言葉を使った犬とのコミュニケーションは、“家族で統一”が鍵!

突然ですが飼い犬を叱る場合、どんな言葉で叱っていますか?「だめ」「いけない」など、いくつも使っていませんか?“言葉”は飼い主と飼い犬を結ぶ大切なものです。そこで、今回はこの“言葉”を使った犬とのコミュニケーションの取り方についてお話しします。

 

“褒め言葉”と“叱り言葉”

飼い主と飼い犬のコミュニケーションにおいて大切な“言葉”ですが、その中でも“褒め言葉”と“叱り言葉”というものがあります。言わずもがな、“褒め言葉”とは犬を褒めるときに使う言葉で、“叱り言葉”とは犬を叱る時に使う言葉です。

犬は飼い主の発する言葉の中から、巧みに“褒め言葉”と“叱り言葉”を拾い、自分の行動が褒められているのか叱られているのかを判断し、学習していきます。

 

大切なのは“統一すること”

“褒め言葉”と“叱り言葉”は各家庭で好きな言葉を決めて使います。しかし、ここで大切なのは『家族全員で言葉を統一すること』です。
例えば、「だめ」という時にも、お父さんは「こら!」といい、お母さんは「いけません!」という。人間ならどちらも同じことを言っているとすぐにわかりますが、犬は混乱してしまいます。

混乱している間に、自分のとった行動が褒められているのか叱られているのかもわからず過ぎ去ってしまうのです。これでは犬が学習できないばかりか、飼い主も犬に言いたいことが伝えられず、“言葉”がコミュニケーションの役割を果たせていません。

 

指示の言葉も統一しよう!

飼い主と飼い犬のコミュニケーションにおいて、“褒め言葉”と“叱り言葉”と同じくらい重要なものに“指示の言葉”があります。飼い主の望む行動を犬にしてもらえるよう、犬にわかりやすく、且つ家族全員が無理なく使える言葉を選びましょう。

日常生活を送る上で便利な指示のうち、「おすわり」「まて」「ふせ」などは問題ありませんが、「おいで」の指示は注意が必要です。

 

“おいで”の注意点と工夫

「おいで」を使ってはいけない状況があります。例えば「おいで」で飼い犬を呼んで爪を切ったり、無理やり抱っこしたり。
本来、「おいで」の指示はリードが外れてしまった時など、緊急時に必ず使えなくてはならない指示です。一般的に犬は爪切りを好みませんので、爪を切る度に「おいで」を使って呼んでいては、犬の「おいで」に対するイメージが悪くなり、万が一の場合に戻ってきてくれなくなってしまいます。
そこで、こんな工夫を紹介します。「おいで」ではなく、あえて「come」という言葉で教えておくのです。
このように、あえて家族が多用する言葉を英語に変えて教えると、後々その“言葉”に対するイメージダウンを未然に防ぐことができます。

“言葉”は使い方次第!

“言葉”は各家庭で様々なものが使われているでしょう。きっと各家庭の犬たちは、自分に関係ある言葉だけを上手に拾って、毎日の飼い主とのコミュニケーションを楽しんでいるはずです。
しかし、どの家庭にも共通して気をつけるのは、その“使い方”です。
例えば、飼い犬が何かいけないことをした時「○○(名前)、いけない!」と、名前を呼んで叱っていませんか?
“叱り言葉”はそれそのものにマイナスのイメージがあるため、もしも褒められることよりも叱られることの方が圧倒的に多い犬だったら、きっと自分の名前が呼ばれただけでどこかに逃げてしまうようになるでしょう。
そこで、『叱り言葉を使う時には名前を呼ばない』という工夫が大切です。
愛情込めてつけた飼い犬の名前なので、呼んだら一目散に飼い主の元に来てくれたら飼い主も楽しいですね。
飼い犬に言葉を投げかける時は、人間とは違うということを意識し、工夫して使っていきましょう。

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