2017年2月15日更新

ポカポカ温活で愛犬の健康サポート【ドッグマッサージのプロ直伝!】

寒さが一番厳しくなる季節。犬も気温が下がることで胃腸の調子が悪くなったり、体調を崩しやすくなったり、人間同様に関節が痛くなることもあります。また老犬は、室内と外の気温の差で体調を崩すことも少なくありません。身体を温めることは、血行促進・免疫力低下予防、怪我の予防にもつながります。

お家でできる安全な温活で、愛犬の健康をサポートしましょう。

温熱療法


身体を温める療法は、昔から生活に取り入れられており「鎮痛・鎮静・リラクゼーション」などの作用があることがわかっています。 

人間同様、犬にとっても「冷えは大敵」で、様々な病気を発症する要因となります。気温が下がるこの季節は、ウィルスや細菌は活発になります。また、身体が冷えると、体内のリンパや血行が悪くなり免疫力は低下し病気になりやすくなると言われています。

身体を冷やす要因

運動不足

筋肉のもつ機能には「発熱」と「血流ポンプ」があります。筋肉は動かないでいると熱を発することができなくなり、結果「冷え」→「筋肉が固まる」→「さらに血流の悪化」と悪循環を招きます。

ストレス

無意識のうちに身体を収縮させ、血行の流れを滞らせます。また頭部に「気や血流」が滞りやすくなり、「気や血流」が全身に廻りにくくなり結果「冷え」につながります。

気温の低下

冬の季節だけでなく、夏場のクーラーも身体を冷やす原因となります。

身体を温める方法

マッサージ

筋肉をほぐすことで体内の血行やリンパの流れも促されます。身体が温まることはもちろん、免疫細胞が活動的になり病気予防にもなります。

運動

寒さに負けず、外でたくさん運動をしましょう。大好きなご家族と一緒に過ごす時間は犬にとってストレス解消にもなります。

寒い季節は自然と運動量も減り、東洋医学では体内に老廃物がたまりやすい季節とも言われます。全身を動かして体内に老廃物をためこまない身体づくりを目指しましょう。

洋服の着用

特にシニア期になると体温調節力が衰え温度差に弱くなります。暖かい部屋から外に出る際には、洋服を着せるなど気温の差には注意をしてあげましょう。

温めグッズを使用する

身体の芯まで温めてくれる様々なグッズを活用しましょう。

びわの葉温灸・邵氏温灸器(しょうしおんきゅうき)


温灸と犬の身体の間に、湿らせたタオルなどを添えると「湿熱」となり熱が持続します。
★写真はびわの葉温灸を使用

ハーブボール


タイの伝統医療であるハーブボールは愛犬の体を温めるのにも効果的です。

こんにゃくパック

こんにゃくとお水をタッパにいれて「チン」してこんにゃくを布で包んで身体に添えます。レンジの時間は様子を見ながら短時間からお試しください。熱くなるので火傷には注意してください。

足湯


お湯を張った入れ物に犬の足をつけてあげます。5分程度で全身がポカポカになります。

冬の犬のシャンプー時は身体も冷え易くなるので、足湯をしながら身体を洗うのもオススメです。寝たきりであったり、後から乾かすのが手間という場合は、湿らせてレンジで温めたホットタオルを乾いたタオルで包んで前・後足に巻いてあげても温まります。

身体を温める場所


ここでは身体を温めるポイントの目安をお伝えします。○で囲ってある部分を温めると効率的に体が温まります。

関節や腰などにトラブルを抱えている子は、温めてからお散歩にでかけることで身体への負荷が和らぎます。ただし患部に炎症があり熱を帯びている場合は、温めないでください。

また、疾患や怪我がある場合には、獣医さんへご相談の上行ってください。 

まとめ

昔は「犬は喜び庭駆け回る」という歌がありましたが、今では様々な環境要因が重なり、身体が冷えている犬は増えています。愛犬の身体を温める温活は、ご自宅でできる愛犬のためのホームケア。ご家族と一緒に過ごす時間は愛犬の身体も心もポカポカになると思います。

高橋 佐奈



ドッグケア

ドッグマッサージサロン&School kukulu* 代表。 愛犬をきっかけに犬のホリスティックケアという世界を知り、ドッグマッサージ、犬の介護・リハビリについて学ぶ。 犬の心も身体も「楽」になってほしいという想いで「緩めるドッグマッサージ・犬のエクササイズ・メディカルアロマ」を取り入れたサロンをスタート。 毎日愛犬と過ごすご家族ができるケアをセミナーではお伝えしています。

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