2017年5月3日更新

母もレイちゃんも救われました【ねりまねこブログ】

飲まず、食わず寝たきりとなったレイちゃん

息を引き取りました。

レイちゃんの口内炎が悪化しごはんを食べられなくなったのは2年前からです。

当時、寝たきりの父を介護していた母は

「お父ちゃんとレイちゃんのどっちが先に逝くかね・・・」と
溜息をついたので、

私は
「レイちゃんはまだまだ死なないよ。死なせないから。」
と、ちょっと怒りました。

そして2年の間、

動物病院で治療し、薬やサプリを飲ませ続けました。

母は、
私に負担をかけたくなくて余計なことをしなくてもいい
自然のままでいいと言っていました。

実家に猫が途切れたことはなく、これまで、5匹の猫を母は看取りましたが

レイちゃんほど痩せ衰えて
汚く、臭くなった猫はいませんでした。

もっと若くて悲惨な姿をさらす前に死んでいたからです。

それまでの猫たちは余計な治療はしないので、寿命は短いけれど、

痛みや苦しみも短かったです。

人間と同じく猫も寿命が延びて

治療や介護の時間が長くなるとともに、猫の痛みや苦しみも長くなり、飼い主の負担も増してきました。

それもようやく終わりました。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

2006年、千葉の田舎の納屋猫として生まれ、

母に出会い、野山で自由に暮らしていました。

2013年
父の介護のため東京のマンション(ペット不可)に引っ越すことになり、

レイちゃんを置き去りにできないので私達が引き取りました。

小さな家に閉じ込められ多頭飼いで不自由な思いをさせました。

(飼い猫のとらと、レイちゃんのケンカの間に入り、巻き込まれました)

やがて環境に馴染み、うちの子となったレイちゃん

2年間の長い治療・投薬生活も終わり

最期は苦しむことなく穏やかに眠るように逝きました。

お心にかけてくださった皆様、
本当にありがとうございました。

レイちゃんは荼毘に付します。

ご香料やお花は、お気持ちだけいただきご辞退申し上げます。

大切なお金は生きている猫のために使ってあげてください。

レイちゃん、さようなら

レイちゃんの遺影の写真を探してみて

こんなにきれいな猫だったんだ、
と改めて気づかされました。

1年前から、こんな状態だったのですっかり忘れていました。

レイちゃんは野良猫とは思えない素直ないい子でした。

一度も家に入れたことがなくても、レイちゃんは母の飼い猫でした。

来たばかりのころはこんなに太ってました。

レイちゃんは当初、我が家の飼い猫を嫌っていたので

レイちゃんの幸せのために一頭飼いしてくれる飼い主を探すことも検討しましたが、
母の生きがいなので、残すことにしました。

うちに来てたった3年の短い命だったので
誰にもあげないで良かったです。

月日が流れいつしか、飼い猫とも穏やかに暮らせるようになりました。

レイちゃんがいる頃はあちこちがヨダレで汚れ困っていましたが、

掃除をするのもこれが最後です。

口内炎についてはたくさんのアドバイスをありがとうございました。
いろいろなサプリメントも試しました。

ほとんどは、効果があったのかなかったのかよくわかりませんでしたが

その中で効果を実感したのはクマザサエキスでした。↓

ただ、残念なことにレイちゃんが口に液体を入れるのを嫌がり途中で断念しました。

母はレイちゃんが死ぬ前にお別れに来てくれました。

死の2日前はまだかろうじて歩けて、母のこともちゃんとわかっていました。

死の前日は寝たきりでしたが頭を起こすこともできて
砂糖水をシリンジで飲ませました。

レイちゃんが死んだことを母に電話で伝えたら

泣きながら、
「ありがとう、ありがとう本当にお世話になりました」
とお礼を言われました。

レイちゃんを千葉に置き去りにしないで良かった。

私達が3年がんばるだけで母もレイちゃんも救われたのです。

高齢者が猫を飼い続けられなくなる問題はこれから、ますます増えていくでしょう。
人も猫も不幸にならない解決策はないのか。
これからも考えていきます。

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

ねりまねこブログ

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