2017年6月29日更新

獣医師おすすめグレインフリーキャットフードBEST15!その効果や意味は?

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獣医学部生

獣医学部在学中。獣医師の親の元に生まれ、生まれたときから様々な種類の動物と暮らしてきた。 今まで飼育してきた動物の種類は10種類を超える。ペットの長生き・健康のために栄養学に興味を持ち、大学では犬猫の肥満について研究中。 愛犬愛猫の為に、母とともに良いペットフードを勉強中。

 

猫のフードを探していると、最近人気なのが「グレインフリー」というフード。
グレインフリーのキャットフードとはどんなフードで、どのようなメリットがあるのでしょう?

また、国産や外国産どちらがおすすめ?無添加表記のあるものが良い?安いグレインフードは?
腎臓が悪い子でも使用できる?など疑問の多い口コミ評判も多数。
そこで、おすすめのグレインフリーキャットフードをランキング形式で紹介したいと思います!

 

グレインフリーの意味は?

グレインフリーとは「穀物類(小麦、とうもろこし、米などの穀物全般)を完全不使用」という意味で使用されています。

*グルテンフリーは麦に含まれているタンパク質「グルテン」がはいっていないという意味なので、小麦など麦類が不使用の意味です。

グレインフリーキャットフードが猫に良い理由とは?

猫は肉食獣、本来穀物はほとんど食べませんので穀物の消化は苦手であると言われています。
その為、グレインフリーで穀物不使用フードの方が消化に良く、猫本来の食性に近い栄養バランスになっていて、猫の体に良い効果があると言われているのです。

穀物の消化が苦手!猫の身体の仕組み

猫は完全肉食動物に分類されますので、体に必要な栄養分の多くを肉類から摂取しています。
猫の健康に重要なのはタンパク質と脂質、ビタミン・ミネラルの適切な量です。

もちろん炭水化物も必要ですが、猫は炭水化物を口から摂取するのではなく、タンパク質を分解し体内で糖を生成することで補っています。

猫のだ液のなかには炭水化物を消化する酵素(アミラーゼ)がほんの少ししかない上、腸も雑食である人間などに比べて短くできています。そのため、大量の穀物類の消化しようとすると消化器官に大きな負担がかかり、猫によってはフードが原因で下痢や嘔吐を起こしてしまう子もいます。

そこで見直されているのが、猫本来の肉食に近い成分で作られたグレインフリーフード。
肉類などタンパク質をメインとし、穀物を含まないため、消化に良く、アレルギーが起きにくいというメリットが報告されています。

1、穀物不使用は猫にとって消化が良い

猫は穀物の主な栄養分であるデンプン、糖質の消化や吸収がやや苦手な生き物なのです。

ヒトと違い、猫は唾液にデンプン及び糖の消化酵素であるアミラーゼがありません。
その為、人間と違い口腔内での消化は行なえないのです。

また腸内のアミラーゼは膵臓から分泌されており、食べ物の中の炭水化物を消化するために最小限分泌されています。
野生猫の餌の中には炭水化物や糖は微量であったので、猫は少量の炭水化物を効率よく活用している動物なのです。

ですので、成猫のデンプン摂取量は1日に4g/kg程と言われており、あまり多量の炭水化物は必要ありません。

グレインフリーのキャットフードは穀物を使用しないことで猫にとって消化に負担の少ない食事になっています。

参考資料:小動物の臨床栄養学第4版、本好茂一監修、学窓社

2、食物アレルギーが起こりにくい食事になっている

米や麦などの穀物食物アレルギーの原因になりやすい食べ物です。
実際に、アレルギーがある猫の半数近くは食物が原因であると言われています。
(その他には花粉や環境中のダニやホコリ、タバコなど様々な原因があります。)

グレインフリーキャットフードは穀物を使用せず、原材料の種類を少なくしている事で食物アレルギーの発症リスクが減っているのです。

また万が一アレルギーを発症してしまったとしても、原材料品目が少ないのでアレルギーの原因特定がしやすくなります。

3、猫によってはダイエット効果もある?

