2017年2月12日更新

犬のヒゲは切ってもいいの?トリミングでの注意点は?【動物看護師が徹底解説】

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

トリミングやシャンプーをしにサロンへ行くと、「ヒゲは切りますか?」と聞かれることがあるでしょう。迷わずイエスと答える飼い主さんもいるかとは思いますが、ヒゲを切る、なんて考えのなかった飼い主さんにとっては、ヒゲは切ってもいいものなのだろうかと悩んでしまいますよね。猫のヒゲは絶対にいじっちゃダメと言われていますが、犬のヒゲは切っても大丈夫なのでしょうか?

 

ヒゲの有無はそれほど影響しない?

犬の場合、ヒゲを切ってしまっても突然目が見えなくなったかのように物にぶつかりはじめたり、食事がうまく取れなくなったり、明らかな変化はないように見えます。しかし、やはりヒゲもそれなりの役割があるため、物との距離が測りづらくなったり、周囲の動きを敏感に感じ取れなくなったりして、犬は生活の不便を感じているかもしれません。

こればっかりは犬になってみないとわからないので断言はできませんが、切っても良いがどちらかと言えば切らない方がよい”かも”しれません

健康な犬であれば順応できる?

若くて健康な犬であれば、ヒゲがなくても他の器官でその役割を補うことができるかもしれませんが、歳をとってきて目が見えづらい、耳が聞こえづらいなどの症状が現れている場合は、なるべく切らない方が良いでしょう。

顔は急所の多い部分なので、歩いてぶつけたり、何かが飛びかかってきたりすると危険なため、見えない・聞こえない・感じられないでは犬も不安なはずです。何か一つは、自分の身を守れる器官を残してあげられるようにしましょう。

 

トリミングもやめた方がいい?

被毛が長く伸び続けるような犬種は、定期的なカットが必要になりますが、顔の毛を短く整えたのに所々から太いヒゲが飛び出している、なんて状況はできれば避けたいでしょう。切っても構わない部分ではありますが、必ずその後の行動などをチェックし、何かヒゲを切ったことで変わってしまったと感じるようなことがあればなるべく切らずに残していく方向にするのが良いでしょう

ストレス反応が見られたり、後戻りできないような狭いところに入ってしまう、物によくぶつかる、食べこぼしが多くなった、などが見られる場合はヒゲカットが影響しているかもしれません。

ヒゲカットはプロの技

うちの子はヒゲを切っても特に問題がなさそう!とわかっても、安く済ませるためにヒゲカットを自宅で行うのは絶対にやめてください

顔まわりのカットは技術が必要な箇所であり、ヒゲの根元には盛り上がった皮膚があり、そこを避けてなるべく根元に近い部分でカットしなければならないため、かなりの腕が必要です。仕上がりの違いが出るからやるべきではないのではなく、素人が手を加えると必ず怪我をさせる部分です。愛犬のことを思うのであれば、お金がかかっても、必ずプロに行ってもらうようにしてくださいね。

 
 

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