ニューヨークの公園はホームレスが多い治安が悪い状態でした。そこで防犯のために推奨されたのが犬を同伴しての散歩です。犬の同伴により徐々に犯罪の件数が減っていきましたが、新たに糞尿の問題が起こってしまいました。

犯罪の抑止と犬の糞尿問題両方を解決する方法として考え出されたのが、公園内に柵で囲まれた犬を自由に遊ばせることができる施設を設置するということでした。これがドッグランの始まりだといわれています。ニューヨークで始まったドッグランはその運用効果が認められ世界へと広がっていきました。

現在日本に作られているドッグランの多くも柵で囲われており、施設内ではリードを付けることなく自由に犬が走り回れるようになっています。

運動への欲求も強く体力的にもとてもタフなボーダー・コリーにとって、他の犬と追いかけっこをしたり、飼い主と一緒にドッグスポーツに挑戦することもできるドッグランは、上手に利用したい施設の1つですね。

多くの犬や飼い主が利用するドッグランを、安全に楽しく利用するためには、利用者が正しい利用の仕方を理解しておくことが大切です。ボーダー・コリーは体格的に中間的な体の大きさなので、小型犬と遊ぶ時にも大型犬と遊ぶ時にもそれぞれに配慮が必要になるようです。

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利用前に身に付けておくべきこと

ドッグランを利用する時には利用前に最低限身に付けておきたいしつけがあります。基本的なしつけなのでボーダー・コリーにとっては簡単に覚えられるものばかりです。室内や散歩では100%できるようにしてから、ドッグランを利用するとよいですね。

呼び戻し

ドッグランでもっとも重要なのが呼び戻しです。リードから離れて自分の考えで自由に行動できるドッグランでは、呼び戻しができていない犬が利用するととっさの時に飼い主が犬をつかまえることができないためとても危険です。

特にボーダー・コリーは足が速く元気よく疾走するためか、興奮した他の犬に追いかけられることが多いようです。遊びの範囲での追いかけっこやじゃれ合いはよいのですが、興奮のあまり喧嘩になってしまったり、マウンティングをされてしまうような危険もあるようです。

ドッグランの雰囲気を見ながら遊びがエスカレートしてきていると感じたら、素早く名前や「おいで」のコマンドをかけて飼い主の元へ戻らせてあげましょう。

ドッグランの中では楽しいこと夢中になることがたくさんあるため、多くの犬がいつもはできていることができなくなってしまうことがあります。そのため室内や散歩では名前や「おいで」に敏感に反応して、100%飼い主の元へ来るようにしつけておく必要があるといわれています。

特に気の散りやすい屋外での訓練は重要です。散歩の途中などで周りの方の迷惑にならない場所を選んで、ロングリードを利用して呼び戻しの訓練をしておくとよいでしょう

クールダウン

呼び戻しとあわせて覚えておきたいのがクールダウンです。他の犬の動きに刺激されて興奮してしまっているような場合は、呼び戻すだけでなく他の犬の動きに惑わされずに落ち着いて行動できるようになるまで、クールダウンさせる必要があるからです。

クールダウンには「お座り」「ふせ」「待て」のコマンドが有効だといわれています。まず呼び戻して他の犬と離れさせ「お座り」もしくは「ふせ」をさせます。その後「待て」をかけて他の犬の動きなどを目で追うことなく飼い主に注目できるようになるまで待たせます。

クールダウンのしつけは室内だけでなく屋外でもおこなう必要があります。なかには地べたや草の上に座ったり伏せることを嫌がる犬もいます。できるだけ小さな頃から外でも「お座り」や「ふせ」で飼い主の合図があるまで待っていられるように訓練しておくとよいでしょう。

またクールダウンをしてもすぐに興奮してしまうような場合は、速やかにドッグランを出て散歩や公園のベンチでゆっくりするなど休憩をさせてあげるとよいですね。

人や犬とのコミュニケーション

ボーダー・コリーはやや警戒心が強い面があり、小さな頃から家族以外の人や他の犬と触れ合う機会を積極的に設けて、社会性を身に付けておく必要があるといわれています。「ならばドッグランが1番適しているのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。

ドッグランは確かに多くの犬や人と触れ合うことができる施設です。しかしノーリードで犬が自由に遊んでいるドッグランを犬同士のマナーがわかっていない犬が利用すると、いきなり見知らぬ犬に囲まれてパニックになってしまったり、遊び方を間違えて相手の犬を怒らせてしまうなど危険な目にあうことが考えられます。

ドッグランを利用する前に散歩などリードを付けた状態で、飼い主がうまくコントロールしながら人や犬とのコミュニケーションの仕方を教えておく必要があるのです。

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利用する時に守るべきこと

中型犬に属するボーダー・コリーはサイズ別に分かれているドッグランを利用する場合は、中型・大型犬用のドッグランを利用することになります。

体力的にも運動能力的にも決して大型犬にひけをとらないボーダー・コリーですが、体の大きい犬と激しく接触した場合や乗りかかられた場合などは、大きなケガを負ってしまう可能性があることを忘れてはいけません。