元々最小限の炭水化物を有効活用する猫にとって、穀物は肥満になりやすい栄養素です。

ダイエット用キャットフードは低脂肪・高タンパク質というのが一般的ですが、猫によっては脂肪より糖質を減らすことでダイエットに成功するケースもあります。

国産でも注意!安いフードは穀物だらけ

キャットフードとして販売されているフードの多くには、材料のかさ増しのためにとうもろこしや小麦などの穀物(つまり炭水化物)が含まれています。
激安キャットフードの場合、本来一番多く必要なタンパク質よりもいらない穀物の方が多く含まれているという場合さえあるのです。

 

グレインフリーキャットフードおすすめランキング!!

グレインフリーのオススメキャットフードランキングを紹介します!

グレインフリーフードを選ぶコツは、
・国産よりも基準が厳しい欧州産
・原材料は生肉使用
・栄養素がきちんと配合されている。
・化学添加物などは無添加のフードが良い
・あまりに激安なフードは危険!
などです。

それではみていきましょう!

1位:モグニャン

モグニャンはペット先進国イギリス産です!しかし企画や販売は日本の会社が行っており、日本人が日本の猫の為に考え、先進国イギリスで配合・製造し、日本で販売している商品です。

モグニャンは白身魚が63%と高配合のフードです。白身魚がメインで肉類は入っていないので、肉類にアレルギーを持つ子も与えられます。
また穀物類は使用していないグレインフリーなので、消化器に問題を抱える子でも与えられるフードです。

生後2ヶ月以下の子猫から成猫まで、幅広い年齢の猫に与える事ができ、年齢ごとにフードを変える必要もありません。

タンパク質量や脂質量も多すぎず少なすぎず、カロリーも374kcal/100gとちょうどよい成分値なので、このご飯にトッピングをして与えてもカロリーオーバを招きにくく、栄養素を過剰に与えることになりにくい設計になっています。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫~高齢猫
  • 内容量:1.5kg(ドライ)

『モグニャン』の購入はこちら

2位:カナガン

イギリス発のプレミアムキャットフード。
イギリス産の平飼いのチキンを60%以上使用しています。

さらに他の栄養素も食材からしっかり摂取!
食物繊維を含むサツマイモやミネラルを多く含む海藻、ビタミンCを豊富に含み尿路結石を防ぐクランベリー、免疫力を高めるマリーゴールドなどの野菜やハーブを約30%使用しています。

もちろん不要な人工添加物などは一切使用していません。

ドライフードのほかにチキンとサーモンの旨みが詰まったウェットフード(缶)もあり、こちらもグレインフリーです。

幅広い年齢で使用できるため、年齢ごとにフードを変える必要も無く長く使用できるフードです。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫~高齢猫
  • 内容量:1.5kg(ドライ)、75g (ウェット)

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3位:シンプリー

シンプリーはサーモン、ニシン、マスをメインにしたキャットフードです。
子猫から20歳以上のシニア猫までずっと食べ続けられるように、猫に多い尿路結石や毛玉のトラブルに配慮した材料、配合になっています。

もちろん穀物類は不使用なのでグレインフリー。
魚を沢山使用しているので、自然な魚の匂いが強く食いつきも良いようです。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫~成猫
  • 内容量:1.5kg

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4位:ジャガー

ジャガーはフードの原材料の品質にこだわっているイギリス産のフードです。
人間が食べるような品質「ヒューマングレード」の材料を使用しており、食材の加工方法にも気を使っています。

チキンや鴨肉、サーモン、マスを使用してフードに使用している動物性タンパク質が80%以上にもなっているので高タンパクなフードです。

人工添加物は完全不使用で人工の着色料、保存料、調味料などは使用していません。

タンパク質量が40%とかなり高いので、成長期の猫には特におすすめです。
しかし腎臓疾患や肝臓疾患を持つ高齢猫には余り向いていないかもしれません。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫~成猫
  • 内容量:1.5kg

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5位:オリジン

カナダ産のフードです。
放し飼いの鶏肉や七面鳥の肉類を使用し、卵、新鮮なサーモンなど地元の原材料で作られたキャットフードです。

肉類に関しては自然の環境で食べるのと同様の配分で正肉、臓器、軟骨などを配合し、猫本来の食生活に近づけるホールプレイの考え方をコンセプトにしています。

自社で生産・加工・輸出販売を行っているので、委託を行い目が届いていない…という管理不足の心配もありません。

穀類は一切使用せず、赤レンズ豆、日干しアルファルファ、乾燥昆布、かぼちゃ、リンゴ、梨、カモミールなど多彩な野菜&果物を配合し、食材から栄養素をきちんと摂取できるよう加工・設計されたフードです。

カロリーが少し高めなので、フードの量が少なくなり、満腹感は出にくいかもしれません。
普段フードの食いつきが悪い子や少量しか食べない子にはおすすめです!

