2017年6月14日更新

猫のひげの役割は?猫のひげが抜けても大丈夫?【動物看護師が解説】

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

猫のひげってとっても大事なものだってご存知ですか?犬はトリミングで故意的に無くしたり、短くしたりすることがありますが、猫はそうはいきません。障害物の位置や体の幅もひげで測っているのですよ。猫の目の前に不思議なものを置くと、まるでひげが観察しているかのように前方へ集まるほど、猫のひげは生きる上で重要な器官と言えるのです。

 

猫のひげの役割は?

先ほどもお伝えした通り、猫のひげはとても大切な役割を果たしています。隙間に入る時に「入れるかなー?」なんて調べるのもひげの役割です。ひげが当たらずに入れるところは、大抵体も楽に通すことができます。見たこともないものを観察するときも、ひげの先を前方に寄せ、嗅いだり、見たりして確かめます。猫のひげはとても敏感な器官なので、ご飯を食べるときにお皿のヘリがひげに当たったりすると食欲を無くしてしまうこともあるほどです。

愛猫が、顎や頭はよくても、頰のあたりを触るのは嫌がるような時はひげを触ってほしくないと思っているのかもしれませんよ。

大切な猫のひげひげが抜けた?切れた?

猫のひげがどれだけ重要かはわかっていただけたと思いますが、そのひげが抜けたり、切れたりしていたら心配になってしまいますよね。実際に、暖かいヒーターの前にいたらひげが焦げたとか、床を掃除していたら根元から抜けたひげを発見したとか、よくある話ですよね。そんなに大事なら、焦がしたり抜けたりしないでほしいものですが、自然に抜けることは特に問題ありません。

人間の毛と同じように、猫の毛・ひげも成長し、やがて成長が止まり、抜けていきます。このサイクルは自然に行われているので、引っ張ったり切ったりしていないのに抜けている場合は、抜ける時期なんだなと思って大丈夫でしょう。

 

猫のひげが頻繁に抜け落ちている?

自然に抜けるものだから大丈夫とはいえ、猫のひげがすべて一気に抜けて、一気に生えるわけではありません。

一本一本にそれぞれのサイクルがあるので、抜ける時期は恐らく別々でしょう。猫のひげは大体半年に一度生え変わるので、全体の本数によりますが、半月に一度程度抜け落ちたひげを見るのは普通のことかもしれません。毎日のように抜けていて、猫のひげがなくなっているような時は正常ではないので注意が必要かもしれません。

猫はひげが痒い?

猫が顎や頰を頻繁に後ろ足で掻いていたら、注意が必要です。毛穴に炎症が起きて痒い可能性もありますし、皮膚炎が起きているかもしれません。やはり頻繁にかくと皮膚を傷つけ、抜ける時期ではないひげが抜けてしまう原因にもなります。頻繁に掻いている姿が見受けられたり、ひげが無くなるほど頻繁に抜けている様子があれば、一度かかりつけの動物病院へ受診して、皮膚や毛穴を調べてもらうと良いかもしれませんよ。

猫のひげはとても大事な器官。いたずらで抜いたり、切ったりしないようにしてくださいね。

 
 

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