2017年2月27日更新

獣医師ではない人がワクチン注射をすることはある?【動物看護師が徹底解説】

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

寒い冬を越えて、暖かい春がやってくると狂犬病ワクチンや混合ワクチンなどの、予防接種の時期で忙しくなりますね。動物病院も混んでいるし、遠くまで通っている人にとっては、もっと手軽に済ます方法はないのかと考えてしまいますよね。狂犬病ワクチンは公園などを借りて、獣医師が順番に注射をしてくれるところもありますが、気になるのがその値段。あまりに格安で、ささっと注射もしてもらえるし、とても便利!と思っているあなた、注射を打ってくれている人って本当に獣医師ですか?

 

医療行為は獣医師以外は行ってはいけない

犬や猫、家畜など動物種に限りはありますが、基本的に動物に医療行為を施してよいのは獣医師のみです。動物病院で働く動物看護師も、トリマーも医療行為をするのは違法となります。もちろんワクチンを打つ”注射”も医療行為で、ワクチンを打っていいかどうかの健康診断を行うのも医療行為です。

これは法律で決まっていることですので、どれだけ動物に詳しい人であっても、獣医師でない限りは絶対に手を出してはいけない領域です。

現実には違法と知りながら、医療行為をする人がいる

ワクチンは必ず行わなくてはいけないものですよね。そこを狙って、お金儲けを目的として、他の動物病院とは比にならないくらい格安で、もしくは高値で”素人”がワクチン接種を行うことがあります。

もちろん動物病院に足を運べば、そこに務めているのは獣医師ですので問題はありませんが、集団接種、ブリーダー、トリミングサロンなどでワクチン接種を行っている場合は注意が必要です。集団接種の場合は、きちんとした獣医師免許をもった人が行ってくれますが、それに似せて個人的に集団接種とうたい、素人が医療行為をすることもあります。

また、トリミングサロン、購入元のブリーダーで格安でワクチンを打ってくれるなどは、信じない方が無難でしょう。その時期だけ獣医師を雇ってワクチン接種を行っていたり、獣医師が常在しているならまだしも、そうでないのであれば素人の医療行為の可能性が非常に高いです。

 

信頼できるかかりつけで打つのが一番

とはいえ、ワクチン接種を行う際に必ず獣医師免許を見せてもらえるかというと、そうではありませんよね。また、集団接種の場合、獣医師免許を持つ人が注射をしてくれたとしても、流れ作業のように打つだけで、健康チェックもまともにしてもらえないことが多いので、やはり手間がかかってもかかりつけで接種してもらうのが一番でしょう。

万が一、集団接種で副作用が出たとしても対応はしてくれません。ワクチン接種は義務ですが、リスクを伴う行為でもありますので、お金と手間がかかってもアフターケアも安心ができる、動物病院で接種するようにしましょう。素人に注射を打たれて、腫瘤ができてしまったり、アナフィラキシーショックで亡くなることも可能性としてはゼロではありません。安さと引き換えに愛犬を失ってしまっては元も子もありません。愛犬を守るのは飼い主さんである、あなたです。正確な判断をして、愛犬を守ってあげてくださいね。

 
 

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