2017年2月1日更新

【動物看護師が徹底解説!】犬も鼻血を出す?原因と対処法について

乾燥する冬、粘膜が傷つきやすく鼻血が出やすくなってしまう方もいらっしゃるでしょう。鼻血はなんの前触れもないので、突然流れるように出てきてしまい、焦りますよね。愛犬が突然鼻血を出してしまった場合、どうすればよいのでしょうか。人間ならばすぐに病院に駆け込むような状態ではありませんが、犬はどうなのでしょうか。

通常はあまり出ない

人間は怪我をしたり、明らかな衝撃がなくても鼻血が出てきてしまうことがありますが、犬ではなかなかそのようなことはありません。鼻に強い衝撃があったりした場合は、その直後から流れ出すことはありますが、何もしていないのに急に出てくるということはほとんどなく、突然鼻血が出たらなるべくすぐに動物病院へ行くべき状況です

人間の場合、鼻を抑えたり詰め物をして出血を止めますが、犬の場合は出血点がはっきりしない他、傷を余計広げることになるかもしれないので、下手に触るのは危険です。鼻の穴付近にガーゼやコットンを当て、流れ出る鼻血を止める程度にとどめ、なるべくはやく動物病院へ受診しましょう。

鼻血が出たときに考えられる原因は?

犬が鼻血を出す原因として考えられるものは、いくつかあります。鼻腔内にできものがある場合や、腫瘍がある場合、強い衝撃で粘膜が傷ついた、鼻の骨が折れたなどです。

鼻腔内腫瘍などのできもので出血する場合は、急に鼻血が流れ出してくることもあるかもしれません。しかし、そうなる前には必ず鼻水のような分泌液がよく見られたり、鼻の穴から膿が出てくるようになったり、鼻で呼吸しているのが苦しそうに感じるなどの、何かしらの症状が出ているはずです。鼻血が出る前に、病気に気付くためのヒントが隠れていることがほとんどですので、見逃さないようにしましょう。

その他、怪我や強い衝撃による鼻血は、直前に明らかな原因となる場面があるはずですので、すぐに受診すべきなのは言うまでもないでしょう。

鼻血ではない水っぽい液体は危険

鼻血ではなく、水っぽいピンクの液体が鼻から出てくるときは注意が必要です。重度の肺水腫になると、鼻からこのような液体が出てきて飼い主さんが異常を感じることが多くあります。このような状態になったら、夜間であっても、かかりつけが休診であっても、他の病院で構わないので必ず動物病院へ連れていきましょう。緊急を要する症状ですので、様子を見よう、は厳禁です

ピンクの液体が出てくるころには、明らかな呼吸困難が目に見えているはずですので、そうなる前に病院へ連れて行くのが理想ですが、見逃していて重度の症状がみられる場合もすぐに動物病院へ連れていきましょう。いずれの場合にしても、鼻から血液やその他の分泌液が出てくるのは異常なケースが多いので、いつもの鼻水かな?と楽観視せずに、白いティッシュなどで拭ってみて、どんな色をしているのか、どんな性状なのかをきちんと観察するようにしましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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