2017年5月24日更新

新しいTNR>THVR【ねりまねこ】

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

 

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千代田区・練馬区の事例発表の後、
日本獣医生命科学大学の田中亜紀先生の講演

「飼い主のいない猫対策の科学的知見」

とかく感情で語られがちな野良猫問題を米国で科学的に研究しています。

世界中どこにでものらねこ問題はあります。
アメリカにはペットと同数程度ののらねこがいて
8-12%の家庭が餌やりをしています。

一方、日本では
4.7%の家庭が餌やりをしています。

外猫の手術については

不妊手術をしてる 34-46%
これからしたい 8-15%
するつもりはない 10-19%
わからない 23-43%

手術をするのが当たり前にはなっていません。

野良猫がどこから来たか考えれば、

人間が野良猫を生み出したことがわかります。

野良猫の生活は過酷です。
75%の子猫が生後6か月以内に死亡/いなくなる
猫の平均寿命は5年

TNRの効果は
繁殖を抑制するだけではありません。

  • 戻すことで、新しい猫が入らない
  • 社会性のある猫となり、譲渡に効果的
  • 外猫の生活の質があがる
  • 放浪、スプレー、ケンカ、疾患の伝搬が減る

➡これらにより、近所の苦情が減り
外猫に対する市民の関心は向上します。

米国での大規模TNRの成果

7年間で1376頭のTNRを行い、35%を譲渡、22%が死亡/安楽死、40%元にもどす方法で2000頭が500頭まで減りました。

新しいTNR
THVR(精管結紮、子宮摘出)TNRよりも頭数制限効果のあるTHVRという方法が出てきました。

THVRとは

単に
neuter 手術するだけでなく

Trap  捕獲する
Hysterectomy 子宮摘出術
Vasectomy  精管結紮術
Return  戻す

ホルモンを残すことで、ケンカをし
交尾もすることで、

猫の寿命が延びません。

TNRを75%した場合、子猫の6か月生存率は76%
TNRをしない場合は、生存率は32%

オス猫のTNRをしないと子猫の生存率は下がります。

だからTHVRの方が頭数制限効果があります。

現実的には

THVRは捕獲35%で50%減の効果があります。
TNRでは捕獲57%でも25%減の効果しかありません。

TNRの効果は

閉鎖空間
集中的
長期的
社会性のある猫を譲渡した方が頭数減少効果は高い

捨て猫については継続的なモニターと管理で予防します。

まばらに広範囲は効果なしコロニーをすこしづつも効果なし

最終的に外猫の解決策は

TNRは妥当で正当

猫好きも猫嫌いも、地域の協力が必要

ボランティア(捕獲・管理・譲渡)は必須

結局のところ

不妊去勢手術

動物は家族の地域の一員であり、殺処分0だけでなく動物福祉100%をめざす教育が必要です。

 
 

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