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫~成猫
  • 内容量:340g、2.27kg、6.8kg

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6位:クプレラ ホリスティックグレインフリー

穀類、豆、コーン、果実などの種子類を一切使用しない完全グレインフリーのキャットフード。
主原料はギンヒラス、真鯛、シロギスなどの白身魚です。

消化酵素、ビタミン、プロバイオテックス(乳酸菌など)、10種のアミノ酸など、加熱すると効果が半減してしまう栄養素については調理加工後に非加熱で配合しています。
消化器官の弱い猫にも特におすすめのフードです。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象: 幼猫から高齢猫まで
  • 内容量:900g、1.81kg、4.54kg

クプレラ ホリスティックグレインフリーキャットフードはこちらへ

7位:アートゥー (AATU)

動物性タンパク質をチキンに限定し、全体の85%の割合で使用しているキャットフード。

残りの15%には「スーパー8」をキーワードに、8種の野菜(サツマイモ、エンドウなど)、8種の果物(リンゴ、クランベリーなど)、8種のハーブ(シナモン、オレガノ、セージなど)、8種の植物由来成分&スパイス(セイヨウイラクサ、海藻など)を配合しています。

グレインフリー、グルテンフリーでじゃがいもなども使用していません。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:成猫
  • 内容量:200g

アートゥー キャットフードはこちらへ

8位:アカナ(パシフィカキャット)

アカナ パシフィカキャットはカナダ北西太平洋産の新鮮で質の高いサーモン、ニシン、カレイなどを贅沢に使用したカナダらしいペットフード。

ノースバンクーバーで水揚げされた魚は氷漬けの新鮮な状態でアカナの工場に運ばれ、保存料を一切使用せずに加工しています。

低炭水化物にするため、穀類やじゃがいもは一切使用していないのは好評価!
代わりに赤レンズ豆、グリンピース、緑レンズ豆、イエローピース、ひよこ豆などを使用しています。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象: 幼猫~高齢猫
  • 内容量:340g

アカナ パシフィカキャットはこちらへ

9位:ヤラー オーガニックキャットフード

ヤラーのキャットフードは、オランダの「Skal」と、スウェーデンの「KRAV」の2つの機関から安全な食品としての認証を受けた、正真正銘のオーガニックキャットフードです。

フードに穀物、添加物、合成保存料、着色料を使用していないだけでなく、有機飼育された畜産と有機野菜を使った安全なフードです。
味はフィッシュとチキンの2種類があります。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫~成猫
  • 内容量:300g、800g、3kg

ヤラー オーガニックキャットフードグレインフリーはこちらへ

10位:アディクション

天然のサーモンやフリーレンジ肉(土壌汚染などの心配がないニュージーランドの牧場で放し飼いされた動物の肉)を主原料に作られたニュージーランド発のキャットフード。

カンガルー、鹿肉、豚肉、ラム肉など様々な種類の肉を使用しているので、肉の種類によってアレルギーがでてしまう子でも種類を変えて与えられます!

乾燥肉を使用していますが、タンパク源には人工のホルモン剤やステロイドを使用せずに育てた家畜の肉を使用していますので安心です。

クランベリーやブルーベリーを配合することにより、猫に多い泌尿器系疾患予防にも配慮しています。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:成猫
  • 内容量:450g、1.8kg、9kg

アディクション グレインフリーキャットフードはこちらへ

11位:オソピュア アーテミスキャットフード

肉食である猫の消化機能を考えて作られたグレインフリーキャットフード。
脂肪の質やアミノ酸バランスが良く、消化吸収の良いサーモンをメインに、ビタミンB1、カルシウム、カリウム、食物繊維などが豊富なガルバンゾー(ひよこ豆)を配合しています。

