2017年2月23日更新

犬もいびきをかく?いびきをかく時の注意点や対策とは?【動物看護師が徹底解説】

愛犬がお昼寝をしていると、聞こえてくるのはおじさんのようないびき…。人間もいびきをかくと、十分な睡眠を取れなくなったり、脳に酸素がいかなくなり体調不良の原因になったりします。犬のいびきは心配しなくてよいのでしょうか。

肥満、短頭種に多い

いびきは元々の骨格に由来するものがほとんどですが、肥満により気道が狭くなりいびきをかくようになることがあります。また、短頭種は元々喉の奥の軟口蓋という部分が長い個体が多いので、呼吸により軟口蓋が揺れていびきのような音を発生させます。もちろん音だけではなく、呼吸に障害が出ますので酸素がうまく取り込めなかったり、運動後バテるのが早い、散歩中すぐに座り込むなどの様子が見られます。犬は呼吸で体内の熱気を排出するので、換気がうまくいかず、夏に熱中症にかかりやすくなるなどのデメリットもあります。

いびきの対策は?

肥満によるいびきであれば、ダイエットがいちばんの解決法です。短期間で大幅に体重を落とそうとすると危険ですので、長期的に見て減量をしましょう。

短頭種特有のいびきであれば、まずかかりつけの動物病院へ受診し、軟口蓋の様子などを見てもらいましょう。軽度の場合は、いびきと付き合っていく形になりますが、生活に支障が出るほど重度の場合は、手術になることもあるでしょう。愛犬のいびきは可愛い、とおっしゃる飼い主さんもいて、気持ちはわからなくないですが、特に夏場は命に関わることがありますので、一度病院で検査をすることをおすすめします。

“突然”は注意が必要

肥満は体に現れますし、短頭種は仔犬の頃からいびきをかきます。しかし、昨日突然いびきをかき始めたとか、外見的な変化無しに急にガーガーといびきのような音を鳴らしていたら注意が必要です。鼻腔内や、口腔内の腫瘍、気管虚脱など、肥満や生まれつきではない原因があるかもしれません。

寝ているときのいびきがうるさい!と感じている飼い主さんは、自ら動物病院で相談をして下さいますが、それすら可愛いと思っている飼い主さんはなかなか異常に気付きません。いびきをかく=空気の通り道になんらかの障害がある、ということですので、愛犬を苦しめる前に是非相談をして見てくださいね。また、寝ているときだけなのか、起きているときから呼吸に雑音があるのか、鼻から膿のようなものが垂れてくるかなども重要な観察ポイントになります。鼻筋が変形していたり、ボコッとふくらんでいたら鼻腔内に異変がある可能性が高いので、はやめに動物病院へ相談しましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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