2017年3月2日更新

猫の肌にシミが!病院に行った方が良い?原因と対策は?【動物看護師が徹底解説】

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

あれ?唇や鼻に黒いシミ?愛猫の顔をじっと見てみると、今までなかったような黒いシミが唇や鼻、目周りにできていることありませんか?そんなあなたの愛猫は、もしかして茶トラの猫ちゃんじゃないですか?

 

茶トラ特有のシミ

茶トラの猫の場合、可視粘膜部分(目で見ることのできる粘膜部分)に成長するにつれて、ポツポツと黒いシミができることがあります。これは、病気でもなんでもなく茶トラの毛色特有のものだと言われています。ゆっくり増えていくものですが、毎日毎日顔を見ていると変化に気付かず、ある日目立つようになってから突然気になり始めることがあります。昨日できて、今日にはこんなに増えてる!と驚くかもしれませんが、これはゆっくり増えていくものですので、ほぼ心配は無用です。

しかし、注意しなければいけないのは、茶トラだからシミは当たり前と思わないこと。通常の皮膚とシミの境目は明瞭で、ほくろのように膨らんだりもしません。しかし、シミの部分がふくらんでいたり、境目が不明瞭の場合はすぐに動物病院へ行きましょう

目の中にできることも

シミ、といえば、皮膚にできるイメージですが、猫の場合目の虹彩の部分にシミのようなものができることがあります

これは非常に危険で、悪性の腫瘍の可能性があります。このタイプの腫瘍は細胞の増殖が早く、転移も時間の問題です。また、完全切除をしても転移の可能性がゼロになるわけではないので非常に厄介です。目の中に腫瘍ができた場合は、残念ながら眼球摘出となります。これをしたからといって、完治とまではいかず、どこか別の部位に転移が見つかるまでそう時間はかからないはずです。目の中に何か異変を感じたら、すぐにかかりつけの動物病院へ受診するようにしましょう。

 

稀に、皮膚にも

猫は全身被毛が密に生えているので、皮膚を見るのも一苦労ですが、稀に皮膚にもほくろのような、シミができることがあります。ふくらんでいればほくろ、皮膚に溶け込むように色が変わっていればシミですが、稀に悪性の黒色腫ができることがあるので、発見したらまず動物病院に相談をした方が良いでしょう。炎症のあとが色素沈着していたり、全てが病気なわけではありませんが、悪性の黒色腫の場合進行が早いので、できるだけ早く手を打っておくのがよいでしょう。

体表のシミにはなかなか気付きにくいですが、たまに被毛を逆撫でして皮膚の様子を観察するのも良いかもしれません。カサカサで乾燥していたり、フケがたまっていたり、意外な発見をするかもしれませんよ。

 
 

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