2017年5月10日更新

猫シンポジウム@練馬1【ねりまねこブログ】

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

 

【2/11猫シンポジウム@練馬】

昨年につづき、320人を超える方がお集りくださいました。


最初の講演は大阪ねこの会 荒井りかさん

大阪の取り組みは全国の参考になるので、ずっとお招きしたかった方です。

私が荒井さんと知り合ったのは、

大阪で毎年行われた「公園猫を考えるセミナー」という
大規模なイベントです。

大阪市のお招きを受けて2012、2013、2014年と私は3回、講演しました。

【2012年は、当時練馬区保健所の石森さんも一緒でした。】

全国に先駆けて公園で猫の適正管理を行う「公園ねこサポーター制度」が
始まったきっかけは中之島公園です。

ビジネス街の中心川の中州にある公園です。

2007年、その公園が再整備のため閉鎖され約80匹の猫が取り残されました。

放っておけばエサもなく餓死し工事に巻き込まれトラックに轢かれ悲惨な死が待っていました。

猫達を見殺しにできず「小さな命を守りたい」と思う普通の市民が集まり「中之島公園猫対策協議会」ができました。

知恵も、経験も、お金も、人脈も、権力もないごく普通の人達ですが小さな力を合わせて関係各所に掛け合い
猫達のシェルター「猫の家」を作り、助け出すことができました。

シェルターの猫は飼い猫になったり、天寿を全うし、頭数は年々減っていきました。

10年経った今、猫たちは、高齢化し、終わりが見えるようになってきました。

東京でもオリンピックに向けて再開発が進み、猫たちが居場所を失う同じような事例が増えています。
中之島の話は対岸の火事ではなく、我が身の問題なのです。

市民と行政が協力することで猫の問題は解決できるというモデルを示したことで
大阪市内の公園で市民と行政が協働して野良猫対策を行う「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が始まりました。

大きな公園は捨て猫という課題がありますが、小さな公園では元は30匹いたのが1匹になったり、ゼロになったり、ハッキリした成果が表れています。

新しい制度を始めるのは困難ですが、すでに大阪の例があるので、いずれ全国に同様の取り組みが広がると期待しましたが、残念ながら、そうはなっていません。

ただ、公の制度がなくても市民ボランティアの活躍で、個々の公園においては、野良猫対策が行われる場所も増えてきました。

私達も2つの公園を管理地域とし、全頭手術、適正な管理を続けています。
数年経過するうちに猫の頭数の約8割は減りました。

公園管理と市民の間で協議し、なかばオフィシャルな適正管理が行われる公園も出てきています。
明日は、大阪の猫ボランティアさんのネットワーク化についてこれもお手本になります。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

私が大阪でスゴイと思ったのは、ネットワークづくりです。

大阪ねこの会は現在852人Σ(゚д゚;)

猫ボラ中心の組織では、日本最大級です。
目標は1000人

それだけ集まれば社会への発言力も増します。

行政や議員も耳を傾けてくれるでしょう。

どうしてこれだけたくさんの人が集められたか?

まず、会費は無しでハードルが低いことと

参加して得になること楽しいことがあるからです。
その最大のポイントはどうぶつ基金との協働で、無料の不妊・去勢手術が受けられること

「やるで!大阪さくらねこTNRプロジェクト2016」は2016年4月~2017年1月までの一年足らずで1891匹の手術を行いました。

猫の問題は山積しています。

野良猫の繁殖や、捨てられた猫、多頭飼育崩壊や高齢者が飼えなくなった猫
放っておけない善意の人達だけが大変な苦労を強いられています。

とても一人では支えられません。

そこで、お互いを支えあう仲間づくりが必要だったのです。

体力のある人時間のある人、車の運転ができる人猫の預かりができる人、寄付ができる人チラシのデザインができる人

それぞれができることを持ち寄ればチームとして、救える猫の数が増えます。

活気的だと思ったのはタウンミーティング

猫の問題は地域社会で解決するのが理想です。

そこで大阪のエリアごとに、ボランティアさん同士が知り合い、情報交換ができる場を作りました。
時には、行政、町内会や、議員さんまで来て情報共有ができたそうです。

最終的には
「保護しなければいけない猫や殺処分をゼロにする」
のが目標だそうです。

実は・・・、
過去に東京でもゆるやかなネットワークづくりをめざし、

猫ボラさんの情報交換会「地域猫オフ会」がありました。

私達が幹事になった第4回の様子がこちら↓
2014年11月第4回地域猫オフ会

当時のブログを見ると、

この活動を牽引する行政マン、獣医師、弁護士、動物愛護活動家が集まり約100人の参加者と、ワークショップまで行い、大変、有意義でレベルの高い勉強会でした。

残念ながらこれを最後に、幹事のなり手もなく続いてませんが
本当は、ボランティアさん同士の交流やスキルアップの機会があった方がいいのかもしれません。

捕まえられない猫の捕獲方法とか公の場では話せない、トラブルのケーススタディとか、

何より自分一人ではないことを知ってもらうために

 
 

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