2017年4月10日更新

リンレイと岐阜大学の研究でわかった!「すべり止め床用コーティング剤」には犬の脚のトラブルを防ぐ効果が

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編集部

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走るのが大好きな犬のイメージにはそぐわないかもしれませんが、最近、脚の脱臼や関節炎などに悩まされる犬が増えています。その原因のひとつがフローリングなどのすべりやすい床。つるつるに磨かれた床は綺麗ですし、掃除もしやすくペットのいる家には好まれることが多いのですが、犬にとってはすべりやすく脚を傷める場合もあります。この問題にひとつの解決策を出したのがリンレイと岐阜大学。産学連携で行った研究で「すべり止め床用コーティング剤」のメリットを明らかにしました。

 

床を貼り換えなくても大丈夫。すべり止め床用コーディング剤が犬を救う

トイプードルやチワワ、ポメラニアン、マルチーズなどの小型犬は最近、犬好きの中でも人気ですがこれらの犬種に特に多いのが膝蓋骨脱臼などの脚のトラブル。地面の上を走る時にはストッパーとなる肉球や爪が、フローリングでは役に立たず、滑って必要以上に犬の脚に負担をかけることから発症する病気です。膝蓋骨脱臼のような脚のトラブルは放置しておくと歩けなくなることも多いため、若い頃から対策が必要ですが、実際はなかなか対策が進んでいません。実際にフローリングの床の上で犬を飼っている家は約500万世帯以上あり、そのうち約60%の家庭で犬の滑りが確認できていると言われているのです。

予防に一番良いのは床をコルクのような滑らない素材に変えたり、カーペットを敷いたりすることですが、コストもかかりますし、掃除しやすいフローリングを維持したいという飼い主さんも少なくないはずです。そこで、リンレイと岐阜大学が目をつけたのが既存の「すべり止め床用コーディング剤」を犬の脚トラブル防止に活用するというアイディア。リンレイは床用ワックスメーカーとしてパイオニア的存在ですし、一方の岐阜大学は国内有数の獣医学科を擁する動物のプロ集団。それぞれの得意分野を活かして「滑り止め床用コーティング剤」の効果を研究することになりました。実験には「滑り止めコーティング剤」を塗布した床と、塗布していない床の両方を用意。脚の関節や神経に疾患のある犬10頭の歩き方をOlby scoreなど犬の歩様検査により解析するかたちで行われました。その結果、「すべり止め床用コーティング剤」に明らかな滑り防止の効果があることが分かったのです。
画像出典:@Press

高齢になればなるほどリスクが大きくなる脚のトラブル。早目に対処することが大切

犬の脚のトラブルは高齢になればなるほどシビアになり、症状も重くなります。トラブル防止は若いうちから早目に始めるのがおすすめです。まだ、元気なうちにコストのかかるリフォームに踏み切るのは抵抗がある飼い主さんも、普段使いできる床用コーティング剤なら気軽に試せるのではないでしょうか。

 
 

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