トラブルを起こさず巻き込まれず安全にドッグランを利用するためには、犬に守らせることだけでなく飼い主が守るべきこともあります。ドッグランを利用する時に飼い主が守るべきことには次のようなものがあります。

ワクチン・狂犬病の予防接種は済ませておきましょう

犬の散歩でも他の犬と触れ合わせたりおしっこなどの臭いをかがせるのは、すべてのワクチン接種が済んだ4ヶ月以降が望ましいといわれていますね。

ワクチンで予防している病気は、致死率も高く感染力も強い病気が多いものです。犬同士が触れ合うような公共の場所へ連れて行く時は、病気をもらわないためにもまた蔓延を防ぐためにも、必ずその年の狂犬病とワクチンの接種を済ませておきましょう。

ドッグランの中にはワクチンと狂犬病の予防接種が済んでいることを証明できない場合は、入場できない所もあります。初めて利用するドッグランへ行く時には、ワクチン接種済みの証明書と鑑札、狂犬病の予防接種が済んでいることのプレートを持っていくとよいでしょう。

愛犬からは絶対に目を離さない

ボーダー・コリーに限ったことではありませんが、ドッグランの中では自分の愛犬が加害者にも被害者にもなりうることを忘れてはいけません。特にボーダー・コリーのように人を凌駕する力と体力を持った犬は、制御がきかなくなってしまってからでは人の力では抑えをきかせることはむずかしいものです。

ドッグランを利用している間は愛犬からは目を離さずに、危険な兆候がある場合は早めに呼び戻すようにしましょう。愛犬だけでなくドッグラン全体の雰囲気や、新しく入ってきた犬の様子もあわせて気を付けておくとよいですね。

発情中は利用しない

避妊をしていないメスは発情している間は、犬が集まるような場所へ連れて行くことは控えましょう。

発情中のメスは独特の臭いを放っています。メスの放つ臭いはオスにとってはとても魅力的な臭いで、訓練を積んでいても飼い主を引っ張ってメスを追いかけてしまうこともあるほどだといわれています。

発情中のメスを連れて多くの犬が集まる所へ出かけることは、周りの犬を興奮させて喧嘩や飼い主の転倒事故など誘発してしまいます。また愛犬自身も興奮したオスに襲われてケガをしてしまうこともありますし、最悪の場合は望まない妊娠をしてしまうことも考えられますね。

発情中は体調を崩しやすいものです。室内や安心できる場所でゆっくりと静かに過ごさせてあげるとよいでしょう。

排泄は済ませてから、粗相はすぐに片付けましょう

ドッグランは多くの犬が利用する公共の場所です。できるだけ清潔な状態を保ちたいところですね。そのためにはドッグラン内で粗相をさせないことが大切です。

ドッグランを利用する前には自宅で排泄を済ませてから利用するようにしましょう。旅行先など自宅から離れたドッグランを利用する場合は、利用前に散歩をさせるなどの工夫をするとよいですね。

それでも多くの犬の臭いがするドッグランですので、粗相をしてしまうこともあるでしょう。ドッグラン内で粗相をしてしまった時は、飼い主の責任で速やかに片付けましょう。ドッグランの中には粗相の際の片付け方に決まりがあるところもあります。決まりがある場合はその手順に従って正しく片付けましょう。

ドッグランの規約に従って正しく利用しましょう

ドッグランにはそれぞれの施設に利用の際の規約が決められています。内容はさまざまで利用料金などの基本的なものだけのところから、事前講習会を受けて会員登録をしなければならない所までさまざまです。

どの内容もその施設を利用する時に、お互いにトラブルなく気持ち良く利用してもらうために決められた内容です。その施設を利用している間は規約に従って正しく利用しましょう。

規約の中には入場の際に提示しなければならないものがあったり、利用中は身に付けていなければならないものがあるなど用意が必要なものもあるようです。初めて利用するドッグランへ行く時には、予めホームページや電話などで規約の内容を確認しておくとよいですね。

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ボーダー・コリーとドッグランを利用するには?

ボーダー・コリーとドッグランを利用するために必要なことについて調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

ボーダー・コリーは全犬種の中でもっとも賢いといわれる知能と高い運動能力を持っているため、ドッグスポーツなどに最適な犬種だといわれています。ドッグランの中にはアジリティーの設備が整っていたり、貸し切りでフリスビー競技の練習をおこなうことができるようなところもあります。ドッグランを上手に利用して一緒にドッグスポーツを楽しむのもよいですね。

ただし気を付けなければならないのは、ボーダー・コリーは股関節形成不全などの関節の病気に注意が必要な犬種なので、骨格ができるまでの成長期はあまり激しい運動を続けておこなうことは望ましくない点です。

ドッグランへ連れて行ってあげると体力のあるボーダー・コリーは疲れ知らずに走り回ってしまいます。特に子犬の頃は自分の体力の限界以上にはしゃいでしまうところがあるようです。骨格ができる1歳ころまでは利用する時間を決めておき、少し物足りなさそうにしていても連れて帰ることを心がけるとよいですね。