『セラピー犬』の役割とは?人の心を癒すアニマルセラピー

アニマルセラピーという言葉をご存知でしょうか。それは、動物と触れ合うことで、人の心を癒そうという試みのことを指します。アニマルセラピーには、様々な動物によって行われています。基本的には、愛情深い哺乳類が選ばれます。アニマルセラピーを受ける人の多くは、心身のどちらか、または両方に傷を抱えた患者さんが対象となっています。そのため、問題が生じることも少なくはありません。しかし、アニマルセラピーによって心を動かされた方は非常に多いです。ここでは、アニマルセラピーの中の『セラピー犬』にスポットを当てご紹介します。

 

セラピー犬の役割

セラピー犬がお仕事をする対象は、基本的に患者さんです。セラピー犬の役割は、そのような方々を元気にすることになります。ただ、それは決して簡単なことではありません。セラピー犬と触れ合うことが逆効果になってしまうことがあるのです。

 

セラピー犬の抱える問題

心を病んでいる方は、心を閉ざしてしまっていることが多いです。その要因が、深い悲しみや苦しみによるものであることがあるので、心の開いてもらうことが非常に困難になります。

癒すべき患者さんを傷つけてしまうことがある

心を閉ざしてしまった人の心を動かすためには、信頼関係が必要です。信頼関係を築くためには、長い時間と特別な愛情が必要になります。それが達成できなければ、患者さんがセラピー犬に対して期待した分だけ傷ついてしまうことになります。

 

セラピー犬に期待する効果

セラピー犬に期待されている効果は多岐に渡っています。それが単純ではないからこそ、多くの期待がかけられ、状況に応じて様々な効果を期待されているのです。セラピー犬に期待される効果について触れていきます。

心理的効果

セラピー犬と人との接触によって、心理的な効果を期待されています。具体的には、愛情を呼び起こすことです。それによって心が前向きになり、精神的な病を治療します。

生理的効果

セラピー犬との接触の際に、人の脳内からドーパミンが分泌されます。ドーパミンが出ると、楽しいと感じるようになり、それに伴って自律神経が活性化し、心拍、血圧の改善といった効果を得ることができます。

社会的効果

セラピー犬と接することで、接触することの喜びを知ることができます。それによって社交性が生まれ、自発的なコミュニケーションをとれるようになっていきます。生き物と関わることを通じ、外部との接触の機会につながっていくのです。

 

セラピー犬の使命と今後の可能性

セラピー犬には、人と接することで、心を閉ざしてしまった方に愛情を思い起こさせるという最重要課題があります。その鍵を握っているは、セラピー犬自身からの愛情表現をどれだけ人に伝えられるかどうかです。犬という生き物は、人に対する愛情深さを持った動物です。長いスパンで人と関わることができれば、セラピー犬の可能性を広げていくことにつながり、より大きな成果をあげることができるようになるはずです。セラピー犬と人が時間をかけて信頼関係を築いていける環境を作りあげることを願っています。

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