2017年2月16日更新

ペット用のおやつ、添加物やカロリー塩分など気をつけるべき点は?【動物看護師が徹底解説】

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

最近では食品や化粧品、日用品に”オーガニック”とつく品物が増えて来ましたね。ナチュラル志向で、添加物や化学物質をなるべく避けたいと思う人々の間で流行しています。大切な愛犬や愛猫のためを想って、体に負担がかかるようなものは与えたくないと考えている人も多いでしょう。また、ご褒美代わりに与えるおやつに対しても、カロリーや塩分、添加物を気にしている人も多いはず。良いものを選ぶには、どうしたら良いのでしょうか。

 

「ペット用」で騙されない

例えば人間でもそうですが、赤ちゃん用、1歳用、幼児用など対象となる年齢や事柄が書かれていると、その為だけに作られているから大丈夫と思いがちですよね。ほとんどは、その対象が口に入れても問題ないように塩分やカロリーを調節してありますが、”完璧に”というわけではありません

ペット用も同じで、他よりもかなり安く、大袋で売っているようなメーカーは注意が必要かもしれません。 ペット用のものは、飼い主さんが味見をしてから与えることは少ないので、ペット用だから大丈夫と思い込んでいるだけでかなり濃い味付けでカロリーも高く、添加物も多いかもしれません。

排泄物や体調の観察を

初めて食べるおやつを与える際には必ず少量から与えるようにして、食べた後に吐いたり下痢をしたりしないかよく観察をしましょう。そこまで症状が出なくても、いつもよりおとなしくなったり、活動性が低下したら要注意です。

また、いつもより多く水を飲みたがる場合は塩分が多く、喉が渇いているかもしれません。特に問題がないように見えても、尿の色がオレンジ寄りに濃くなったり、便の中に未消化で丸ごと出て来てしまうようなおやつは避けるべきです。

 

無添加で安心?

カロリーや塩分は、カロリー表示やナトリウムの表示を見れば、多いか少ないかはある程度判断がつきますが、添加物などや使われている材料に関しては、かなりの知識がないと判断はできないでしょう。

添加物が全て悪いかというとそうではなく、おやつ等の日々ある程度の量を必ず消費しないものは長期保存が効くように添加物がプラスされています。腐ったものを食べさせてしまうリスクを背負うか、添加物でのリスクを背負うかは飼い主さんそれぞれの判断に任せられるでしょう。添加物は体の中に取り込まれても、ある程度の時間をかけて体外へ排出されていきます。犬や猫は汗をかかないので人間よりも代謝には時間がかかるそうですが、入ったものが一生そのまま体に残り続けるわけではないでしょう。

無添加と書かれていても、表示規定以下の含有量なら添加物が入っていても無添加と名乗れるわけですから、無添加が全て正しいかは本当のところはわかりません。

どう考えるかは飼い主さん次第

添加物を完全に遮断したいと考える人もいれば、仕方のないことだから量を抑えればいいのでは?と考える人もいるでしょう。何が正解ということはなく、自分の愛猫愛犬に与えるものの基準を決めるのは飼い主さんです。隣の人が添加物を除去しているからといって、自分もそうすべきと無理な努力をする必要はありません。

添加物や一日の必要塩分量について調べると、様々な見解が書かれていてどれが正解かはわからないでしょう。ある特定の添加物を与え続けた実験結果がない限り、どの成分が何に悪く、寿命を縮めたり癌になったりする、という断言は出来ないはずです。研究などで確実に悪いと言われているものがあるのであれば、それを避けるのは良いと思いますがあまり添加物に対しても神経質になるのも負担になるだけで良くないかもしれません。心を軽くして、自分の出来る範囲で添加物除去や、減塩を試みてみると良いでしょう。