特にガルバンゾーに含まれる食物繊維は、他の原材料に含まれる食物繊維に比べて血中脂肪を抑える働があり、腸内で有害物質や糖質の吸収を妨げて排泄させる作用があると言われています。
ただし全体的に少しタンパク質量が少ないのが気になります。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫~高齢猫
  • 内容量:900g、2.3kg、6.3kg

オソピュア アーテミスキャットフード フィーラインサーモン&ガルバンゾーはこちらへ

12位:ニュートロナチュラルチョイス(穀物フリー)

ニュートロナチュラルチョイスは、厳選した自然素材を使って自社工場で生産されているキャットフード。
こちらでは穀物が使用されているフードもあるので、今回は「穀物フリー」の製品をオススメします。

アレルゲンになりやすい穀物を一切使用していないだけでなく、主原料のタンパク源にもアレルギーを起こしにくい原料である「ダック」や「サーモン」を使用しています。
いずれも、生の原料を使用し低温管理のまま加工場へ搬送し、素材の鮮度や美味しさを保っています。

ただし、ポテトスターチやビートパルプなどの加工製品がいくつか配合されています。
できれば全て自然な食材で賄ってほしいのでこの順位になりました!

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象: 成猫用
  • 内容量:500g、2kg

ニュートロナチュラルチョイスキャットフード穀物フリー アダルト サーモンはこちらへ

13位:ウェルネス コア

ウェルネス コアは自然素材を厳選したペットフード。
第一原材料には骨抜き七面鳥を使用し、米や玄米などの穀物の代わりに消化の良いじゃがいもが加えられています。

高い消化率と乳酸菌の配合で消化器官の健康を守るとともに、オメガ3&6の配合で皮膚や被毛の健康もケア。
マグネシウム含有量にも配慮し、猫に多いストルバイト尿石を防ぐ働きも期待できます。

原材料の中にポークミール肉が使用されているのと、ジャガイモの含有が多いのが少し気になる点です。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象: 1歳以上
  • 内容量:400g

ウェルネス コア 成猫用オリジナルはこちらへ

14位:ナウフレッシュ アダルトキャット

タンパク源に乾燥肉粉や副産物を一切使わず、生のターキー、ダッグ、サーモンなどを使用しているキャットフードです。

豊富な栄養を含んだフィトケミカル、えんどう豆、じゃがいも、りんごなどの野菜&果物を配合し猫の健康をサポートします。

90℃の低温でじっくり時間をかけて調理することで、原材料に含まれる栄養素をなるべく多く残すよう工夫しているのも特徴です。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:成猫
  • 内容量:227g、454g、1.81kg、3.63kg

ナウフレッシュ アダルトキャットはこちらへ

15位:ソリッドゴールド

アメリカ産のキャットフードです。
日本では取扱いが少ないフードですが、アメリカでは近年ペットフードの品質を気にする飼い主が多い為品質はある程度安心できます。

「トウモロコシや小麦、大豆の使用はなし」と公式HPに記載されています。
ただし大麦、玄米などが添加されているラインナップもあるので、グレインフリーの製品を選ぶ必要があります。

原材料は化学添加物や着色料などの配合はないのですが、チキンミール肉を使用している点やナチュラルフレーバという香り付けの処理が行われているのが気になります。

グレインフリー以外にポテトフリーを選ぶことも出来ますし、チキン以外にラムや七面鳥を選ぶこともできます。
しかしラムのフードにもチキンミールが使用されているので、鶏肉アレルギーの場合は注意が必要です。

  • フードタイプ: ドライ
  • 対象:子猫〜成猫用あり
  • 内容量:1.3kg、2.7kg、5.4kg

猫の健康に気を遣うならグレインフリーフード!

人間の残り物を食べていた時代から一転して「栄養バランスを考えるならキャットフード」と言われるようになり、今ではほとんどの飼い主さんが市販のキャットフードを与えています。

しかし、キャットフードのブランドが増え、海外ブランドも数多く輸入されるようになったことでキャットフードも内容や品質が問われるようになってきました。

キャットフードは値段も内容もさまざまで沢山の種類がありますが、猫の健康を考えるならグレインフリーであると言う事はフードを選ぶひとつの目安と言えるでしょう。

猫は自分で食べ物を選ぶことはできません。愛猫の長生きと健康のために、猫に合った良い品質のフードを選んであげましょう!

 
 

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