犬にもツボがある!?ツボ押しとマッサージで体調改善♪

人には約360箇所のツボが全身にあるといわれています。同じ哺乳類である犬や猫にも同等のツボがあるといわれています。もちろん、それぞれのツボの効果も変わりません。実際に鍼灸治療が受けられる動物病院も少なくなく、西洋医学と併用して東洋医学を治療に取り入れることを希望する飼い主さんも増えてきているようです。さすがに鍼灸となると専門的な知識と技術が必要ですが、ツボを指で押してあげるだけならすぐにでも取り入れてあげられます。

 

ツボにはどんな効果があるの?

ツボや漢方というのは東洋医学の理論です。それによると私達には「気」という生命の源とされるエネルギーが流れていて精神的、感情的なものも「気」に影響されているそうです。「気」は経絡とよばれる全身に張り巡らされた道筋を流れ血液等の流動を指示しています。経絡を線路とするならツボは駅のようなもので、気は電車というところでしょうか。

「気」の巡りが停滞すれば体の不調として現れます。ツボ押しとは、「気」が停滞している場所を刺激することでエネルギーの循環を良くしてその結果、体の不調が改善されるというものです。

 

ツボの押し方は?

ほとんどのツボは筋肉と骨の間にあるくぼみに位置しています。病気や症状によって〝くぼみ〟にあるツボを探してみて下さい。愛犬に指圧するときは15~60秒間一定の強さで押すようにして下さい。指を曲げずにまっすぐ押します。親指、人差し指どちらでもかまいません。ゆっくりと押していき少しずつ深めていきます。必ず愛犬の反応があるはずです。強すぎると嫌がりますし、気持ちいいと動かずにさせてくれます。

目安としては小型犬なら500グラム~1キロ、大型犬なら2キロ~3キロの強さで指圧します。体重計やキッチンスケールを実際に指で押してみるといいと思います。最初は慣れなくてもやっていくうちにだんだんと感覚がわかってきます。

 

ツボの場所と効果は?

心兪/背骨の両側。4番目と5番目の肋骨の間。
*心臓に直接働きかける。心疾患治療に重要なツボ。

肝兪/背骨の両側。9番目と10番目の肋骨の間。
*すべての肝機能障害の治療に使える。ストレスがたまってイライラしてる時などにもいい。

脾兪/背骨の両側。11番目と12番目の肋骨の間。
*胃腸の働きを助け消化を良くする。下痢や消化不良に効く。

腎兪/背骨の両側。2番目と3番目の腰椎の間。
*腎臓に働きかける。骨や関節の治療、膀胱系の疾患にも用いる。体を温める働きがある。

大腸兪/背骨の両側。4番目と5番目の腰椎の間。
*下痢や便秘の時に大腸のバランスを整える。腰痛にも効く。

膀胱兪/仙骨の上。背骨の両側にあるくぼみの中。
*膀胱に関するあらゆる疾患に効く。生殖器の異常、膀胱炎など。

 

痛がるときはどうすればいいの?

ここに挙げたのは代表的なごく一部のツボです。そのほか様々な疾患に効くという数百のツボがあります。ツボは1つが直径0.1~0.5センチくらいの小さなものですが、神経や末梢血管が集まって経絡という全身に張り巡らされたネットワークで繋がっています。ツボを刺激した時に特定のツボで体をピクッと動かしたり痛がっているようなら、そこがこっているかそのツボに関係する内臓が疲れている可能性があります。はじめはそっと押してどのくらいの強さなら嫌がらないのか、愛犬の様子をうかがいながら行なってください。嫌がる時は無理せずに撫でるだけでもいいでしょう。私達と同じで、その日の体調によって痛いところ、疲れているところは変わります。日頃からツボ指圧をしていると表面に出てきていない体の不調にも気づいてあげることができます。

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